凸版印刷、AIを活用した「事業計画書作成支援システム」を開発

財務専門家の知見とAIを組み合わせた、ビジネスモデルの比較・提案機能を搭載事業開発人財の社内育成プログラムで活用

 凸版印刷株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:麿 秀晴、以下 凸版印刷)は、必要情報を入力するだけで事業計画書を手軽に作成できる、AIを活用した「事業計画書作成支援システム」を2021年5月に開発。2021年5月20日(木)より、凸版印刷の社員向け研修プログラム「新事業開発人財育成プログラム」に導入を開始しました。

「事業計画書作成支援システム」のイメージ © Toppan Printing Co., Ltd.「事業計画書作成支援システム」のイメージ © Toppan Printing Co., Ltd.

■ 開発の背景
 凸版印刷は、次世代型の人財開発のあるべき姿を調査、研究、検証するために2017年に人財開発ラボを設置しました。その中で、AIを人間機能の拡張ツールと捉え、テクノロジーを組み込んだ社内研修体系を確立することで、これまでにない価値創造につなげるアプローチを構築するべくテクノロジー研究会を2020年に立ち上げ、活動をしています。
 現在、凸版印刷で実施している「新事業開発人財育成プログラム」においては、作成に時間がかかる財務諸表を簡単に精度高く作成するとともに、他のビジネスモデルとの財務データの比較により、受講した社員がより幅広い視点で実現可能性を検証していくことが求められています。これらの課題を解決するため、テクノロジー研究会では、AIを活用した「事業計画書作成支援システム」を開発し、提案された新事業を効率的に検証し、より実現可能性を高めることを可能としました。

■「事業計画書作成支援システム」 の特長
・事業計画書を自動作成
 リーンキャンバスを参考にした所定のビジネスモデルフォーマットに、事業計画に必要な数値やテキスト情報を入力するだけで、事業計画書(財務諸表)を自動で作成できます。

・導出された財務諸表に対する即時フィードバック
 入力情報を基に自動で導出された財務諸表の各数値に対し、あらかじめ選択したビジネスモデルを踏まえた財務専門家の知見を組み込んだフィードバックを自動で表示。これにより、導出された財務諸表の妥当性を精度高く、即時に確認できます。

・選択したビジネスモデルからの類似企業との比較
 あらかじめ利用者が選択したビジネスモデルに対し、専門家が選定した実在する企業の財務情報を複数掲示。作成した財務諸表と、選択したビジネスモデルを導入する企業の財務情報を瞬時に比較し、差分を表示することで、より精度の高い事業計画の作成を支援します。

・財務状況が類似のビジネスモデルを自動提示
 作成した財務諸表に対し、1,000件以上の企業財務データを活用してビジネスモデルを解析。財務諸表の特徴が似ているビジネスモデルが表示され、利用者が気づいていない視点によるビジネスモデルの検討が可能です。

■ 今後の目標
 凸版印刷は今後も、AIを活用した「事業計画書作成支援システム」を活用し、「新事業開発人財育成プログラム」による新事業創出に貢献しうる人財育成を推進します。また本研修を通じて、システムの効果を検証し、社内の事業開発部門への導入や、外販についても検討します。

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以  上

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会社概要

TOPPANホールディングス株式会社

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URL
https://www.holdings.toppan.com/ja/news/
業種
情報通信
本社所在地
東京都文京区水道1-3-3
電話番号
-
代表者名
麿秀晴
上場
東証プライム
資本金
1049億8643万円
設立
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