ドイツ語翻訳版『変な絵』が第1位快挙！！　世界３３か国出版で世界的１６４万部ミリオンセラーがドイツラジオ局主催「5月の最優秀犯罪小説」に選出！！！

株式会社双葉社

2025年5月22日 10時00分

　シリーズ累計164万部突破、世界33の国・地域で翻訳出版決定のミリオンセラー小説『変な絵』（雨穴著、双葉社）。そのドイツ語版が2025年３月31日に発売になると、大きな話題を呼び、ドイツの公共ラジオ局DeutschlandfunkおよびDeutschlandfunk Kulturが選出する「Die besten Krimis im Mai 2025（2025年5月のベスト・ミステリー小説）」において、「最優秀犯罪小説賞」を受賞し「第1位」となる快挙を達成した。

　この「Krimibestenliste（ミステリー・ベストリスト）」は、ドイツ、オーストリア、スイスの計17名のミステリー文学専門家が、毎月発行された新刊ミステリー作品の中から優れたタイトルを選出・発表するもの。あらゆる世界中の小説がある中で、『変な絵』は今月の“ベスト・オブ・ベスト”として高い評価を受けた。

　今、世界で最も注目を集めるスケッチミステリーである本作だが、国内外での人気はとどまるところを知らず、アジアでは台湾で重版がかかりタイでは書店売り上げ第1位となり早くもベストセラーとなっており、またアメリカ、イギリス、フランス、スペインなどの主要メディアからインタビュー依頼が殺到。世界中の読者を惹きつけ、子どもから大人まで幅広い層から支持を集めている。とりわけ、フランスでは大手書店チェーンFNACにて「今月の本（2025年2月）」に選ばれるなど、偉業も達成。各国書店では広く店頭展開され、完売店舗も続出するなど、売れ行きも好調を維持している。

■雨穴氏への主な海外取材メディア一覧

・ジャパンタイムズ（日本）

・AP通信（アメリカ）

・ワシントンポスト（アメリカ）

・FLAUNT（アメリカ）

・The Guardian（イギリス）

・The Telegraph（イギリス）

・Nouvel Obs（フランス）

・EL MUNDO（スペイン）

・El Nacional（スペイン・カタルーニャ）

今後も『変な絵』は、国境を越えて読者の心を動かすスケッチミステリー作品として、さらに世界中の多くの方々に読んでいただけることになりそうだ。

■雨穴氏コメント

「報告をいただき、とても驚きました。選んでくださった方々に深く感謝するとともに、より多くの方にこの本が届くことを願っております。

　前作の『変な家』が『奇人が一気に謎を解決する安楽椅子探偵型ミステリー』だったのに対し、『変な絵』では市井に生きる人たちが地道な調査の末に一つの真相にたどり着くひたむきな物語を目指しました。その点に言及いただいたのが、特に嬉しく思いました。ありがとうございます」

■49ページに及ぶ「新作続編」で明かされる"母の手紙"と"事件の本当の真相"

　オカルトサークルに所属する佐々木は、後輩の栗原からとあるブログの存在を教えられる。そこには、『あなたが犯した罪』という不穏なメッセージとともに、投稿者の妻”ユキ”が描いた「絵」が掲載されていた――。『風に立つ女の絵』『灰色に塗りつぶされたマンションの絵』『震えた線で描かれた山並みの絵』……９枚の奇妙な絵に秘められた衝撃の真実とは!?　その謎が解けたとき、すべての事件が一つに繋がる！　

　巻末には、現実と仮想の間の曖昧な領域に物語を紡ぎ出すクリエイター集団・第四境界が制作した『ナゾ解きゲーム』と、本作のために雨穴が書き下ろした49ページにも及ぶ物語の前日譚『続・変な絵』も特別収録。『続・変な絵』は、主要人物・優太が約７年後、父・武司、母・由紀からの手紙を受け取り、栗原の協力を得て、「物語の真相」を解き明かしていくストーリーになっている。