Sansan、「会社員の立て替え負担に関する実態調査」を実施

~物価高騰で経費として立て替えた物品・サービスの金額も前年比平均16.6%上昇し、半数以上が「困った経験がある」と回答〜

Sansan株式会社

働き方を変えるDXサービスを提供するSansan株式会社は、20〜50代の会社員980名を対象に「会社員の立て替え負担に関する実態調査」を実施しました。

調査の結果、物価高騰で会社員が直近1カ月に経費として立て替えた物品・サービスの金額も1年前と比較して平均16.6%上昇していることが分かりました。この立て替えの増額により、半数以上が家計のやりくりなど「困った経験がある」ことが判明しました。また、4割以上が「(会社から)返金されるまでの不安が大きくなった」など心理的な影響があったと回答しており、物価高騰の影響で会社員の負担が増加している実態が明らかになりました。

■調査結果サマリ

・直近1カ月に経費として立て替えた物品・サービスの金額は、1年前と比較して平均16.6%上昇

・物価高騰を感じる経費は「宿泊費」が最も高く52.0%、次いで「交通費」が48.3%、「会食費」が39.3%

・立て替え金額の増加で半数以上が「困った経験がある」と回答

・4割以上が「(会社から)返金されるまでの不安が大きくなった」など心理的な影響があったと回答

・一方、直近1年で経費の立て替えに関する方針・規定を変更した企業は2割未満

■調査の背景

近年、世界的な物価の高騰により生活費はますます増加しています。また、企業活動に必要な経費も同様に上昇しており、特にフライトや出張先の宿泊費などは、昨今のインバウンド需要増加の影響で変動が大きくなっていることが想定されます。そこで、実際に会社員が経費として立て替えている物品・サービスの金額の変化と、それに伴う金銭的・心理的な負担を明らかにするべく、「会社員の立て替え負担に関する実態調査」を実施しました。

■調査の結果

・直近1カ月に経費として立て替えた物品・サービスの金額は1年前と比較して平均16.6%上昇

会社員980名に対し、直近1カ月に経費で立て替えた物品・サービスの金額が、1年前と比較してどの程度増減したと感じるか聞いたところ、「増加している」と41.0%が回答し、「変わらない」は56.2%、「減っている」はわずか2.8%となりました。また、1年前と比較した金額の増減割合は、平均約16.6%の増加との結果となりました。

・物価高騰を感じる経費は「宿泊費」が最も高く52.0%、次いで「交通費」が48.3%、「会食費」が39.3%

直近1カ月に経費で立て替えた物品・サービスの金額が、1年前と比較して増加していると回答した402名に対し、物価高騰で特に増加したと感じる経費を聞いたところ、「宿泊費」が最も高く52.0%、次いで「交通費」が48.3%、「会食費」が39.3%との回答となりました。

具体的には、「都内のビジネスホテルが1万円では泊まれなくなっている(30代男性/製造業)」「いつも利用していた大阪のビジネスホテルが朝食込みで1万円に収まらなくなった(50代男性/運輸・物流業)」「インバウンドの影響で京都のホテルが値上がりしていて、京都駅周辺では予算の関係で泊まれない(20代女性/その他)」との回答が挙がり、インバウンドを背景に都市部や観光地を中心に、宿泊費が高騰している実態がうかがえました。

また、「ガソリン代が1リットルあたり10円から20円ほど高くなっている(50代女性/化学・医薬業)」「いつも停めるコインパーキングが300円から600円になった(40代男性/食品・小売・飲食)」など原油価格や地価の上昇に伴う交通費の負担増加も見られました。

さらに、意外なところで物価高を感じたエピソードとして、「ナンバープレート交付手数料が値上がりしていた(30代男性/製造業)」といった声に加え、「(同金額における)駐車料金の上限時間が6時間から2時間に短縮された(40代男性/化学・医薬業)」「いつも使っている文房具の大きさが小さくなっていた(50代女性/食品・小売・飲食業)」といった物品・サービスの変化を挙げる声など、さまざまな声が見られました。

・立て替え金額の増加で半数以上が「困った経験がある」と回答

立て替え金額の増加で困った経験があるか聞いたところ、53.5%が「困った経験がある」と回答しました。

続いて「困った経験がある」と回答した人に、その具体的な内容を聞いたところ、「プライベートの支出を一時的に抑えた」が44.2%で最も高く、続いて「支払日までに現金や口座残高を確保するのが大変」が30.2%、「クレジットカードの限度額を確認する必要が出た」が27.4%となり、一時的な金銭負担が家計のやりくりに影響をおよぼしていることが判明しました。

