使用済みPBBタイヤの利活用についてNAA×ダイトーコーポレーション共同/空を支えたタイヤが今度は海を支える!?
成田国際空港株式会社(代表取締役社長:田村 明比古、以下「NAA」 )は、株式会社ダイトーコーポレーション(代表取締役社長:浅野 敦男、以下「ダイトーコーポレーション」)と連携して、成田空港の搭乗橋(パッセンジャーボーディングブリッジ:PBB)で使用されたタイヤ(以下「使用済みPBBタイヤ」)の利活用に関する実証実験を行います。
■概要
今般、 NAAはダイトーコーポレーションに使用済みPBBタイヤを提供し、船舶の防舷材(船の緩衝材)としての利活用方法を検証する運びとなりました。この空と海をつなぐ画期的な試みの有効性が実証され、継続的な取組に発展すれば、両社のコスト削減のみならず環境負荷の軽減をももたらすことが期待されます。
両社は今後も環境に優しく経済的な取組みを継続し、リユース・リサイクルの輪を広げて持続可能な社会の実現により一層貢献することを目指してまいります。
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■背景・取組のご紹介
NAAでは昨今、Yahoo!オークションや航空ジャンク市(航空科学博物館開催)への出品等、廃棄物の資源循環に幅広く取り組んでまいりました。
従来、成田空港で排出される使用済みPBBタイヤは産業廃棄物として廃棄されていましたが、直径1メートル程度と航空機用タイヤ並みの大きさであるため、保管や処分が空港運営上の負担となっていました。NAAが海運業での中古タイヤ需要の可能性に着目して提携先を求めた結果、ダイトーコーポレーションの協力を得るに至りました。
引き続き、NAAでは自社で不要となった物品に価値を見出せるパートナーを募集しております。
退役品の情報・問い合わせフォームを以下のWebページに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
「成田空港「退役グッズ」の販売」
URL: https://www.narita-airport.jp/ja/fun/reuse_cc20/
NAAでは、2021年に「サステナブルNRT2050」を策定し、2050年度までに成田空港から排出されるCO₂を50%削減(2015年度比)することを目標としています。NAAは、2019年以来取り組んでいる「成田空港のプラスチック・スマート」活動のレベルアップを含めて、今後も持続的に発展できるサステナブル・エアポートを目指します。
■ダイトーコーポレーションについて
ダイトーコーポレーションは、世界物資の玄関口である東京湾のウオーターフロントを基盤に、成田空港への航空燃料の荷揚げを含む港湾作業を担うと共に、ターミナル運営や輸入通関から国内指定場所への一貫輸送等、様々な事業を展開しています。
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