stera transit 長崎MaaS推進事業 2025年秋頃より実証実験を開始

~長崎電気軌道の路面電車等でのタッチ決済による乗車サービスや割引施策を実施~

三井住友カード株式会社

長崎電気軌道株式会社(以下:長崎電気軌道)、長崎市、三井住友カード株式会社(以下:三井住友カード)、一般社団法人 長崎国際観光コンベンション協会、株式会社十八親和銀行、株式会社FFGカード、株式会社ニモカ、株式会社ジェーシービー、西鉄エム・テック株式会社、株式会社小田原機器、QUADRAC株式会社は、国土交通省の令和7年度「日本版MaaS推進・支援事業(観光促進型)」の採択を受け、2025年秋頃より、stera transit 長崎MaaS推進事業における実証実験を開始いたします。

本実証実験では、長崎電気軌道の路面電車全線および長崎市内を運行する乗合タクシー(※1)において、①三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera(ステラ) transit(トランジット)」によるクレジットカード等(※2)のタッチ決済による乗車サービスの導入、②「stera transit」を活用した各種乗車サービスの展開、③総合交通アプリ「Pass Case」での企画券販売、④移動データ、消費のデータからの分析を実施いたします。詳細は以下をご参照ください.

(※1)乗合タクシーについて https://www.city.nagasaki.lg.jp/life/4/33/136/index.html

(※2)タッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォン等

■stera transit 長崎MaaS推進事業について

長崎市では、高齢化や生産年齢人口の減少により地域公共交通の維持が課題となっています。特に斜面地区の多い地形特性から、高齢者の外出機会減少が懸念されており、交通空白地への乗合タクシー導入等が求められています。また、観光客増加により公共交通機関の利用が集中し、市民や長崎電気軌道への負担がかかる状況も見受けられます。

これらの課題解決に向け、2025年4月に長崎市・長崎電気軌道・三井住友カードは、「stera transit長崎MaaS協議会」を設立しました。今回の実証実験を通じて、キャッシュレス化やデータ活用によるサービス向上を図り、公共交通の利用促進と事業者の持続的な発展を目指します。

●参考:公共交通政策:日本版MaaS推進・支援事業の実施について - 国土交通省

■本実証実験の詳細

①クレジットカード等のタッチ決済による乗車サービス

②「stera transit」を活用した各種サービス(検討中イメージ)

(※) 手荷物配送サービス詳細 https://www.at-nagasaki.jp/news/550

(※)具体的な割引方法等は、決まり次第長崎電気軌道HPにてお知らせいたします。

●参考:事前認証機能について

この度、「stera transit」の新たな機能として「事前認証機能」を開発しました。本機能は、事前に窓口で乗車時に利用するクレジットカード等に権利を付与することで、タッチ決済による乗車時に割引料金を適用する仕組みです。本機能は、路面電車運賃割引・免許返納割引・上限運賃のサービス適用のために利用します。

③総合交通アプリ「Pass Case」での企画券販売

三井住友カードの総合交通アプリ「Pass Case」にて、路面電車と観光施設を掛け合わせたお得で便利な企画券の販売を開始いたします。企画券を購入したお客様は、「Pass Case」で登録したクレジットカード等を改札の専用端末にかざすだけで、そのまま交通機関への乗車や施設の入場が可能です。さらに、同一のカード等を特定の観光施設や商業店舗に設置した専用端末にかざすことで、お土産などの購入品を割引価格にて購入いただけます。

(※)2025年7月時点で「Pass Case」の対応ブランドはVisaのみとなります。対象ブランドは順次拡大予定です。

●販売予定企画券(検討中イメージ)

