【CCCマーケティング総研レポート・生活者意識調査】テレビの視聴は一人で?みんなで?
~テレビ番組に関する調査~
CCCマーケティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:北村和彦)にて、『暮らす人と共に歩み、共に考えるシンクタンク』をコンセプトとする「CCCマーケティング総合研究所」(所長:新橋実、以下「CCCマーケティング総研」)は、このたび、「生活者意識調査:テレビの視聴は一人で?みんなで?~テレビ番組に関する調査~」(https://www.cccmk.co.jp/thinktanks/column-39)を実施し、その結果をまとめました。
調査は16歳~69歳の全国のT会員のうち、普段テレビ番組を見ている1,974人の皆さまにご協力をいただきました。調査時期は2021年の9月下旬で、このころ放送されていたドラマは「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」「ナイト・ドクター」などがありました。
- よく見ているジャンルと好きなジャンルで違いが
好きなジャンルでは「バラエティ(お笑い含む)」「ニュース/報道」「国内ドラマ(刑事・ミステリー)」という順でした。よく見ているジャンルで3番目に多かった「情報番組/ワイドショー」を好きと回答したのは14.3%と他ジャンルと比べると低い結果に。また、「アニメ(国内)」や「映画(洋画)」は好きなジャンルとして上位に並びました。
- 情報番組は興味のある内容次第で視聴?
好きなジャンルとして上位となった「アニメ(国内)」については「継続的・定期的に見ている」が「たまたま見る」を大きく上回っています。よく見る視聴者は国内ドラマの一部やドキュメンタリーよりも少ないという結果でしたが、ファンが継続的に視聴していることが推測されます。
家族など誰かと一緒に見ることが多いジャンルは「バラエティ」「ニュース/報道」が突出しています。他のジャンルは個人で見ることが多いとも考えられますが、「誰かと一緒に見ることが多いジャンル」については「あてはまらない」との回答が2割を超える結果が出ており、テレビ番組自体を誰かと一緒に見ることはなく、個人で楽しんでいる様子も見受けられます。
- 女性10代・20代では他の人がつけた番組で自分も夢中に
「いつも決まったチャンネルを見ている」は女性の16-19歳、20代で約6割と他よりも多めになっています。一方でこの層は「家族などがつけていた番組なのに自分が夢中になって見てしまうことがある」と周囲の影響で視聴をすることも多く、継続的に見ていた番組やチャンネル以外でも新たに視聴し始める可能性が大きい層とも言えるかもしれません。また、「家の中ににぎやかさがほしくて、あえてテレビをつけていることがある」も高く出ており、目的の番組の視聴以外にもテレビに価値を求めているようです。
「ドラマやアニメ等、初回からでなく、2話目以降からでも見る」は各性年代3~4割の回答になっています。図2では国内ドラマやアニメは継続的な視聴が多いという結果が見られましたが、初回からの視聴にこだわらない人たちが一定数いるということがわかります。
スマートフォンやパソコンなど、テレビを視聴する手段は多岐に渡り、個人で好きな番組だけを見るということが当たり前のようになっています。このお正月に家族や友達と過ごし、久しぶりに誰かと一緒にテレビ番組を見たという方もいたのではないでしょうか。テレビ番組を見てみんなで盛り上がったり、自分では絶対に見ない番組を見て新しい発見があったり、そんな誰かと一緒のテレビの楽しみ方もよいものですね。
【調査設計】
調査地域 :全国
調査対象者:16歳~69歳のT会員男女
※普段テレビ番組を見ている人を事前調査にて抽出し調査対象とした。
サンプル数:1,974サンプル
調査期間 :2021年9月24日(金)~9月30日(木)
実査機関 :CCCマーケティング株式会社(Tアンケートによる実施)
■CCCマーケティング総合研究所の概要
名称:CCCマーケティング総合研究所(CCCマーケティング総研)
URL:https://www.cccmk.co.jp/thinktanks
設立:2020年7月21日
生活者の消費データ、インサイトや心の変化、さらには社会環境や経済情勢などを踏まえ、生活者のみなさまの「ちょっといいな」を実現するために、2020年に発足しました。
我々は『生活者の皆さまと共に歩み、共に考えるシンクタンク』として生活者の意識把握に努め、その声をもとに「データ」×「クリエイティブ」×「コンサルティング」のチカラによって皆さまの未来創造に伴走します。
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