昨年延べ約8,000名が参加したアジア最大級の宇宙ビジネスイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2024」開催 <開催期間:11月18日(月)~11月22日(金)>
国際連携・共創が進み急速に拡大する宇宙ビジネスの最前線が日本橋に集結
一般社団法人クロスユー(東京都中央区、理事長 中須賀真一 東京大学大学院工学系研究科 教授 /以下「クロスユ-」)と三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:植田俊/以下「三井不動産」)は、2024年11月18日(月)から11月22日(金)まで、国内外の宇宙プレイヤーが一堂に集結するアジア最大級の宇宙ビジネスイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2024(以下、「本イベント」)」を開催いたします。
本イベントは、2020年より日本橋を舞台にスタートし、2023年開催からはクロスユーが主導しています。昨年は国内外から延べ8,000名の宇宙関連プレイヤーが集うなど、年々参加者が増加しアジア最大級の宇宙ビジネスイベントへと規模を拡大しています。本イベントを通し、最新の宇宙ビジネス動向に触れる機会や産官学のキープレイヤーとの交流機会を創出することで、宇宙ビジネスにおける新たな共創を促進し、日本橋から世界の宇宙産業を活性化することを目指します。
日本の宇宙産業は、大企業や異業種企業を含む新たなプレイヤーの参入により活況を呈しており、国内のスタートアップも100社を超えたと言われるなど、その勢いは急速に加速しています。さらに本年7月に公募が開始された「宇宙戦略基金*1」によって、民間の宇宙産業の成長がさらに促進されることが期待されています。本年は「JAXA宇宙戦略基金事業部*1」が日本橋に拠点を構え、来年1月には新たな宇宙ビジネス拠点が拡張オープンするなど、日本橋を拠点に官民双方においてより一層宇宙産業が盛り上がりを見せています。
今後もクロスユ―及び三井不動産は、さらなる宇宙関連産業の拡大に貢献してまいります。
*1 「宇宙戦略基金」について(内閣府資料より抜粋)
JAXA10年間の「宇宙戦略基金」を設置(最大1兆円規模)し、民間企業・大学等による複数年度にわたる宇宙分野の先端技術開発や技術実証、商業化を支援する (内閣府資料:https://www8.cao.go.jp/space/comittee/dai108/siryou3.pdf)
本イベントの概要
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4回目の開催となるアジア最大級の宇宙ビジネスイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2024」が、宇宙産業を牽引する産官学の企業・団体の集積が進む日本橋エリアで開催
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今年は欧州宇宙機関(ESA)をはじめとした海外の公的機関や企業・団体が多数参画。国内外100以上の企業・団体が参加、150名以上が登壇
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最新の宇宙ビジネス動向の入手やキープレイヤーとの交流の機会創出により、宇宙ビジネス共創の活性化を促進
開催コンテンツ詳細
開催期間中は、60を超える宇宙ビジネス団体が出展する展示会「-EXHIBITION-」に加え、多彩なビジネスカンファレンス等を開催し、宇宙ビジネスの最前線が日本橋に集結します。5日間で多数の宇宙関連イベントを開催し、日本橋エリア各所にて関係者の交流会等も実施予定です。
NIHONBASHI SPACE WEEK 2024 -EXHIBITION-
国内外の宇宙関連団体・企業が一堂に会し、宇宙ビジネスの最前線が集結する展示会。海外宇宙機関やスタートアップ企業、自治体、アカデミア、新たに宇宙ビジネスに参画した企業など60を超える宇宙ビジネス団体が出展。
日 時:2024年11月18日(月)~20日(水)
18日:10:30~17:30 19日:9:30~17:30 20日:9:30~17:00
※18日はメディア向け内覧会開催のため一般公開は12:30~17:30
会 場:日本橋三井ホール(日本橋室町2-2-1 COREDO室町1 5階)
参加費:無料(要事前登録)
申し込み:https://nsw2024.peatix.com/
【‐EXHIBITION‐出展企業・団体一覧】
NIHONBASHI SPACE WEEK 2024 -EXHIBITION- 出展社一部ご紹介
① 宇宙産業での取り組みが加速する大手企業が出展
旅行会社や石油会社、保険会社など非宇宙分野の大手企業・異業種企業も多数出展。宇宙産業の更なる発展を見据え、各企業では地上の技術やサービスを活用した宇宙開発の推進や、企業間の連携・共創が進むなど宇宙ビジネスにおける活動が加速しています。
【主な企業の動向】
出光興産株式会社 |
地上用太陽電池の製造で培った技術を起点に、宇宙空間で使用できる CIGS 薄膜太陽電池を開発、事業化を目指す。出光興産のもつ量産技術やノウハウを活かし、宇宙においても大面積で軽量かつ曲げられる太陽電池を実現し、世界に向けて CIGS薄膜太陽電池を提供していく計画を進めている。 |
株式会社大林組 |
宇宙エレベーターや月面資材(砂)を利用した基地建設、月面多目的発電タワーなど様々な宇宙プロジェクトを推進。中でも地上と宇宙をつなぐ、全長9万6000kmの「宇宙エレベーター建設構想」は、2025年の着工、2050年の完成を目指し進行中。 |