(1)長崎電気軌道の観光・商業施設優待付き1日乗り放題券

(2)長崎電気軌道×乗合タクシーの24時間乗り放題券

(※)対象施設の詳細等、企画券に関する最新情報はPass Caseホームページにて随時公表いたします。

URL:https://www.smbc-card.com/camp/passcase/index.html

④移動データ、消費データからの分析

「stera transit」では乗降データに加え、三井住友カードが保有する利用者の属性データ・購買データを掛け合わせることにより、公共交通機関をどんな人がどんな目的で利用しているのか、実データに基づいて把握することが可能です。実証実験でのデータを収集することで、地域生活者に対する公共交通サービスの向上とオーバーツーリズムへの対策措置の検討に貢献します。

【長崎電気軌道におけるクレジットカード等のタッチ決済による乗車方法】

※乗合タクシーの場合は、乗車時に専用端末にお手持ちのタッチ決済対応のクレジットカード等をかざしてご利用ください。

【タッチ決済乗降履歴確認方法】

交通事業者向け決済及び認証のプラットフォームを提供するQUADRACのQ-moveサイト(https://q-move.info/)にアクセスいただき、「マイページ」の会員登録手続きの後ご覧いただけます。

【タッチ決済概要】

タッチ決済は、国内外で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法です。対応の端末にタッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)または、同カードが設定されたスマートフォン等をかざすだけで、サインも暗証番号の入力も不要(※)で、スピーディーかつ安心・安全にお支払いが完了します。ご利用いただける店舗は、コンビニエンスストア、ファストフードレストラン、スーパー、飲食店、ドラッグストア、書店、百貨店、商業施設等の店舗だけでなく、公共交通機関への導入も進むなど、日常生活における利用シーンがますます拡大しています。

※一定金額を超えるお支払いは、カードを挿し暗証番号を入力するか、サインによる本人確認が必要となります。

【stera transit概要】

(URL:https://www.smbc-card.com/kamei/stera/transit/index.jsp

決済プラットフォーム「stera」は、キャッシュレス導入に際した課題を解決するため、三井住友カードが、GMOペイメントゲートウェイ・GMOフィナンシャルゲートおよびVisaと共同で構築した事業者向け決済プラットフォームです。「stera transit」は、「stera」の決済プラットフォームと国際ブランドの非接触決済「タッチ決済」を活用した公共交通機関向けソリューションです。現金・事前チャージの必要がないという消費者の「利便性向上」に加え、「感染症予防対策」「インバウンド受け入れ環境の整備」「地域のキャッシュレス決済促進」など、交通分野にとどまらない幅広い効果も期待されます。また、「stera transit」の技術は、MaaSやスマートシティの認証基盤としても活用できます。今後も、全国各地で導入を予定しております。

【総合交通アプリPass Case概要】

※「Pass Case」サービスサイトURL:https://www.smbc-card.com/camp/passcase/index.html

【共同事業者の役割】

■会社概要

長崎電気軌道株式会社:本社 長崎県長崎市、代表取締役社長 中島 典明

長崎市:本庁 長崎県長崎市、市長 鈴木 史朗

三井住友カード株式会社:本社 東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 CEO 大西 幸彦

株式会社十八親和銀行:本社 長崎県長崎市 取締役頭取 山川 信彦

株式会社FFGカード:本社 福岡県福岡市、代表取締役社長 立花 秀樹

一般社団法人 長崎国際観光コンベンション協会:本部 長崎県長崎市、会長 村木 昭一郎

株式会社ニモカ:本社 福岡県福岡市、代表取締役社長 田端 敦

株式会社ジェーシービー:本社 東京都港区、代表取締役会長兼執行役員社長 二重 孝好

西鉄エム・テック株式会社:本社 福岡県福岡市、代表取締役社長 安田 堅太郎

株式会社小田原機器:本社 神奈川県小田原市、代表取締役社長 丸山 明義

QUADRAC株式会社:本社 東京都港区、代表取締役社長 高田 昌幸

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会社概要

三井住友カード株式会社

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URL
https://www.smbc-card.com/index.jsp
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都江東区豊洲二丁目2番31号 SMBC豊洲ビル
電話番号
03-6634-1700
代表者名
大西 幸彦
上場
未上場
資本金
340億円
設立
1967年12月