『いまだ成らず 羽生善治の譜』(鈴木忠平・著)が、第37回「将棋ペンクラブ大賞」を受賞!
永世七冠・羽生善治をはじめトップ棋士の「生」と「業」を描く傑作ノンフィクション
株式会社文藝春秋(代表取締役社長・飯窪成幸)より発売中の『いまだ成らず 羽生善治の譜』(鈴木忠平・著)が、このたび、第37回「将棋ペンクラブ大賞」(文芸部門)を受賞しました。

「将棋ペンクラブ大賞」は、年間を通して発表された将棋観戦記、随筆、将棋に関する著作物、記事などの中から優れた作品に贈られる賞です。
『いまだ成らず 羽生善治の譜』(昨年5月発売)は、将棋界のレジェンド中のレジェンドである羽生善治九段の棋士人生を、藤井聡太七冠らトップ棋士たちとの闘いを通じて描いた傑作長編ノンフィクションです。
著者の鈴木忠平さんは、ベストセラー『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたか』で2022年の「大宅壮一ノンフィクション賞」、「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」、「新潮ドキュメント賞」のノンフィクション3冠を達成しており、また新たな受賞となりました。
<鈴木忠平さんの受賞コメント>
この度、「いまだ成らず 羽生善治の譜」を将棋ペンクラブ大賞・文芸部門に選んでいただきまして、たいへん光栄に存じます。
どれだけタイトルを積み重ねたレジェンドでも、目の前の一局に敗れれば、「負けました」と自ら頭を下げなければならない。そうしなければ、次の一局に進めない。敗北の痛みを、逃げ場なく自分ひとりで負うしかない棋士の世界は、数ある勝負事の中でも抜きん出て過酷だと思います。それゆえの美しさを何とか表現できないかと取材を始めました。少年時代に将棋を指して遊んだ程度の知識しかない私が、曲がりなりにも一つの作品を世に出せたのは、将棋界関係者や棋士の方々のご協力があればこそでした。本書に携わっていただいた全ての人に、あらためて御礼申し上げます。
鈴木忠平
この機会に、名棋士の生き方とその奥深さを活写したノンフィクションを、ぜひお楽しみください。
本書に登場する主な棋士)羽生善治/米長邦雄/豊島将之/谷川浩司/森内俊之
佐藤康光/深浦康市/渡辺明/藤井聡太
◆著者略歴
鈴木忠平(すずき・ただひら)
1977年、千葉県生まれ。愛知県立熱田高校から名古屋外国語大学を卒業後、日刊スポーツ新聞社で中日、阪神などプロ野球担当記者を16年間経験して2016年に退社。2019年までNumber編集部に所属したのち、フリーのノンフィクション作家として活動する。2021年に刊行した『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』でミズノスポーツライター賞最優秀賞、大宅壮一ノンフィクション賞、講談社 本田靖春ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞を受賞した。その他の著書に『虚空の人 清原和博を巡る旅』『アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち』などがある。
◆書誌情報
書 名:『いまだ成らず 羽生善治の譜』
著 者:鈴木忠平
判 型:四六判上製 カバー装
定 価:2,310円(税込)
発売日:2024年5月27日
ISBN:978-4-16-391849-5
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