上海のteamLab Borderlessに、家族で楽しめる作品《スケッチオーシャン》が新たに登場。来場者が描いた魚たちが、ミュージアムの中をボーダレスに泳ぐ。12月12日公開

チームラボ

アート集団チームラボによる上海のミュージアム「teamLab Borderless Shanghai」に、新たな作品《スケッチオーシャン》が登場、2020年12月12日(土)より一般公開されます。

上海・黄浦滨江に2019年11月に開館したteamLab Borderless Shanghaiは、境界のないアート群による1つの世界を、さまよい、探索し、発見する「地図のないミュージアム」。この度公開される《スケッチオーシャン》は、共同的な創造性(共創)をコンセプトにした、教育的なアートプロジェクトのひとつで、他者と共に自由に世界を創造することを楽しむ作品です。

来場者が紙に魚の絵を描くと、描いた魚が目の前の海で動き出し、時には、海を越えてミュージアムの中を泳ぎ始めます。魚たちは、来場者にインタラクティブに反応するだけでなく、ミュージアムの他の作品にも影響を与えながら、境界なく連続する1つの世界を創っていきます。《スケッチオーシャン》では、人々が他者と共に自ら何かを創ることによって、作品ができていきます。そして、人々が新たに創り続けることによって、作品世界は延々と変わっていきます。チームラボのアートのコンセプトのひとつである、「Relationships Among People:人々の関係性を変化させ、他者の存在をポジティブな存在に変える」可能性にフォーカスを当てて、往々にして個人的になりがちな創造的な活動を、他者と互いに自由なまま、共創的な活動に変えることができるのではないかとチームラボは考えています。

ミュージアム公式URL: http://borderless.teamlab.art/shanghai/jp/
ミュージアム動画: https://youtu.be/jRjLBK9-ZZ0
スケッチオーシャン動画: https://youtu.be/PtDRy2Q9Fgk

【公開作品】
スケッチオーシャン / Sketch Ocean

teamLab, 2020-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi, teamLab

作品: https://www.teamlab.art/jp/ew/sketch_ocean_shanghai/
動画: https://youtu.be/PtDRy2Q9Fgk

みんなが描いた魚たちが泳ぎます。
紙に自由に魚の絵を描きます。すると、描いた絵に命が吹き込まれ、目の前の海で泳ぎだします。
泳いでいる魚は触れることもでき、触れられた魚は逃げだします。エサ袋に触ることによって、魚にエサをあげることもできます。
時には、魚たちは部屋を出て、他の作品の境界を越えてミュージアムの中を泳ぎ始めます。

[遊び方]
1.魚の輪郭が描かれた紙にお絵かきします。
2.お絵かきした紙をスキャンします。
3.魚が海で泳ぎだします。
4.エサ袋にタッチすると、魚がエサのまわりに集まってきます。
5.時には、魚たちは部屋を出て、他の作品の境界を越えミュージアムの中を泳ぎ始めます。

【スケッチオーシャンと混ざり合う作品】
世界はこんなにもやさしくうつくしい、そしてひろがっていく / What a Loving, and Beautiful World: Unfolding

Sisyu + teamLab, 2019, Interactive Digital Installation, Endless, Calligraphy: Sisyu, Sound: Hideaki Takahashi

作品: https://www.teamlab.art/jp/ew/whatloving-dark_shanghai/
動画: https://youtu.be/Y3T9cOjyUwg

人々が文字に触れると、それぞれの文字がもつ世界が現れ、互いに影響し合い、1つの世界を創っていく。

また、他の作品の影響も受ける。例えば、「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして境界を越えて飛ぶ」のカラスや「スケッチオーシャン」の魚が文字に触れると、同じようにそれぞれの文字がもつ世界が現れる。

そして、作品は、自ら移動していき、時には空間全体に広がっていく。

文字から生まれた存在は、作品空間上のそれぞれの位置や、それぞれが持つ知能や関係性、物理的な影響など、互いに相互作用を与えながら、1つの世界を創っていく。例えば、風が吹けば、花や雪は風の物理的な影響を受け飛んでいく。鳥は木にとまり、蝶は花に近づいていくだろう。自然の景色に同じ瞬間がないように、今この瞬間の絵は二度と見ることができない。

