国宝138件を含む「サムライアート」の神髄がここに――『名刀甲冑武具大鑑』7月5日ついに発売!
2023年12月末日まで特別定価! 好評予約受付中
日本独自のサムライアート。美と迫力をまとめて体感する美術書
柱になるのは138件の国宝です(刀剣109口、甲冑19領など)。そして壮麗な国宝の美に加え、本邦初公開の知られざる名品やメトロポリタン美術館・ボストン美術館・ハンブルク美術工芸博物館などに所蔵される在外至宝も集成して、サムライアートの世界をトータルにとらえ直します。
いまサムライアートと賞賛される刀剣や甲冑――日本の武器・武具は、かつては表道具と呼ばれていました。日常生活で愛用された絵画・陶磁器・彫刻・漆器・茶道具などの奥道具(裏道具)に対して、侍たちが最も大切にしたのが表道具です。日本を約700年の長きにわたり実質的に支配・統率してきた侍たちが、己の領民と領国を守るために、刀匠や甲冑師たちに最高のものをつくるように命じて完成させた武器・武具は、彼らにとって一番の晴れ装束であり、同時に戦いに敗れれば一転して死に装束となってしまうものでもありましたので、そこには考えられないほどの財が投じられ、贅が尽くされてきました。侍たちが武器・武具に求めたのは、きらびやかさだけではなく、実戦に際して最高に役立つように無駄を削ぎ落した、洗練された美しさでした。それゆえ、ほかに例を見ない〝日本刀〞や〝日本の甲冑(鎧・兜)〞の美が生まれ、国や時代を超えて、人々の美意識に訴えるアートとして歴然と存在し続けているのです。
本書は、この世界に冠たるサムライアートの神髄、表道具の心が充満した一冊です。
本書構成
本編図版編
巻頭言 知られざるサムライアートの世界へ
総論 つわものたちのサムライアート
Ⅰ章 甲冑――もののふの姿を彩る――
甲冑
兜
Ⅱ章 名刀――もののふの心を映す――
上古刀
古刀 山城/大和/相州/美濃・伊勢/越中/山陰/備前/備中/九州
新刀
新々刀
現代刀
刀装
刀装具(鐔・小柄・筓・目貫)
Ⅲ章 戦具――もののふの命を包む――
装束・陣羽織
さまざまな武具
馬具
刀箱・太刀掛
掲載文化財目録
別冊解説編
掲載文化財解説
図解 大鎧/具足/太刀/拵/刃文
主な参考資料・参考文献
著者紹介
小川盛弘(オガワ・モリヒロ)
メトロポリタン美術館名誉特別顧問・ボストン美術館名誉部長
1946年生まれ。國學院大學卒。10代の頃から佐藤寒山(刀剣研究の泰斗)に師事し、師の勧めにより渡米。ボストン美術館に収蔵された日本の武器・武具の調査研究に従事。ボストン美術館刀剣・金工室長などを経て、現在はメトロポリタン美術館名誉特別顧問ならびにボストン美術館名誉部長。2020年、文化庁長官表彰。主な著書・監修書に『ボストン美術館蔵日本刀・刀装・刀装具集』(大塚巧藝社、1984年)、『Japanese Master Swordsmiths: The Gassan Tradition』(Museum of Fine Arts, Boston、1989年)、『Art of the Samurai: Japanese Arms and Armor, 1156-1868』(The Metropolitan Museum of Art、2009年)など。
仕様
外函+本ケース入り
本編図版編 B4判・上製クロス装・かがり綴じ・424ページ(オールカラー)※一部英訳付き
別冊解説編 B4判・並製・88ページ
初版限定特典カラーポスター付録 2枚
初版限定特典カラーポスター
付録:国宝 金地螺鈿毛抜形太刀(奈良・春日大社蔵、総長96.3cm)のカラー原寸大ポスター
毛抜形の透かしが鉾された柄には宝相華と瑞鳥、金沃懸地の鞘には竹林の中を飛び回る群雀とそれを追う猫の姿。平安時代の格調高い工芸美を再現したポスターを進呈します。ポスターは「佩表」と「佩裏」の2枚で1組です。
商品情報
書名:名刀甲冑武具大鑑
発売日:2023年7月5日
発行・発売:NHK出版
定価:66,000円(税込)
特価:59,400円(税込)※2023年12月31日までの特別価格です。
ISBN:978-4-14-009361-0
全国の書店やネット書店にて予約のお申し込みを受け付けております。
Amazon→https://www.amazon.co.jp/dp/4140093617/
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