写真展「熱帯植物から覗く世界」 マグナム・フォト写真家らにより撮影されたコンゴ民主共和国の写真と、アフリカ熱帯植物のコラボレーション展示
東京・丸の内(Marunouchi Bloomway)で4月10日から開催
世界70カ国以上で医療・人道援助活動を行う国境なき医師団(MSF)は4月10日(木)から30日(水)、Marunouchi Bloomway(丸の内二丁目ビル・三菱ビル貫通通路)で開催される写真展「熱帯植物から覗く世界」(三菱地所株式会社主催)に企画・協力します。
MSFと同様に人道危機の現場を目撃し、捉えてきた著名な写真家集団 マグナム・フォトの写真家らによって撮影されたコンゴ民主共和国(旧ザイール、以下「コンゴ」)の写真展示と、プラントハンター西畠清順氏が代表を務めるそら植物園の特別協力によるアフリカ熱帯植物の花壇を組み合わせた、コラボレーション展示企画です。会期中の4月20日(日)には現地で活動したMSFスタッフ、Marunouchi Bloomway、そら植物園による合同のトークイベントも開催します。

展示を通して、人道危機の現状と今できることを考える機会に
アフリカ大陸で2番目の面積を持つコンゴ。歴史的な民族対立や、天然資源を巡る対立、周辺国の介入などにより、特に東部で数十年にわたり不安定な情勢が続いています。複数の武装勢力とコンゴ軍との戦闘が激化し、2024年11月時点で国内避難民の数は670万人に上りました。戦闘による負傷や子どもの栄養失調、性暴力の被害など、医療援助へのニーズは高く、国境なき医師団は全活動国・地域の中で最大規模の援助をコンゴで行っています。これまでに、日本から派遣されたスタッフも現地での活動に参加しました。
本写真展とアフリカ熱帯植物を通じて多くの方が、コンゴの人道危機の現状を知り、そこに住む人びとに想いを巡らせ、それぞれにできる人道援助の新しいカタチについて考えるきっかけになればと願っています。
プラントハンター西畠清順さんコメント:
「アフリカの過酷な乾燥地帯に生きる植物たちは今日も雨を待っていて、それはまるで日々医師を待つ人々のよう。逆に豊かな熱帯雨林に生きる植物たちはコミュニティを創り出し競争/共存していて、まるで私たちの社会のよう。アフリカ大陸は東西・南北共に7000kmという想像を絶する大きさに加えて古代ゴンドワナ大陸由来の植物が繁栄し今なお生きているという時間軸のスケールも含んでいる。ゆえにアフリカの植物たちは魅力が深いのです」
開催概要
期間:2025年4月10日(木)~4月30日(水)
開催時間:7:00~21:00(平日)/ 8:00~20:00 (土日・祝日)
会場:Marunouchi Bloomway(丸の内二丁目ビル・三菱ビル貫通通路)
東京都千代田区丸の内二丁目5番1号、2号
入場料:無料
ウェブサイト:https://www.msf.or.jp/event/detail/20250410.html
主催:三菱地所株式会社 Marunouchi Bloomway(丸の内ブルームウェイ)
企画・協力:特定非営利活動法人 国境なき医師団日本
特別協力:そら植物園株式会社
お問い合わせ:国境なき医師団日本 event@tokyo.msf.org
展示内容:
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マグナム・フォト写真家他によるコンゴ民主共和国の写真 計33点
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写真解説パネル 計35点
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アフリカに生息する熱帯植物
写真展コンセプト:
「植物から覗いて世界を見たら、そこにはどんな景色が広がっているでしょうか。
写真の前でワープして、さまざまな音や、光、湿度、匂いを感じてみてください。
あなたが見ているもの、写真の向こうにいる人たちが見ているもの。二つの世界を隔てるものは、そこにあるでしょうか。
同じ地球上で、同じ瞬間を一緒に生きている私たちの目に映る未来について、想いを巡らせてみませんか。
人を想う力が、自由な発想でつながり、違う未来をつくっていきます」
会期中イベント
4月20日(日)には展示スペースに隣接する会場で、トークイベントとワークショップを開催します。個人や民間企業にできる新しい人道支援のカタチを提案します。
第1部: 「熱帯植物から覗く世界」 トークイベント
丸の内に四季を届けるMarunouchi Bloomwayをプロデュースした三菱地所の牧野圭氏と、そら植物園の西畠清順氏、2024年にコンゴで活動したMSFロジスティシャンの石山友梨佳が登壇し、本企画に至った背景や想い、コンゴの現状について話します。
日時:4月20日(日)13:30~14:30
会場: コンファレンススクエアエムプラス「サクセス」(東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル1F)
参加費:無料
人数:申込先着120名
詳細/申込:本展のウェブサイトをご参照ください
第1部 申込フォーム: https://form.run/@nettai1
申込締切:4月18日(金)13:00 ※定員になり次第締め切りとなります
登壇者プロフィール
牧野圭(まきの・けい)
1989年生まれ、東京都出身。三菱地所株式会社にて2012年よりアセットマネジメントや開発事業に携わり、現在は丸の内・有楽町エリアのアセットマネジメントを担う。

