~JR東日本スタートアッププログラム2023春の採択企業について~9件の提案を採択、DEMO DAY(発表会)で”スタートアップ大賞”を決定します!
○東日本旅客鉄道株式会社(代表取締役社長:深澤 祐二、以下「JR東日本」)とJR東日本スタートアップ株式会社(代表取締役社長:柴田 裕)は、ベンチャー企業や優れた事業アイディアを有する方々との協業によるビジネス創造活動 「JR東日本スタートアッププログラム」を進めてきました。 ○2023年度はさらなるオープンイノベーションを推進するため、春と秋の年2回募集を行っています。また、「地域共創」「デジタル共創」「地球共創(SDGs)」の3つをテーマに掲げ、未来を見据えた協業をベンチャー企業の方々と進めてまいります。 ○春は、2023年4月から参加を募り、合計104件の提案の中から9件を採択しました。 ○採択した提案および協業内容のDEMO DAY(発表会)を開催し、優れた提案に対して総合グランプリの「スタートアップ大賞」、「優秀賞」を決定します。採択企業はJR東日本グループと協業し、ご応募から約1年間のプログラム期間内で、順次テストマーケティングを行っていきます。 |
1.「JR東日本スタートアッププログラム」とは
ベンチャー企業や様々なアイディアを有する方々から、駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て実現していくプログラムです。2017年度に初めて開催し、今回を含めてこれまでに計120件の提案を採択。内閣府主催の2018年度第1回日本オープンイノベーション大賞において、経済産業大臣賞を受賞、2020 年度第3回同賞において、環境大臣賞を受賞しました。
2.2023春の採択企業
自社の製品・サービスまたはプロトタイプを有する、概ね起業10 年以内の企業を対象に、プログラム期間内のテストマーケティングを実施することを目指します。また、創業間もないベンチャー企業についてもJR 東日本グループにおける事業アイディアの採用や当社グループの支援のもと事業の具体化を検討していきます。
【採択企業一覧】
※1課題先行型マッチングイベント「STARTUP PITCH」からの採択
※2未来変革パートナーシッププログラム(https://jrestartup.co.jp/partnership-program/)からの採択
3.DEMO DAY(発表会)について
採択された9件の提案の中から、社外審査員を交えてスタートアップ大賞、優秀賞を決定します。DEMO DAYの様子はオンライン配信しますが、受賞企業および受賞者につきましては、改めてHP (https://jrestartup.co.jp/program/)でもお知らせします。
(1)配信日時
2023年12月6日(水) 14時から
視聴申込URL: https://jresup2023spring.peatix.com/
(2)審査員(50音順)
株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ 共同創業パートナー 仮屋薗 聡一氏
Plug and Play Japan株式会社 執行役員CMO 藤本 あゆみ氏
新規事業家 守屋 実氏
東日本旅客鉄道株式会社 代表取締役副社長マーケティング本部長 喜㔟 陽一
代表取締役副社長イノベーション戦略本部長 伊勢 勝巳
常務取締役グループ経営戦略本部長 伊藤 敦子
JR東日本スタートアップ株式会社とは
JR東日本スタートアップ株式会社は、JR東日本グループとスタートアップ企業との共創を推進するコーポレートベンチャーキャピタルです。
所在地:東京都港区高輪2-21-42 TokyoYard Building 7F
代表者:代表取締役社長 柴田 裕
株 主:東日本旅客鉄道株式会社(100%)
設立日:2018年2月20日
出資枠:50億円
連絡先:E-mail info@jrestartup.co.jp ホームページ https://jrestartup.co.jp
<参考>
【テストマーケティング詳細】
1.株式会社Agnavi(代表取締役:玄 成秀)
酒蔵×一合缶×鉄道IPによる地方創生
観光キャンペーンに合わせた地域の銘酒×鉄道IPデザインの日本酒一合缶をつくると共に、日本酒一合缶の体験店舗を展開します。地域の銘酒を市場に流通させ、都心部での沿線の魅力を発信し、地方への認知を高めることで、観光流動の創出を目指します。