【共創(きょうそう)/ Co-Creation:共同で創造する】
今の仕事はなくなる

現状ある多くの仕事は機械によって代行されていくと考えられています。今の子どもたちは、30年後、私たちが想像もつかない仕事に就いていることでしょう。これからの社会では、人間にしかできないこと、つまり共同的な創造性が最も大事なことの1つになっていくとチームラボは考えています。

現状の教育は、正解がひとつだけ
人間は本来、創造的です。しかし、現状の教育では、正解がひとつだけで、他はすべて不正解という問題の訓練ばかりです。逆に、自由な発想や他人と違った行動は、まちがったものとして矯正されます。それによって、無自覚に間違えを恐れ、本来の創造性を失っていっていくのです。
実際の社会に出ると、正解がひとつだけで、他はすべて不正解だという問題なんてありません。そして10年前の正解が、今不正解になっていきます。他人が喜ぶ新たな解答を創り出すことによって、新たな正解が生まれていくのです。
創造性こそが、正解も不正解もない問題を乗り越えていくのです。

個人になっている
そして、現状、テストは個人で受け、個人の能力で評価されます。知らずに、個人主義を徹底的に叩き込まれているのです。さらに、現代の多くの人々は、スマートフォンに夢中になっています。身体は徹底した個人になってしまっていて、共同性を育む機会が減っているのです。
人間は、自由な他者と共に、身体を動かしながら身体でものを考えています。そして、人間は、他者と共に創造的な活動によって、この世界を創ってきたのです。

共創を楽しむ体験
チームラボのアートのコンセプトの1つ「Relationships Among People: 人々の関係性を変化させ、他者の存在をポジティブな存在に変える」可能性にフォーカスを当てて、往々にして個人的になりがちな創造的な活動を、他者と互いに自由なまま、共創的な活動に変えることができるのではないかと考えています。
共創を楽しむ体験によって、日々をより共創的なものへ変えていけるのではないか、と考えています。


【ミュージアム概要】
teamLab Borderless Shanghai

http://borderless.teamlab.art/shanghai/jp/
#teamLabBorderless #teamLab

所在地: 上海市黄浦区花園港路100号C-2館
時間: 火 - 金 10:30 - 18:00、土日祝 10:30 - 20:00
※現在ミュージアムは開館時間を短縮しています。
※最終入館は閉館の1時間前まで。
休館日: 月曜日(祝日除く)
料金: 
・平日チケット 229元(土日祝・休館日以外)
・全日共通チケット 249元(休館日を除く全日程)
・小人 無料(身長100cm以下、保護者の同伴が必要)
チケット購入: https://borderless.teamlab.art/shanghai/jp/#ticket

【チームラボ/teamLab】
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、そして自然界の交差点を模索している国際的な学際的集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。

チームラボは、アートによって、自分と世界との関係と新たな認識を模索したいと思っている。人は、認識するために世界を切り分けて、境界のある独立したものとして捉えてしまう。その認識の境界、そして、自分と世界との間にある境界、時間の連続性に対する認知の境界などを超えることを模索している。全ては、長い長い時の、境界のない連続性の上に危うく奇跡的に存在する。

ニューヨーク、ロンドン、パリ、シンガポール、シリコンバレー、北京、台北、メルボルンなど世界各地で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に《地図のないミュージアム》「チームラボボーダレス」を開館。2022年末まで東京・豊洲に《水に入るミュージアム》「チームラボ プラネッツ」開催中。2019年上海・黄浦濱江に新ミュージアム「teamLab Borderless Shanghai」を開館。2020年6月にマカオに常設展「teamLab SuperNature Macao」ソフトオープン。

チームラボの作品は、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)、南オーストラリア州立美術館(アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)、アモス・レックス(ヘルシンキ)に永久収蔵されている。

teamLab is represented by Pace Gallery, Martin Browne Contemporary, and Ikkan Art International.

チームラボ: https://www.teamlab.art/jp/
Instagram: https://instagram.com/teamlab/
Facebook: https://www.facebook.com/teamLab.inc
Twitter: https://twitter.com/teamLab_news
YouTube: https://www.youtube.com/c/teamLabART
Weibo: https://www.weibo.com/teamlabnet/

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会社概要

チームラボ株式会社

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URL
https://www.teamlab.art/jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田小川町2-12 小川町進興ビル 受付 6階
電話番号
-
代表者名
猪子寿之
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2001年04月