東京海上日動火災保険株式会社 |
本年4月よりJAXAと「宇宙リスクソリューション事業」に関する共創活動を開始。宇宙保険分野での実績と技術的なリスクマネジメントのノウハウを組み合わせ、宇宙産業事業者の安心安全な環境づくりを目指す。また、宇宙関連情報サイト「SpaceMate」を開設し、様々な情報を発信。 |
株式会社日本旅行 |
本年9月に将来宇宙輸送システム株式会社と、「誰もが行ける宇宙旅行事業」の実現を目指した事業検討を行う業務提携契約を締結。旅行商品の造成と輸送システムの開発というそれぞれの強みを活かし、安全・安心で快適かつ魅力的な、誰もが行ける「宇宙旅行」の2030年代の事業化を目指して検討を開始。 |
②世界からも注目を集める日本のスタートアップ企業が多数出展
民間月面探査プログラムの打ち上げを最速で今年12月に予定しているispaceや、持続可能な宇宙環境を目指し、世界で初めてデブリの周囲飛行に成功したアストロスケールなど、世界からも注目を集めるスタートアップが多数出展します。
【主な企業の動向】
株式会社ispace |
「月面資源開発に取り組むスタートアップ。日・米・欧の3法人で活動し、日本初の民間企業による月面軟着陸を目指すミッション2の打ち上げを最速で本年12月に予定。2026年にはミッション3、2027年にはミッション6を打ち上げ予定。 |
株式会社アストロスケール |
スペースデブリ除去を含む軌道上サービスに取り組むスタートアップ。本年7月に自社開発の商業デブリ除去実証衛星「ADRAS-J」が世界で初めて大型デブリ(全長約11m、重量約3トン)の周囲飛行に成功し、デブリの状況を鮮明に撮影。本年8月にはJAXAからスペースデブリの実証事業を120億円で受注した。 |
インターステラテクノロジズ株式会社 |
低価格で高頻度な宇宙輸送サービスの提供によって誰もが宇宙に手が届く未来の実現を目指す。観測ロケットMOMOで国内民間企業単独として初めての宇宙到達を達成し、現在は小型人工衛星打上げロケットZEROを開発。国内初のロケット×人工衛星の垂直統合サービスを推進する。 |
株式会社岩谷技研 |
北海道江別市に本社を置くスタートアップ企業。誰もが気軽に地球と宇宙を眺めることができる「宇宙遊覧フライト」の実現を目指す。本年7月には気球による有人飛行では過去最高となる最大到達高度2万816mの成層圏に到達。成層圏を舞台に研究開発を行い、新たな技術によって“まだ見ぬ未来”を創り出す。 |
③欧州・アジアの政府系宇宙機関からスタートアップ企業まで海外からの出展が増加
欧州宇宙機関「ESA」やタイの宇宙機関「GISTDA」、イギリス政府支援の宇宙産業クラスター「Harwell Science and Innovation Campus」、人工衛星用の電気推進システムを開発するエストニアの「Kreios Space」、小型衛星のソリューションサービスを提供するリトアニアの「SENSmetry」など、欧州・アジアの政府系宇宙機関から宇宙スタートアップ企業まで8団体が出展。日本企業と海外企業との宇宙領域における連携を推進します。
NIHONBASHI SPACE WEEK 2024 -SPACE PRODUCT DISPLAY-
国内外から注目されている宇宙探査機や成層圏での宇宙遊覧用キャビン、衛星など日本の大型開発製品の特別展示を実施します。期間中はどなたでもご自由にご覧いただけます。
日 時:2024年11月18日(月)~11月22日(金)
会 場:日本橋三井タワー1F アトリウム
NIHONBASHI SPACE WEEK 2024 -CONFERENCE STAGE-
産学官の宇宙関連団体によるビジネスカンファレンス。宇宙関連産業のキーパーソンが最新の宇宙動向や展望について議論します。
日 時:2024年11月18日(月)~11月20日(水)
会 場:室町三井ホール&カンファレンス(COREDO室町テラス 3階)
参加費:無料(要事前登録)
申し込み:https://nsw2024.peatix.com/
NIHONBASHI SPACE WEEK 2024 -PRESENTATION STAGE-
EXHIBITION出展社や「準天頂衛星みちびきコミュニティ」の宇宙利用事業社など、国内外の注目企業・団体の最新の取り組みや今後の展開を担当者が直接ご紹介します。
日 時:2024年11月18日(月)~11月20日(水)
会 場:室町三井ホール&カンファレンス(COREDO室町テラス 3階)
参加費:無料(要事前登録)
申し込み:https://nsw2024.peatix.com/
CNES・クロスユー特別イベント
フランス国立宇宙研究センター(CNES)、フランス大使館、クロスユーによる特別イベント。政府、学術機関、産業界の専門家たちが、宇宙での住まいや移動手段、宇宙飛行士の生命維持、健康管理、食料供給など宇宙での生活を実現するためのアイデアや革新技術を紹介します。
日 程:2024年11月22日(金)
会 場:室町三井ホール&カンファレンス
参加費:無料・事前登録
主 催:フランス国立宇宙研究センター(CNES)、フランス大使館、クロスユー
申し込み:https://cnesxcrossu2024.peatix.com/
パートナーイベント
<CONSEO もくもくスクール 2024>
日 程:2024年11月18日(月)
会 場:X-NIHONBASHI TOWER
参加費:無料・事前登録
主 催:CONSEO (衛星地球観測コンソーシアム)
内 容:
