テイクアウト容器の廃棄を減らすことを目的としたリユース可能な容器シェアリングサービスの実証実験を、中野セントラルパークで実施
~株式会社丸井グループ、東京建物株式会社、株式会社カマンとともに、中野からはじまるゼロウェイストな未来に向けた取り組みを推進~
当実証実験は、カマン社が提供するリユース容器Megloo(メグルー)を、中野セントラルパークに出店するキッチンカーのテイクアウト容器と置き換えることで、使い捨てのテイクアウト容器の廃棄を減らすことを目的とした取り組みです。実証実験では、キリングループ本社が入居する中野セントラルパークサウス前にリユース容器Meglooの回収ボックスを設置します。返却されたMeglooは、カマン社が回収・洗浄したのち、再度キッチンカーに提供し繰り返し使用します。
当社は、当実証実験を中野セントラルパークで行うにあたり、使い捨てのテイクアウト容器に関する従業員の意識調査の実施や、より多くの従業員が当実証実験に参加しやすくするために、キリングループ本社オフィス内にも回収ボックスを設置します。
当社は国際NPO法人AEPW(Alliance to End Plastic Waste)※に加盟しています。当取り組みはAEPWが支援する循環型経済促進に向けシングルユースプラスチックの削減を推進するスタートアップ企業であるカマン社への支援活動です。
今回の実証実験には、合計35台のキッチンカーが参画予定です。中野セントラルパークに出店するキッチンカーの直近3カ月の平均利用者数は1日あたり443人です。当実証実験期間中には、利用者全体の約3割の方にMegloo(メグルー)を利用いただき、テイクアウト容器の廃棄を約3割減らすことを目指します。キッチンカーの利用者には、当実証実験に参加いただくことで、身近な食を通じた持続可能な資源循環への貢献を実感いただきます。
※2019年1月に米国で発足したプラスチックに関わる全てのサプライチェーンから企業が会員として参加したグローバルNPO。(現在、日本からは三菱ケミカル、三井化学、住友化学、稲畑産業、キリンホールディングスの5社が参加)。AEPWは、循環型経済の仕組みをつくることで、環境中のプラスチック廃棄物がなくなる世界を目指している。AEPWは自らを、このビジョンの実現に向けて持続可能なソリューションを生み出すグローバルラボ (実験室) と捉えており、世界各地で50以上のプロジェクトを実施した経験とノウハウを生かして、プラスチック廃棄物の環境流出を防ぐ新しい技術、ビジネスモデル、ソリューションのリスクを軽減し、開発と提供を行っている。
AEPW 日本・韓国 統括 穴田 武秀氏よりコメント |
キリングループは、2020年2月に社会と企業のレジリエンス強化へ向けた新たなビジョン「キリングループ環境ビジョン2050」を策定し、「容器包装を持続可能に循環している社会」を目指すことを宣言しています。また「キリングループ プラスチックポリシー」では、2027年までに日本国内におけるPET樹脂使用量の50%をリサイクル樹脂にすることを掲げています。
今後もキリングループは、複合的に発生し相互に関連する環境課題(生物資源・水資源・容器包装・気候変動)に統合的に取り組み、豊かな地球の恵みを将来にわたって享受し引き継ぎたいという思いをバリューチェーンに関わるすべての人々とともにつなぐべく、自然と人に「ポジティブインパクト」を与えるさまざまな取り組みを積極的に進めていきます。
<参考>
・リユース容器Megloo(メグルー)のサービス概要
https://megloo.jp/
・廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス
Alliance To End Plastic Waste
https://endplasticwaste.org/en
・キリングループ環境ビジョン2050
https://www.kirinholdings.com/jp/impact/env/policy/mission/
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