第4回東急グループ環境・社会貢献賞表彰を実施

グランプリは、上田電鉄「積み重ねてきた安全安心が市民のパワーを呼びこんだ上田電鉄別所線被災からの復活」が受賞

東急

今般、東急グループは、「第4回東急グループ環境・社会貢献賞表彰」(以下、本表彰)の受賞者を決定しました。
東急グループは、「美しい時代へ」というグループスローガンのもと、交通・不動産・生活サービス・ホテルリゾートといった幅広い分野で社会のインフラとなる事業を展開する、224社5法人(2022年3月末現在)から成る企業グループです。100年前の創業以来、鉄道を中心としたまちづくりを通じて社会課題と向き合い、環境に配慮し、広く社会に役立つ事業運営を継続してきました。本表彰は、グループ各社の優れた環境・社会貢献への取り組みを表彰し、社内外に周知することで、従業員を含めた一人ひとりの環境・社会貢献に対する意識の向上と、東急グループの環境・社会貢献への取り組みを活性化することを目的として、年に一度実施しています。なお、本表彰は、2008年度に創設した「東急グループ 環境賞」と「東急グループ ブランド賞」を統合し、2018年度から開始したものです。

第4回目となる2021年度は、「環境」「社会貢献」の2部門で対象となる活動案件を募集し、38社合計77件(環境44件、社会貢献33件)の応募が寄せられました。今般、グループ10社の環境・社会貢献部門の責任者により構成される審査委員会により、最も優れた取り組みとして「環境・社会貢献賞(グランプリ)」1件、各部門を代表する取り組みとして「環境賞」3件、「社会貢献賞」2件、「特別賞」4件の計10件の表彰を決定しました。

 受賞者は以下の通りです。

 


本表彰制度を通じ、業界の垣根を越えて東急グループ各社の知見を共有することで、「美しい生活環境を創造し、調和ある 社会と、一人ひとりの幸せを追求する」というグループ理念のさらなる浸透に寄与することを目指します。 

【別紙】
1.表彰案件の内容と採択理由
■環境・社会貢献賞(グランプリ・1件)
・積み重ねてきた安全安心が市民のパワーを呼びこんだ上田電鉄別所線被災からの復活 (上田電鉄)
被災をきっかけに廃線に繋がる例も多い中、国や地元行政・住民との連携ならびに、資材再利用による地域シンボルの再現や河川内工事という制約条件の克服にむけて、上田電鉄を中心にグループ各社とのシナジーを発揮し、「ひとつの東急」として、早期復旧という社会的要請を実現することにより地域社会に多大なる貢献を果たしたもので、審査員から満場一致で選出された。

 

■環境賞(3件)
・0(ゼロ)からZeroへ 都市大新棟ZEB取組み (五島育英会・東急設計コンサルタント・東急建設)
東京都市大学世田谷キャンパスにおいて、「ZEB Ready」(50%以上省エネ達成)を実現。ZEB化の難易度が上がる大規模建築物(延べ面積10,000㎡以上)において「ZEB Ready」を達成した新築の大学は2例目と希少で、大学の魅力度や価値の向上に貢献した点が評価された。
 
・独自開発ツールで建材のCO2排出量を迅速に算定・提供 (東急建設)
近年、サプライチェーンを含むCO2排出への対応の重要性が高まる中、建築資材に係るCO2排出量について「積み上げ式CO2排出量算定シート」を開発。建設業界初の試みとして、業界のCO2削減手法を先導している点が評価された。

 ・地域と共につくりあげた池上駅・エトモ池上 (東急・東急電鉄・東急設計コンサルタント)
池上駅駅舎改良工事と駅ビル開発にあたり、木材の使用にこだわった温かみのある空間づくりを実現。多摩産材を多く使い地域の木材循環に寄与し、施設全体で14t-CO2の炭素貯蔵量を確保したほか、旧駅舎の古材「えきもく」を再活用するプロジェクトを実施。グループ各社だけではなく、地域の皆さまにも理念を共感いただき遂行した点が評価された。

 

■社会貢献賞(2件)
・買物難民の救済や鉄道維持に資する買物列車 (東京都市大学・伊豆急行)
伊豆急行の列車を「走るスーパー」にして、買い物難民の救済をはかる産学連携の実証実験。鉄道車両を活用した独創的なアイデアは、買い物難民の救済とともに、コロナ禍で維持・運営が困難となりつつある地方都市での鉄道事業の新規ビジネスモデルとしても期待され、その点が評価された。

・ベトナムバス特別輸送でコロナ禍人命救助! (ベカメックス東急バス)
ビンズン省からの要請でコロナ患者、医療関係者、物資などの特別輸送を実施。2021年7月から10月の間に、延べ3,900台のバスを出動させ、10万人以上の輸送に貢献。海外においても地域密着の社会貢献活動へ取り組む姿勢が評価された。

 ■特別賞(4件)
・残存樹林を再生し未来へ引き継ぐ取り組み (石勝エクステリア)
大学跡地の宅地開発において、敷地面積の約21%(4.2ha)の残存樹林の再生に取り組み、居住者が自然に親しむ仕組みを構築。本件は、いきもの共生事業所認証「ABINC認証」を取得。取得を機に竹林管理や清掃活動が実施されるなど、生物多様性の取り組みへの理解が関連事業者にも広がっている点が評価された。

 ・下田市におけるアカウミガメ産卵地保全活動 (東京都市大学・伊豆急行)
東京都市大学環境学部田中章研究室では2010年から静岡県下田市において、絶滅危惧種に指定されているアカウミガメの保全活動を行っている。十数年に渡る取り組みの継続性や伊豆急下田駅に本活動のポスターを掲示するなど、東急グループ内での協働により、グループ内のSDGsに対する意識向上と対外的な企業ブランディングにも貢献している点が評価された。

 ・サンゴを守る蜂蜜を使用した瀬良垣スイーツ開発 (瀬良垣ホテルマネジメント)
ホテル「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」の取り組み。恩納村の赤土流出対策のグリーンベルトを活用して採れた蜂蜜を使ったスイーツの開発と販売。濃厚な味わいが好評で、県内のメディアでも紹介され、プロジェクトの周知、蜂蜜のブランド化にも寄与したことが評価された。

 ・地元の中高生にコンサートの機会を (東急モールズデベロップメント)
コロナ禍で校外でのコンサートを実施できなかった地元中高の吹奏楽部生のためにフィリアホールでの開催を実現。実現に向けて、クラウドファンディングを活用した資金調達という新たな取り組みへの姿勢が評価された。

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会社概要

東急株式会社

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URL
http://www.tokyu.co.jp
業種
倉庫・運輸関連業
本社所在地
東京都渋谷区南平台町5番6号
電話番号
03-3477-0109
代表者名
堀江正博
上場
東証1部
資本金
1217億2400万円
設立
1922年09月