昨年大好評だった衛星データを学ぶ“CONSEO もくもくスクール”。本年度は、合成開口レーダー(SAR) 衛星データをテーマに開講します。SAR 衛星データの利活用手法を参加費無料で受講できる特別な機会です。
<Innovators Under 35 Japan Summit in Nihonbashi>
日 程:2024年11月20日(水)
会 場:日本橋ホール
参加費:無料・事前登録
主 催:MITテクノロジーレビュー[日本版]
内 容:
Innovators Under35は、才能ある若きイノベーターの発掘と支援を目的とした、MITテクノロジーレビュー主催の世界的なアワード。本イベントでは、日本版の本年度受賞者の表彰およびプレゼンテーション等を実施します。
<宇宙の未来2024~新ビジネスの展望とリスクガバナンス~>
日 程:2024年11月21日(木)
会 場:日本橋三井ホール
参加費:無料・事前登録
主 催:日本経済新聞社
内 容:
各国政府関係者や有識者、一線で活躍するビジネスパーソンが集い、今後の宇宙ビジネスの展望や、非宇宙産業の参加促進策、宇宙リスクへの対応策などについて議論を深めます。
<FUKUOKA SPACE TECH NIGHT in NIHONBASHI>
日 程:2024年11月21日(木)
会 場:X-NIHONBASHI BASE
参加費:無料・事前登録
主 催:福岡県宇宙ビジネス研究会(福岡県)
内 容:
宇宙ビジネスの先進地、九州。その中でも福岡県は、自動車や半導体といったものづくりが盛んで、そこで養った技術力を活かし、多くの企業やスタートアップが宇宙を目指しています。今回は、福岡県の注目の企業によるピッチやネットワーキングを開催します。
<JAXA Dialog 2024 for Space Transformation>
日 程:2024年11月22日(金)
会 場:日本橋三井ホール
参加費:無料・事前登録
主 催:国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
内 容:
JAXAにおける宇宙産業振興に向けた各種プログラム、及びSpace transformationの加速に向け新たに始動した宇宙戦略基金の現状について紹介します。宇宙戦略基金については、会場からのご質問も受けながらパネルディスカッション形式で実施します。
NIHONBASHI SPACE WEEK 2024開催概要
日 程:2024年11月18日(月)~11月22日(金)
会 場:日本橋三井ホール
室町三井ホール&カンファレンス
X-NIHIONBASHI TOWER
X-NIHIONBASHI BASEほか
(最寄り:東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅)
主 催:一般社団法人クロスユ-
共 催:三井不動産株式会社
後 援:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
内閣府、総務省、文部科学省、経済産業省(申請中)
公式サイト:https://www.crossu.org/spaceweek/
<会場位置図> 日本橋エリア各所で開催
■三井不動産の宇宙関連の産業創造の取り組みについて
三井不動産は1990 年代後半より、官民地域が一体となった「日本橋再生計画」を推進しており、その重点戦略として街づくりを通じ、産業の発展を支援する「産業創造」を掲げています。2019年からは「宇宙産業創造」に取り組み、2023年には三井不動産と宇宙関連の有志が中心となったクロスユーを設立し、活動を推進しています。
■一般社団法人クロスユ-とは
三井不動産と宇宙関連の有志が中心となり設立した、宇宙関連産業領域の活性化を目的とした宇宙ビジネス共創プラットフォーム。三井不動産がこれまで培ってきた「場」の提供と「機会」の創出によるビジネスマッチングのノウハウに加えて、産官学によるサポート体制を提供することで、多様な業界のプレイヤーの組織を超えた「繋がり、結びつき、発展」を促し、日本橋から世界の宇宙産業を活性化させるとともに、地球上の課題解決に応用していくことで持続可能な社会の実現を目指しています。
■三井不動産グループのサステナビリティについて
三井不動産グループは、「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける」という「&マーク」の理念に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪ととらえ、社会的価値を創出することが経済的価値の創出につながり、その経済的価値によって更に大きな社会的価値の創出を実現したいと考えています。
また、2024年4月の新グループ経営理念策定時、「GROUP MATERIALITY(重点的に取り組む課題)」として、「1.産業競争力への貢献」、「2.環境との共生」、「3.健やか・活力」、「4.安全・安心」、「5.ダイバーシティ&インクルージョン」、「6.コンプライアンス・ガバナンス」の6つを特定しました。これらのマテリアリティに本業を通じて取組み、サステナビリティに貢献していきます。
【参考】
・「グループ長期経営方針策定」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
・「グループマテリアリティ」
https://www.mitsuifudosan.co.jp/esg_csr/approach/materiality/
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