Happy Mother’s Day! ~母に感謝のコンサート2025 in TOKYO~ オフィシャルレポート到着

ストーリーテラー・内田也哉子、ホスト・森山直太朗上白石萌音、大橋トリオ、藤原さくら、オフィシャルピアニスト・桑原あい 出演

2025年5月6日(火祝)に東京・Bunkamuraオーチャードホールで行った「Happy Mother’s Day!~母に感謝のコンサート2025 in TOKYO~」のオフィシャルレポートが到着しました。

■オフィシャルレポート

 回を重ねるたびに思い出が増え、「またここで会いたい」という気持ちが強くなる。2022年の初開催から4年目を迎えた「Happy Mother’s Day!~母に感謝のコンサート 2025 in TOKYO~」が、5月6日に渋谷Bunkamuraオーチャードホールで開催された。「この世界の全ての母親に感謝の思いを込めて、音楽の花束を贈ろう」というテーマのもと、5月の風物詩としてすっかり定着した人気イベント。今年はどんな名場面が生まれるだろう?

「とても親密なコンサートになると思います。お母様のことを思い出しながら、音楽の調べとともに、じっくりと楽しまれてください」(内田也哉子)

 司会進行をつとめる内田也哉子、森山直太朗のコンビも4年連続で息はぴったり。今回の新趣向、ステージに置かれたアンティーク風の椅子と机は森山の私物で、よりアットホームな雰囲気でゆったり。「トップバッターは誰でしょう? 私です(笑)」と笑いを誘いながら、まず森山が「さくら」をアコースティックギター1本の弾き語りで。高い天井と大きな側壁を持つ、クラシック音楽に適したホールいっぱいに美しいファルセットが広がる。贅沢な時間の始まりだ。

 続く「新世界」は、デビュー20周年ツアーのドキュメント映画『素晴らしい世界は何処に』のテーマ曲。一昨年に父親をなくした森山の思いと、幼い頃に母をなくした父の思いを重ね合わせたバラードは、歌の背景が語られたあとに聴くとより深みが増す。コンサートのオフィシャルバンド、須原杏Stringsの演奏も素晴らしい。

そしてオフィシャルピアニスト・桑原あいを加えてもう1曲、「アルデバラン」は2021年のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」主題歌として森山が作り、AIが歌ったもの。この曲を選んだ理由はもちろん、ドラマでヒロインを演じた上白石萌音がこのあとに登場するから。会場いっぱいの手拍子を集めて、エンディングはゴスペルのような熱い盛り上がりだ。

「ここオーチャードホールは、母が主戦場としている会場です」

 もう1曲いいですか?と言って歌った「Eternally~エターナリー~」は、森山の母・森山良子が得意とする曲で、手回しオルゴールのメロディに合わせて歌う姿も母そっくり。桑原あいのピアノソロがそのあとを引き継ぎ、さらにこの日の二番手の歌い手・藤原さくらが登場して「Smile」を歌う、チャーリー・チャップリンの曲を並べる演出はお見事のひとこと。独特の倍音を含む豊かな低音を響かせる、ジャズとソウルの深みを感じさせる魅力的な歌声で、昨年リリースしたオリジナル曲「daybreak」を歌う彼女を、椅子に腰かけた司会進行の二人が優しく見守っている。

「大人になって、上京して一人暮らしを始めてから、母を一人の人間として見られるようになった気がします」

 自分の歌の一番のファンで、コンサートでは最前列で見ていたり、カバー曲のリクエストをくれたり(「Smile」も母のリクエストだそう)。常に応援してくれる母に捧げるアメリカン・ポップスのスタンダード「L-O-V-E」は、ジャジィなリズムに観客の手拍子を加えてにぎやかに。直後の森山直太朗と内田也哉子とのトークでは、「母とは年々、友達感が増しているかも」と言いながら、実家に帰ると同じ部屋で寝る話や、洋菓子や雑貨を扱う店を営む母のお菓子作りの話など、楽しいエピソードで会場を和ませてくれた。

 続いてはこの日の三番手のアーティスト、大橋トリオ。アコースティックギターのチューニングに時間をかけて「まだしゃべってていいですよ(笑)」と言ったり、森山直太朗の「さくら」を一節口ずさんで拍手をもらったり、自然体のたたずまいで1曲目から観客の心をキャッチ。「はじまりの唄」「ホルトノキ」はどちらも親の目線で子供たちの成長を見つめるバラードで、柔らかく繊細な歌声とアコースティックギターに、ピアノとストリングスがそっと寄り添う。大人がゆったり楽しめる、上質なポップスの世界だ。