・4割以上が「(会社から)返金されるまでの不安が大きくなった」など心理的な影響があったと回答

立て替えの負担増加に対し、心理状況に影響があったか聞いたところ、40.5%が「心理的な影響があった」と回答する結果となりました。

「心理的な影響があった」と回答した人に、具体的な内容を聞いたところ、「一時的な負担額の増加でつらい気持ちになった」が52.8%で最も高く、続いて「返金されるまでの不安が大きくなった」が52.1%、「業務へのモチベーションが下がった」が33.1%という結果となり、立て替えによる負担により、つらさや不安感、就業意欲の低下に影響をおよぼしていることが明らかになりました。一方、「心理的な影響はなかった」と回答した人のうち、「業務として仕方がないと捉えている」は73.6%にものぼり、潜在的に負担を感じている層も多いことがうかがえました。

・直近1年で経費の立て替えに関する方針・規定を変更した企業は2割未満

直近1年間に会社で従業員の立て替えに関する方針や規定の変更はあったか聞いたところ、「あった」が約14.8%であったのに対し、「なかった」は約85.2%という結果となりました。昨今の急激な物価高騰に対し、企業側では対策が行われていない実態がうかがえる結果となりました。

■Sansan株式会社 Bill One事業部 チーフプロダクトマーケティングマネジャー 鷹嘴 成寿のコメント

この1年で経費として立て替えられた物品・サービスの金額は平均約16.6%上昇しており、業務上でも物価高騰の影響は大きいことがうかがえました。実際に半数以上が一時的な金額負担によって家計のやりくりなど「困った経験がある」と回答するとともに、4割以上が「業務へのモチベーションが下がった」など心理的な負担を抱えていることも判明し、業務への影響も大きいと感じます。

このような状況において、従業員の負担と業務への影響を低減していくためには、従業員に経済的負担を強いる「立替経費」そのものをなくしてくことが有効です。例えば、Bill Oneが提供するクラウド経費精算サービスでは、従業員全員に法人カードを配布することで、立替経費をなくす仕組みを提供しています。従業員が事前に経費の申請をすることで、自動でカードの利用制限を行うことができるため、管理者に負担をかけることなく安全に利用いただくことが可能です(※1)。

従業員一人ひとりの経費の立て替えによる負担をなくし、全社的な従業員エンゲージメントや生産性の向上を図ることで、中長期的な事業成長を後押ししていけるよう、お客様とともに取り組んでいきたいと思います。

■調査概要

調査名:会社員の立て替え負担に関する実態調査

調査方法:オンライン上でのアンケート調査

調査地域:全国

調査対象:会社員980名

調査期間:2025年8月1日~2025年8月5日

調査企画:Sansan株式会社

補  足:本調査結果において、比率は小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計した数字が100%にならない場合があります。

※1:Sansan株式会社「Bill One、「事前申請オプション」を提供開始」(2025年8月25日発表)

https://jp.corp-sansan.com/news/2025/0825_02.html

(以上)

■立替経費をなくし、月次決算を加速する「Bill One経費」

Bill One経費は、Sansan株式会社が提供するクラウド経費精算サービスです。従業員の「立替払い」そのものをなくし、これまでにない経費精算を実現します。経費精算にまつわる処理がオンラインで完結するだけでなく、領収書とカード明細の突合や証憑提出の督促を自動化するBill Oneビジネスカードにより、経費精算における経理課題を解決します。

https://bill-one.com/exp/

■Sansan株式会社 会社概要

「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、働き方を変えるDXサービスを提供しています。主なサービスとして、営業DXサービス「Sansan」や名刺アプリ「Eight」、経理DXサービス「Bill One」、AI契約データベース「Contract One」を国内外で提供しています。

設立:2007年6月11日

URL:https://jp.corp-sansan.com/

所在地:〒150-6228 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F

資本金:72億3百万円(2025年5月31日時点)

事業内容:働き方を変えるDXサービスの企画・開発・販売

Sansan https://jp.sansan.com/

Eight https://8card.net/

Bill One https://bill-one.com/

Contract One https://contract-one.com/

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会社概要

Sansan株式会社

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URL
https://jp.corp-sansan.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F
電話番号
03-6758-0033
代表者名
寺田親弘
上場
東証プライム
資本金
-
設立
2007年06月