【 神奈川県 BAK × eiicon 】脱炭素推進2プロジェクトが事業化へ推進!「光熱費削減と快適性向上を両立!既存店舗の空気環境改善サービス」「リユース容器による廃棄物ゼロスタジアム実現」
神奈川県ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)「BAK2024」採択のメンテル × 富士工業、カマン × 湘南ベルマーレによる取組み。2025年4月18日(金)発表。
日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームAUBA(アウバ、以下 AUBA)を運営する株式会社eiicon(本社所在地:東京都文京区後楽、代表取締役社長:中村亜由子、以下 eiicon)は、神奈川県 ビジネスアクセラレーターかながわ(以下 BAK)が主催する大企業とベンチャー企業によるオープンイノベーション促進のためのプログラム「BAK2024(以下 本プログラム)」において採択された17のプロジェクトのうち、脱炭素推進に資する「脱炭素推進枠」採択の2つのプロジェクト
「空調効率を高めて光熱費削減と快適性向上を両立させる既存店舗向け空気環境改善サービス」
「リユース容器を活用した廃棄物ゼロスタジアムの実現」
について、実証事業での成果をもとに、今後事業化に向け取組を進めることとなりましたことをお知らせします。
eiiconは、神奈川県より「BAK」の運用業務を令和3年より4期連続にて受託。神奈川県内企業の共創による新たなプロジェクトの実現、早期の事業化に向け、企画・設計・運用からPR戦略まで、本プログラムの運営全般を強力にサポートしております。

1.メンテル × 富士工業
「空調効率を高めて光熱費削減と快適性向上を両立させる既存店舗向け空気環境改善サービス」概要



プロジェクト名 |
空調効率を高めて光熱費削減と快適性向上を両立させる |
連携企業 |
株式会社メンテル(ベンチャー企業) 富士工業株式会社 |
概要 |
IoT技術とAI技術を用いて、建物のエネルギー効率を最適化するサービスを提供する株式会社メンテルと、業務用換気扇やレンジフードを製造している富士工業株式会社が連携。神奈川県の支援を令和6年度に受け、空調設備の入替などの大規模な改修を行うことなく店舗の空気環境を改善できるシステムを開発しました。 このシステムではAIによる気流解析を行い、既存のエアコンと後付けサーキュレーターを制御。風量や風向き、温度設定等をコントロールすることで、室内の温度ムラを削減し、CO2排出量と光熱費の大幅な削減を目指しています。 |
実証事業結果 |
開発したシステムの実験を富士工業のラボ施設内で実施し、システムを使用した場合と、使用しなかった場合の省エネ効果などを比較しました。 実証期間:2024年11月~2025年2月 実証結果: ・従来に比べ約10%の省エネ(節電)及び、約50%の室内温度ムラ削減(室内の温度が一定に保たれる)が達成されました。 これにより、CO2排出量についても約10%の削減効果が測定されました。 ・上記について、空調設備を入れ替える場合と比べて約20分の1のコストで達成できることが確認できました。 |
今後の展開 |
・今夏に、ラッシュジャパン合同会社(化粧品、入浴剤の製造販売業)の運営する実店舗等において、システムの実証を行い、システムの有効性や導入時の課題を検証する予定です。 ・こうした検証を元に、商業施設、宿泊施設、学校等・教育施設、保育施設などへの導入を目指します。 |
※メディアの皆様におかれましては本事業に関するご取材を承ります。メンテルまでご連絡ください。
2.カマン × 湘南ベルマーレ
「リユース容器を活用した廃棄物ゼロスタジアムの実現 ~持続可能な仕組みづくりに向けて~」概要


