社会課題の解決で、サステナブルなまちづくりを。産学官民が連携する「稲毛コレクティブインパクト」を設立。
■ 千葉市稲毛周辺地域の社会課題に対し、企業、団体、地方公共団体、研究機関等が連携し、解決に向けた具体的な活動に取り組むことを目的とする任意団体組織「稲毛コレクティブインパクト」を6月に設立することとなった。
■ 千葉市稲毛区は3つの大学が存在する、歴史のある文教地区として知られており、市民活動や学生団体の活動が盛んな地域である。
■ 千葉大学は2022年度から、複数の主体が協働で社会課題の解決に取り組む手法であるコレクティブインパクトの稲毛エリアにおける実現に向けて、日鉄興和不動産株式会社と共同研究を行ってきた。
■ 日鉄興和不動産株式会社は、エリアマネジメントの観点に共感し、関係企業とともにコレクティブインパクトへ参画。
■ 稲毛コレクティブインパクトでは今後、稲毛エリアの社会課題に関する調査研究を行い、解決に向けた事業を企画、考案するとともに、情報発信を継続的に行う。
参画団体
組織設立の背景
コレクティブインパクトとは、2011年にアメリカのJohn KaniaとMark Kramerによって提唱された理念であり、共通の課題、共有された計測方法、相互補強による活動、定期的なコミュニケーション、組織による基盤構築の支援という5つの視点で主体の異なる複数のステークホルダーが社会課題の解決に取り組む手法です。
稲毛コレクティブインパクトの事業対象エリアである千葉市稲毛区には、千葉大学、千葉経済大学、敬愛大学の3つの大学が存在し、歴史のある文教地区として知られています。公的機関や企業活動のみならず、市民活動や学生団体の活動も盛んな地域です。
千葉大学では2022年度から、「稲毛コレクティブインパクトの実現に向けた調査研究」をテーマとして、日鉄興和不動産株式会社と共同研究を行っています。稲毛周辺エリアでの産学官民連携による社会課題解決に取り組み、将来的なコレクティブインパクトの実現を目指しています。
このたび6月に設立される任意団体組織「稲毛コレクティブインパクト」では、千葉市稲毛区周辺地域の社会課題に対し、企業、団体、地方公共団体、研究機関等が連携し、解決に向けて具体的な活動に取り組むことを目的としています。
概念図
これまでの取り組み
これまで千葉大学の学生による稲毛区の基礎調査のほか、「文教のまち・稲毛」の持つイメージについて稲毛区周辺エリアで地域活動を行う団体や住民に対するインタビュー調査、座談会、インターネット調査を実施しました。また、共同研究を行っている日鉄興和不動産株式会社のほか、千葉市、長柄町などの自治体と、地域活動団体、関係機関などが参加し、稲毛のまちづくりについて意見交換する会議を定期的に開催してきました。
稲毛コレクティブインパクトの事業内容と今後の展望
今後、稲毛コレクティブインパクトは、サステナブルなまちの実現を目指す地域創生のための産学官民が連携した新たなエリアマネジメント・プラットフォームとして、稲毛エリアの社会課題に関する調査研究を行い、解決に向けた事業を企画、考案していきます。連携する主体との継続的なコミュニケーションで産学官民の連携を深めるとともに、事業目的に共感する参画企業を増やしていき、稲毛コレクティブインパクトのウェブサイトで取り組みの内容を広く情報発信していきます。
任意団体組織「稲毛コレクティブインパクト」ウェブサイトURL
https://sites.google.com/mirainolab.co.jp/ici/
日鉄興和不動産株式会社について
日鉄興和不動産は、「インターシティ」シリーズを代表とするオフィスビルや、「ホーマット」シリーズなどの外国人向け高級賃貸マンションを開発・賃貸する不動産賃貸事業と、分譲マンション「リビオ」シリーズに代表されるマンション分譲事業やマンション再生事業、市街地再開発事業等を核として展開する総合デベロッパーです。当社は千葉大学大学院国際学術研究院田島翔太助教と2022年7月に「稲毛版コレクティブ・インパクトの実現に向けた調査研究」と題した共同研究契約を締結し、稲毛地域のリブランディングに取組んでいます。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- 政治・官公庁・地方自治体学校・大学
- ダウンロード