死から繋がる生ー寺田衣里個展「the bells(死と生)」6/9~6/13 @横浜市民ギャラリー
U35若手芸術家支援事業
横浜市民ギャラリー(横浜市西区)にて、寺田衣里個展「the bells(死と生)」が開催される。彫刻家イサム・ノグチが広島原爆慰霊碑案をはじめとする釣鐘型の作品に込めたとされる、人々の死を次の世代の生へ繋げるという考え方を、寺田自身の個人的な体験を通して再解釈する。同ギャラリーによる「U35若手芸術家支援事業」3回目の個展。会期中無休。入場無料。
横浜市民ギャラリーでは6月9日(水)から6月13日(日)まで、寺田衣里個展「the bells(死と生)」が開かれる。「横浜市民ギャラリー U35若手芸術家支援事業」の3回目の個展。個展の詳細は下記URLから。
https://ycag.yafjp.org/exhibition/55290/
- 寺田衣里個展「the bells(死と生)」
寺田は、彫刻家イサム・ノグチ(1904-1988)による実現しなかった広島原爆慰霊碑案を、カウンターモニュメントの萌芽として考察した博士論文(*)のためのリサーチを端緒とし、ノグチが釣鐘型の作品に込めたとされる、人々の死を次の世代の生へ繋げるという考え方を、自身の個人的な体験を通して再解釈することを試みる。
ノグチ作品における釣鐘的な要素をもつ作品や、広島の慰霊碑案をはじめノグチの死生観にまつわる作品等を参照し、寺田自身の死生観を見つめ直し新たに制作された作品が発表される。
(*)寺田衣里「実現しなかった広島原爆慰霊碑:逆説としてのモニュメントの在り方とアートの可能性」(2018年)
- 「横浜市民ギャラリー U35若手芸術家支援事業」
https://ycag.yafjp.org/activities/#u35
- 作家プロフィール
1987年生まれ。2018年多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻修了、博士号取得(芸術)。イサム・ノグチによる実現しなかった広島原爆慰霊碑案をカウンター・モニュメントの萌芽として再考するとともに、いまだモニュメント性を説く彫刻教育への批評を展開してきた。文章、彫刻、映像、アクションなどで、政治的矛盾や保守的土壌を批評する作品制作を行なっている。2020年より共同プロジェクト「OLYMPICNIC」を継続中。
Website:https://eriterada.tumblr.com/
- 展覧会の詳細情報
横浜市民ギャラリー U35若手芸術家支援事業
寺田衣里個展「the bells(死と生)」主催:寺田衣里
共催:横浜市民ギャラリー(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団/西田装美株式会社 共同事業体)
助成:公益財団法人 野村財団
会期:2021年6月9日(水)~6月13日(日)会期中無休
会場:横浜市民ギャラリー展示室1F (横浜市西区宮崎町26-1)
開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
料金:入場無料
会場HP:https://ycag.yafjp.org/
アクセス:JR・市営地下鉄「桜木町駅」から徒歩10分、京急「日ノ出町駅」から徒歩8分
〈新型コロナウイルス感染症対策について〉
マスクの着用や手指の消毒にご協力いただき、発熱時や体調不良時の来館はお控えください。感染拡大状況により、展覧会が中止・延期となる場合がございます。ご来館前に最新情報は横浜市民ギャラリーホームページ(https://ycag.yafjp.org/)をご確認ください。
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