プロジェクト名 |
リユース容器を活用した廃棄物ゼロスタジアムの実現 ~持続可能な仕組みづくりに向けて~ |
連携企業 |
株式会社カマン(ベンチャー企業) 株式会社湘南ベルマーレ |
概要 |
リユース容器のシェアリングサービス「Megloo(メグルー)」を開発、リユース容器を地域の店舗間でシェアし飲食店やキッチンカー等における使い捨て容器の廃棄削減に取り組む株式会社カマンと、Jリーグのサッカークラブを運営する株式会社湘南ベルマーレが連携。神奈川県の支援を令和6年度に受け、試合会場・スタジアム内外の店舗にてメニュー販売時にリユース容器の使用・回収を目指しています。 |
実証事業結果 |
Jリーグ試合会場(レモンガススタジアム平塚)スタジアム内外の35店舗でリユース容器を使用したメニューを販売し、容器を回収する実証実験を行いました。 併せて「投票型回収ボックス」にて回収。リユース容器の活用の賛否について投票を実施しました。 実証日:2024年11月30日(土) 実証結果: ・リユース容器による提供食数:5,698食 ・リユース容器の活用により削減された廃棄物の量:106kg ・廃棄物削減により削減されたCO2排出量:495kg ・リユース容器の返却率:91% リユース容器の活用による廃棄物削減及びCO2排出量削減の効果が確認できました。また投票型回収ボックスにより、利用者の9割以上がリユース容器の活用に賛成であることが分かったとともに、リユース容器の返却率は90%を超えました。 実証後、使用済みリユース容器を洗浄施設に発送するための分別作業に時間がかかったため、次回以降は回収ボックス自体を容器種類ごとに分けることで改善を図ります。 ※当日の様子(動画) https://www.youtube.com/watch?v=nRZKFJl3I-Q |
今後の展開 |
・Jリーグの試合等での普及に向けて、容器の洗浄のための回収工程等を改善したうえで、再度、スタジアムでリユース容器を活用した取組を実施します。 【次回実施予定】 日程:2025年5月17日(土)15時キックオフ 明治安田J1リーグ第17節 湘南ベルマーレ 対 横浜FC 会場:レモンガススタジアム平塚(平塚市大原1-1) 提供食数(目標):6,000食 環境負荷削減(目標):120kgの廃棄物削減、600kgのCO2排出量削減 返却率向上(目標):95%の返却率達成 改善点:容器種類別の返却ボックスの設置と配置最適化による回収工程の改善 |
※メディアの皆様におかれましては本事業に関するご取材を承ります。湘南ベルマーレまでご連絡ください。
株式会社メンテル https://menteru.jp/
本社所在地:東京都世田谷区池尻2丁目4-5 HOME/WORK VILLAGE 311号室
代表者:代表取締役 井上智樹
設立:2023年4月3日
事業内容:施設空調等のデータ解析及びアプリケーション開発
富士工業株式会社 https://www.fujioh.com
本社所在地:相模原市中央区淵野辺2-1-9
代表者:代表取締役社長 柏村浩介
設立:1941年12月30日
事業概要:キッチン用換気扇の企画・開発設計・生産・販売・アフターサービスまで、一貫した事業活動を行う住宅設備機器メーカー
*
株式会社カマン https://kaman.co.jp/
本社所在地:神奈川県鎌倉市大町1-1-14
設立:2020年11月
代表者:代表取締役 善積真吾
事業内容:地域共通のリユース容器を地域の飲食店でシェアすることで、テイクアウト時の使い捨て容器を削減するサービス「Megloo(メグルー)」の企画・開発・運営
株式会社湘南ベルマーレ https://www.bellmare.co.jp/
本社所在地:神奈川県平塚市中堂18-8 E棟3階
設立:1999年12月8日
代表者:代表取締役社長 坂本紘司
事業内容:サッカークラブの運営 サッカー選手、指導員の育成 サッカー試合の開催、運営
サッカー競技場等スポーツ施設の保有・運営・管理 プロサッカー選手のマネジメント業務
スポーツに関するイベント企画・運営・管理他 広告・宣伝業 前各号に付帯する一切の業務
■「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」について https://bak.eiicon.net/
神奈川県では、県内に拠点を持つ大企業と質の高いベンチャー企業による連携プロジェクトを創出するとともに、オープンイノベーションに向けたコミュニティ形成を目的として、大企業・ベンチャー企業・研究機関・支援機関等が参画する協議会「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」を運営する取組。県内で、積極的にオープンイノベーションに取り組むことを希望する企業を随時募集中です(参加企業905社:2025年2月時点)。

オープンイノベーションプログラム“ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)”(神奈川県HP)
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/cnt/f537611/bak01.html
eiiconは「BAK」運用業務を令和3年度より4年連続で受託。神奈川県内企業の共創による新たなプロジェクトの実現、早期の事業化に向け、企画・設計・運用からPR戦略まで、本プログラムの運営全般を強力にサポートしております。
■eiicon 会社概要 https://corp.eiicon.net/
会社名:株式会社eiicon
本社所在地:東京都文京区後楽2-2-23 住友不動産飯田橋ビル2号館 3F
代表者:代表取締役社長 中村 亜由子
設立日:2023年4月3日
事業内容:オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」の運営、新規事業創出支援コンサルティング、イベント企画・運営、ソーシングサービスなど
株式会社eiiconは、日本最大級のオープンイノベーションプラットフォームとオープンイノベーションに特化したハンズオンコンサルティングで、企業の事業フェーズに合わせた事業創出支援とOIの支援にて事業化をサポートしています。
オープンイノベーションとは
2003年(米)ヘンリー W. チェスブロウが提唱した「企業内部と外部メディア・技術を組み合わせることで、革新的な新しい価値を創り出す」イノベーション方法論。社内の資源に頼るばかりでなく、社外との連携を積極的に取り入れるべきであるという主張の方法です。
eiiconが展開するサービス
日本最大級オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」
累計登録社数34,000社を越えた日本最大級のオープンイノベーションに特化したWEBプラットフォーム。事業創出≒非連続な成長・事業存続を実現させる仕組みをALL IN ONEで提供。AUBAは、意図的にイノベーションを創出するためのサービス。
完全伴走支援サービス「AUBA Enterprise」
社内新規事業・オープンイノベーションプロジェクト含め、弊社の事業創出支援経験豊富なコンサルタントが企業ごとのお悩み・ニーズに応じフルカスタマイズで支援を設計。事業戦略の支援から実際のパートナー共創にむけた具体的な出会いの場の創出・チームアップ支援、新規事業創出支援まで企業のフェーズに合わせた支援にて事業化をサポート。
https://corp.eiicon.net/service/enterprise
事業を活性化するメディア「TOMORUBA」
事業を創るビジネスパーソンのための“事業を活性化するメディア”。全国各地あらゆる業界のスタートアップ・中小企業・大手企業から地方自治体・大学まで、資金調達・資金提供・共同研究などの様々な情報や事業を創るためのノウハウ情報などを配信。
主な受賞歴
2022年12月、革新的で優れたサービスとして「第4回 日本サービス大賞」優秀賞を受賞。
https://service-award.jp/result04.html
2023年2月、アクセラレーションプログラムを通じた全国のスポーツチーム/団体とパートナー企業とのマッチング・共創創出など一連のオープンイノベーションへの取組により「第5回 日本オープンイノベーション大賞」スポーツ庁長官賞を受賞。
https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/20230120oip.html
※掲載の情報は、発表日現在のものです。その後予告なしに変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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