中央アフリカ コレラ流行で16人死亡【報道参考資料】

ユニセフ、安全な水や医薬品支援、予防教育を急ぐ

中央アフリカの首都バンギの少女。(2015年11月撮影)※本文との直接の関係はありません。 © UNICEF_UN08039_Le Du中央アフリカの首都バンギの少女。(2015年11月撮影)※本文との直接の関係はありません。 © UNICEF_UN08039_Le Du

※本信はユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が編集・翻訳したものです。
※本信の原文は、http://www.unicef.org/media/media_92088.html からご覧いただけます。

中央アフリカでは、2011年以降初めてのコレラが流行し、少なくとも16人が死亡しました。政府当局は、8月10日、ウバンギ川(Oubangui River)沿いの地域で少なくとも子ども7人を含む66件のコレラ感染の症例が確認されたことを受け、コレラ流行を宣言しました。

「特に5歳未満の幼い子どもたちは、この危険な病気に対して大変脆弱です。私たちは、この簡単に予防できるはずの病気から、これ以上子どもたちの命が奪われないよう迅速に行動しなければなりません」ユニセフ・中央アフリカ共和国事務所代表モハメド・マリック・フォールは述べました。

コレラは、排泄物に含まれるコレラ菌に汚染された食べ物や水を摂取することで起きる、急性の下痢性疾患です。

コレラの流行は、首都バンギから川沿いに約100キロメートルほど上流の遠隔地、ケモ地区のディジュウクウ(Djoukou)で始まりました。この地区のコミュニティには清潔な水へのアクセスはほとんどなく、ウバンギ川が主な水源となっています。また、この地区は、陸路でのアクセスが、全く不可能ではないにしても非常に困難です。感染した人々が混み合うボートで川を移動し、コレラ菌を下流に運んでしまったのです。

ユニセフは、保健省及びパートナー団体と協力して、医薬品、清潔な水、浄水剤や衛生キットをコレラの影響を受けているコミュニティに提供しています。

加えて、影響下にある地域のコミュニティ普及員は、住民に対して、安全な水だけを飲む、石けんを使って手洗いをする、食べ物には火を通す、野外排泄をしない、といった感染予防の方法の普及に取り組んでいます。影響を受けている村のほとんどは電力や電話システムがないため、このようなコミュニティでの教育活動が、病気の感染予防の鍵を握っているのです。

 
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■ユニセフについて

ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

 
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

 

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会社概要

URL
http://www.unicef.or.jp
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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