「ここでスペシャルシンガーをお迎えします」

 残り1曲を歌うために呼び込まれたのは、かねてより大橋トリオと親交のあるシンガー&アクトレス、上白石萌音だ。大橋がマンドリンを弾き、二人でデュエットする「窓」は、かつて大橋トリオと矢野顕子の共作として世に出、上白石も大のお気に入りという美しいバラード。最近も自身のライブで歌ったそうで、「本家」との共演に緊張の表情を見せつつ、歌い始めた途端に豊かな声量で観客の目と耳をくぎ付けにする。シンガーの巧さとアクトレスの表現力を兼ね備えた、素晴らしいパフォーマンス。

 大橋トリオ、上白石萌音、内田也哉子による母親トークでは、3歳の大橋がテレビのCMソングを真似してピアノで弾くのを聴いた母が、「あなたには音楽の才能がある」と褒めてくれたエピソードを語ったり、森山、上白石、也哉子のクロストークでは、上白石の母は昔中学校の音楽教師とピアノの先生をしていて、「上白石家の中では一番歌が上手」というエピソードが明かされたり。この母にしてこの子あり、というエピソードがたくさん聞けるのも「母に感謝のコンサート」の大きな楽しみだ。

 コンサートもそろそろ終盤に差し掛かった。これまで司会進行に徹してきた内田也哉子が初めてステージ中央に立ち、「ストーリーテラー」としてスポットライトを浴びる時間だ。「私たちはみんなお母さんの子供たちーー」という、4年前に発表された自作のエッセイは、毎年少しずつ内容が書き加えられて進化している。内田也哉子自身の内面の変化が、そのまま言葉になっていくのだろう。母への感謝から平和のメッセージへ、今年のストーリーはいつにも増してより普遍的で、壮大な視点が強く印象に残った。

 朗読が終わり、灯りの落ちたステージの上で、椅子に腰かけていた上白石がアカペラで歌い出す。桑原あいのピアノがそっと寄り添い、須原杏Stringsが軽快なリズムを刻みだす。まるでミュージカルのような演出がとてもおしゃれな曲、ジャズ・スタンダードの「On The Sunny Side Of The Street」はみなさんご存じの通り、上白石がヒロインの1人を務めたNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で重要な役目を担った歌だ。なんて心憎い選曲だろう。

「初めて(しっかりと)母親の役を演じて、それは自分にとってとてもセンセーショナルな体験でした」

 ドラマで娘から母親への心の変化を演じたことで、あらためて母親の大切さを実感したのに加え、その後は、相容れないタイプの人に出会った時にも「この人も人の子なんだ、と思うと怒りが収まります(笑)」と言って笑いを誘ったり、歌もトークも愛らしさ満点。さらに「カムカムエヴリバディ」で感じた思いを曲にした「君の名前」を歌い、森山直太朗が提供した「懐かしい未来」を作者の森山とデュエットして、エンディングでは観客にコーラスを呼びかけて、観客の心を一つにする。1曲が1話のドラマのように濃密な、これがアーティスト・上白石萌音の世界。

 グランドフィナーレは、今日の出演者がステージ上に集合して、「母に感謝のコンサート」のテーマソングとも言える「ロマンティーク」(作詞・内田也哉子、作曲・森山直太朗)を全員で演奏。また来年の再会を約束して、2時間半に及ぶコンサートは幕を下ろした。

これまで以上に選曲と演出を練りこみ、一つの舞台としての完成度が一気に高まった今年の「Happy Mother’s Day!~母に感謝のコンサート 2025 in TOKYO~」を体験すれば、早くも来年の開催に期待せずにはいられない。会場の出口で、自由に持ち帰れる赤いカーネーションを一輪手に取り、駅まで歩く心がとてもあたたかい。また一つ増えた思い出を持ちよって、来年もきっと会いましょう。

文=宮本英夫、写真=福岡諒祠(株式会社GEKKO)

■公演概要

【公演名】Happy Mother’s Day!~母に感謝のコンサート2025 in TOKYO~

【ストーリーテラー】内田也哉子

【出演】森山直太朗、上白石萌音、大橋トリオ、藤原さくら

【オフィシャルピアニスト】桑原あい

【オフィシャルバンド】須原杏カルテット

【公演日時】2025年5月6日(火祝) 開場17:00/開演 18:00

【会場】Bunkamura オーチャードホール(東京都渋谷区道玄坂 2-24-1 Bunkamura3F)

【チケット料金】全席指定 9,800円(全席指定/税込) ※未就学児入場不可

【公式HP】https://happymothersday.srptokyo.com/

【主催・企画・制作】サンライズプロモーション東京

【お問い合わせ】サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)

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ビジネスカテゴリ
音楽

会社概要

URL
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業種
サービス業
本社所在地
東京都港区北青山2-11-3 A-PLACE青山6F
電話番号
03-5772-7221
代表者名
高橋一仁
上場
未上場
資本金
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設立
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