ベトナムのオモン第4発電所向けに最新鋭JAC形ガスタービン2台を受注
115.5万kW級GTCC発電設備の中核を担い2028年の完成目指す
◆ EPC取りまとめの斗山エナビリティ社と協力して供給契約を締結、ベトナムからはJAC形初の受注
◆ エネルギー安全保障の強化および環境負荷低減の加速を狙う国家重点プロジェクトに貢献へ

三菱重工業は、ベトナム南部のカントー(Can Tho)市で建設中のオモン第4(O Mon 4)発電所向けに、最新鋭のM701JAC(J-series Air-Cooled)形ガスタービン2台を受注しました。最大115万5,000kW級の出力を見込むガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備の中核を担うもので、ベトナムからJAC形を受注したのは今回が初めて。世界最高レベルのコンバインドサイクル効率64%以上、300万時間を超える運転実績に基づき、よりクリーンで信頼性の高い電力の供給に貢献します。
当社は、オモン第4発電所の事業を手掛けるベトナム国営産業エネルギーグループ(Vietnam National Industry - Energy Group:旧社名はPetrovietnam)から、ベトナムの電力エンジニアリングコンサルティング合弁会社2(Power Engineering Consulting Joint Stock Company 2、PECC2)とのコンソーシアムにより、EPC(設計・調達・建設)取りまとめを請け負う韓国の斗山エナビリティ社(Doosan Enerbility Co., Ltd.)と協力して、8月にガスタービン2台および関連機器を受注したものです。発電機は、三菱ジェネレーター株式会社が供給します。
本発電所は、本年8月下旬に現地で起工式が行われて着工。2028年の完成を目指しており、電力需要が急増しているメコンデルタ地域に安定した電力を供給する予定です。完成後は、ベトナム国営産業エネルギーグループの設備容量を、ベトナム全体の約10%に相当する930万kW以上に引き上げることとなります。
ベトナムは、エネルギーミックスの多様化、石炭依存の軽減、天然ガスおよび再生可能エネルギーの拡大を目指す「ベトナム電源開発計画VIII(PDP8)」を策定しています。当社は、オモン第4発電所向けにGTCC技術を提供することにより、本計画への支援を強化し、2050年までにネットゼロエミッションを達成するというベトナムの国家目標にも貢献します。
三菱重工グループは、高効率で信頼性の高いガスタービン発電設備の普及に一層力を注ぎ、世界各地の経済発展に不可欠な電力の安定供給に寄与するとともに、エネルギーの脱炭素化を促進することで地球環境の保全に貢献していきます。
■三菱重工業株式会社
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