西畠清順(にしはた・せいじゅん)
1980年生まれ、兵庫県出身。世界中を旅して植物を収集し、様々なプロジェクトに応じて植物を届けるプラントハンター。2012年にそら植物園を設立し、不動産開発におけるランドスケープ案件や森づくりなどの緑化、企業の案件を始め数々の植物の国際取引やプロジェクトに携わる。近年office N seijunを創業し、自然・環境に関わるコンサルティング業務やベンチャー会社の立ち上げなど、活動は多岐にわたる。

石山友梨佳(いしやま・ゆりか)
1997年生まれ、埼玉県出身。大学卒業後、IT企業に就職。勤務先のボランティア休暇を取得して、2024年国境なき医師団に初参加し、ロジスティシャン(サプライ・アクティビティ・マネジャー)としてコンゴで活動。

第2部:「熱帯植物から覗く世界」 対話型写真鑑賞会
ワークショップ形式で、参加者と対話をしながら、いつもとは違った思考で写真を鑑賞する体験プログラムです。写真や美術が好きな方、対話型鑑賞会に興味がある方など、どなたでもお気軽にご参加いただけます。
日時:4月20日(日)15:00~16:00
会場:コンファレンススクエアエムプラス「サクセス」(東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル1F)
参加費:無料
人数:申込先着30名
詳細/申込:本展のウェブサイトをご参照ください
第2部 申込フォーム: https://form.run/@nettai2
申込締切:4月18日(金)13:00 ※定員になり次第締め切りとなります
Marunouchi Bloomwayについて
三菱地所株式会社による、「まちに季節を、ビルの中に季節を。」をコンセプトに、2024年に新たに実施した通路空間のリニューアルプロジェクト。三菱ビルと丸の内二丁目ビルの各1階の通路空間と外構部に、花壇やベンチを設置し、季節の植物で彩る。東京駅と丸の内仲通りをつなぐ玄関口として、歩いて抜けたくなる公園のような空間を整備。ワーカーや来街者を巻き込む「参加型の街づくり」を推進し、通路を彩った植物の来街者へのプレゼントや、季節に合わせたイベントを実施中。

国境なき医師団について
民間で非営利の医療・人道援助団体。紛争地や自然災害の被災地、貧困地域などで危機に瀕する人びとに、独立・中立・公平な立場で緊急医療援助活動を届けている。現在、世界74の国と地域で、医師や看護師をはじめ5万2000人のスタッフが活動(2023年実績)。1971年にフランスで設立、1999年にはノーベル平和賞を受賞。1992年に日本事務局が発足し、日本国内では、援助活動に参加する人材の採用・派遣、人道危機や医療ニーズを伝える証言・広報活動、現地医療活動を支える資金調達などを行っている。
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