実施箇所:福島、伊豆・熱海エリア 等
実施期間:2023年9月~
2.株式会社eMoBi(代表取締役社長:石川 達基)
地域課題に合わせた1次交通と2次交通の融合雛形づくり
日本初の無人駅での無人オペレーションによるモビリティ(電動トゥクトゥク)の貸し出しや、1次交通である鉄道と2次交通であるトゥクトゥクの融合による地域の観光資源の活用、オーバーツーリズムの解消など様々な観点を実証実験で確認し、JR東日本の様々な地域の課題に応用できる”1次交通と2次交通の融合雛形づくり”を行います。
実施箇所:奥多摩エリア・八王子エリア
実施期間:2023年10月~
3.HelloWorld株式会社(代表取締役Co-CEO:冨田 啓輔、野中 光)
子ども向け国際交流を契機とした沿線地域の魅力向上
多様性に触れオールイングリッシュでゲームを楽しむ貸切列車運行(小学生向け)や、地元の魅力を外国人に伝えながら多文化交流を行う国内留学体験(中高生向け)により、地域と関わりを持ちたい在日外国人と、様々な障壁から海外留学に行けない子どもたちの接点を創出。実践的な教育の場を提供し、沿線におけるグローバル交流・人材育成を促進します。
実施箇所:上野駅⇔小山駅、仙台エリア 等
実施期間:2023年12月〜
4.株式会社アドダイス(代表取締役:伊東 大輔)
AIを用いた電気融雪器制御の効率化
独自のAI技術を用いて、省エネとエネルギーコスト削減を実現します。現在、設定温度での自動運転または手動での強制運転により制御している電気融雪器について、AIによる最適制御手法を構築し、AI制御による効果を検証します。
実施箇所:鉄道電力設備
実施期間:2023年11月~
5.建ロボテック株式会社(代表取締役社長兼CEO:眞部 達也)
鉄道高架橋上での作業に必要な資機材運搬補助ロボットの製作
高架橋上作業での資機材の荷揚げ作業は、資機材の重量が重い上に、階段を往復する回数が多く、それを毎晩の作業で繰り返し行うことは作業員にとって大きな負担となっています。必要最低限の機能に絞り込みながらも、作業員の助けになるロボットの開発に挑戦します。
実施箇所:首都圏エリア鉄道高架橋
実施期間:2023年11月〜
6.株式会社Tailor App(代表取締役社長:松村 夏海)
地方の魅力を発見・購入・体験可能なプラットフォーム構築による顧客体験の創出
ライブコマースデータを活用し、地方生産者と商品購入者の接点拡大と消費者ニーズを収集し、地方生産者の商品やサービスのPR露出拡大と興味、関心を高め、交流の場を広げます。リアルとデジタルを通して地域経済の活性化と地域への移動促進を目指します。
実施箇所:長野県、ルミネアグリマルシェほか
実施期間:2023年11月~
7.Tokyo Artisan Intelligence株式会社(代表取締役社長:中原 啓貴)
AIプラットフォームの鉄道現場への導入検証
低コスト・短期間でAIを現場に導入できるプラットフォームを用いて、AIによる線路メンテナンス材料の在庫管理および沿岸を走る線路の維持管理の効率化、遠隔監視に挑戦します。
実施箇所:ユニオン建設軌道材料倉庫、東北エリア線区
実施期間:2023年9月~
8.株式会社OUTSENSE(代表取締役:髙橋 鷹山)
折り工学の鉄道設備への導入検証
駅に設置する着換え用ブースおよび夜間・短時間で撤去・復旧する鉄道工事用仮設備に折り工学を活用することで、軽量・コンパクト化による作業効率化、折り工学の鉄道設備への応用可能性について検証します。
実施箇所:首都圏鉄道工事設備、駅構内
実施期間:2023年11月~
9.株式会社トヨコー(代表取締役:豊澤 一晃)
屋外高出力サビ取りレーザーの鉄道構造物への応用検証
屋外でも使用可能な高出力サビ取りレーザー装置により、鉄道橋りょうや駅舎設備に使われる鋼材表面の塗膜やサビ、塩分を高品質に除去し、メンテナンス周期の長期化や作業員の健康負荷を軽減。既存工法では工事に伴い大量に発生する産廃物の抑制効果等について検証を行います。
実施箇所:東北エリア鉄道橋りょう等
実施期間:2023年11月~
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