石炭採掘・保安に関する令和5年度研修事業(インドネシア)を開始
~我が国の石炭の安定的な確保に貢献~
本事業は、アジア等の産炭国の保安監督者、炭鉱管理者及び炭鉱技術者等を対象に、日本の石炭採掘・保安技術を移転することで、日本への安定的な石炭資源の供給確保を目的に実施するものです。
本事業のうち、インドネシア人研修生が日本の炭鉱で研修を受ける「受入研修」及び日本人専門家がインドネシアの炭鉱等で指導を行う「派遣研修」については、令和4年度より、対面での研修を再開いたしました。本年度についても、昨年度に引き続き、対面形式で実施します。
受入研修については、第1期研修生が来日し、2023年6月8日に釧路コールマイン株式会社(北海道釧路市)の敷地内にあるJOGMEC炭鉱技術研修センターにて炭鉱の保安生産管理に関する研修を開始しました。今年度は、今年11月までの間、6週間の研修を2回実施し、保安監督管理の研修を含めて計20名の研修生を受け入れる予定です。
一方、派遣研修については、釧路コールマイン株式会社の炭鉱技術者が7月下旬から現地に滞在し、インドネシアの炭鉱坑内において機械化採炭技術、保安技術、通気技術等に関する研修指導を行うとともに、鉱山学科等を有する大学等において保安技術、選炭技術に関する研修講座を開始する予定です。
インドネシアは日本にとってオーストラリアに次ぐ石炭の主要な輸入先です。そのため、JOGMECは、本事業により同国との一層の関係強化を図ることで、我が国の石炭の安定的な確保に貢献します。また、本事業は、ロシア産石炭輸入のフェーズアウトや禁止に伴う、中長期的な代替供給源の確保の観点からも重要な意義を有します。
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https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_01_00032.html?mid=pr230612_02
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