千葉大生がシニア層向けに「地震防災」と「フレイル予防」を啓発 京葉銀行が協力
企画の背景
本企画は、これからの日本社会において、準備や予防がとても大切になる「地震防災」と「フレイル予防」についてシニア層の方に、自分事と捉えて備えをしていただきたいと考えた学生たちが発案しました。
千葉県では近い将来、首都直下型地震、相模トラフ沿いの海溝型地震が深刻な被害を及ぼすと想定され、首都直下型地震は東日本大震災を超える甚大な被害が予想されています。
また、日本の高齢者人口はますます増加しており、2065年には1.3人の若者で、高齢者1人を支えていかなければならないと予想されています。「フレイル」とは年齢とともに体や心の働きが低下し、社会的なつながりが弱くなり、介護が必要になる/寝たきりになる可能性が高まる状態のことをいいます。早く対策を行えば元の健康な状態に戻ることができるため、高齢者が増えている現代社会においては、フレイルに早く気付き、正しく治療や予防をすることが大切です。
企画の概要
パンフレットの作成・配布
学生が内容を考え、執筆・編集し、専門家の監修のもと完成した2種類のパンフレットを、各4000部作成しました。京葉銀行の営業店にて6月21日(水)より配布します。
①地震防災
タイトル:
「もしも」に備えてできること ~千葉の地震防災のススメ~
内容:
・千葉県全体と千葉市周辺における地震の種類とそのリスク
・地震発生前にできること(建物の耐震性を高める、家具の転倒防止、安否確認の方法、避難準備)
・地震発生後にできること(発生直後の対応、避難時の服装、場所別初動対応)
・千葉県のハザードマップの紹介
全10ページ
PDFでもご覧になれます。
https://keiyobank.co.jp/sustainability/environment/chiba-u_project/pdf/20230620bosai.pdf
②フレイル予防
タイトル:
健康寿命をのばそう フレイル予防で笑顔あふれいる!?
内容:
・フレイルについて
・フレイル予防~3つのポイント~
・千葉大生が選んだ千葉県のおすすめスポットの紹介
全6ページ
PDFでもご覧になれます。
https://keiyobank.co.jp/sustainability/environment/chiba-u_project/pdf/20230620fureiruyobo.pdf
動画の作成・放映
学生がパンフレットの内容を紹介する数分間の動画を作成し、京葉銀行の営業店のディスプレイにて、6月20日(火)より放映します。クイズ形式で問いかけをしたり、学生が実際にグッズを身に着ける様子を入れたりするなど工夫した動画になっています。
放映箇所:
・京葉銀行の営業店の店内ディスプレイ
・同行千葉みなと本部1階ロビーのディスプレイ
本プロジェクトのYouTubeチャンネルでも公開:https://www.youtube.com/@user-is7eu3mn1g
企画を担当した学生の声(リーダー 鈴木ほの香 理学部3年)
フレイル予防と地震防災は一見関係のないトピックですが、ターゲットをシニア層に絞ることで共通点ができました。パンフレットは学生ならではの観点でページを作成したり、これまで考える機会が少なかった「シニアの方目線のフレイル・地震」について改めて考えて情報収集したりと学びも多く、非常に貴重な経験になりました。動画に関しては、効果的に伝えるデザインはどんなものかをメンバー一人一人が考えて作成したため、完成した時は達成感がありました。少しでも多くの方にご覧いただけたら嬉しいです。
「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」について
千葉大学と京葉銀行は2012年に包括連携協定を結んでおり、千葉大学で環境活動を主体的に担っている環境ISO学生委員会と京葉銀行が協同で、2017年から「ecoプロジェクト~7色の虹を千葉から未来へ」を実施しています。本プロジェクトでは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、まずは「地域の環境負荷削減と環境意識向上に貢献したい」という想いで、京葉銀行の行員や取引先企業、地域住民、千葉大学の学生などを含めた千葉県内の多くの方々を対象に、環境意識の啓発活動を実践しています。
公式サイト https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/
本件に関するお問い合わせ
国立大学法人千葉大学 環境ISO事務局 TEL:043-290-3572
京葉銀行 経営企画部 広報グループ TEL:043-306-8065
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