<アデランスが約15年の歳月を経て開発に成功>特許技術採用の当社第三の機能性人工毛
繊維学の世界的権威、東京工業大学の鞠谷 雄士特任教授と共同研究 / 廃棄物削減でサステイナブルな毛材として誕生
毛髪・美容・健康のウェルネス事業をグローバル展開する株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、特許技術を2件採用した第三の機能性人工毛「CYBER X(サイバーエックス)」を新たに開発しました。
表彰状「Best Paper Award Textile Material賞」
(左から)商品企画開発部 次長・高橋英樹、東京工業大学・鞠谷雄士特任教授、当社社長・津村佳宏、商品企画開発部 リーダー・佐藤駿祐、同部 サブマネージャー・関正敏
第14回アジア繊維会議に登壇した商品企画開発部 リーダー・佐藤駿祐
ポリアミドとポリエステルの2種類の材料を使用し、海島構造に仕上げることで、天然毛髪に近いツヤ感を再現。溶かしたポリアミドとポリエステルを混ぜて、特定の温度以下で押し出すことで凹凸ができることを利用して繊維の光沢を抑えています。(特許第5518857号)
海島構造の表面画像
一般的な合成繊維の表面画像
人毛の表面画像
■自社開発毛のなかで最高のハリ・コシとアデランス史上最高のボリューム感を実現
ポリアミドとポリエステルを混合して製造することで、これまでの自社開発毛と比較し、最高のハリとコシを持った毛材開発に成功しました。根元から立ち上がる性質により、少ない本数でも自然なボリュームアップが可能です。
毛材の生成時に帯電防止剤を加える当社最新の製造技術(特許第7123291号)で、人毛及び人工毛の長年の課題である静電気発生の抑制※1に成功しました。静電気抑制※1により広がりを抑え、まとまりやすく、扱いやすい毛材が誕生しました。
※1自社開発毛との比較■サステイナブルな社会の実現を目指した機能性人工毛髪開発の取り組み
当社は将来的に入手困難になることが懸念されている人毛に代わる機能性人工毛の開発を1983年から続けています。当社の機能性人工毛はポリ塩化ビニル(塩ビ)を使用しないことで、焼却しても汚染物質の発生しにくい原材料構成で、環境にも配慮。今回新開発した海島構造によりツヤ消し技術が進化したことで、ツヤ消しの工程で発生する廃棄物の削減※2にも成功しました。当社は今後もSDGsな視点を取り入れながら、最良で最新の毛材開発の挑戦を続けていきます。
※2自社開発毛と比べて
■それぞれの理由で必要とされる方に、必要なウィッグを提供
株式会社アデランスは持続可能な 開発目標(SDGs)を支援しています。
「サイバーエックス」は第三の機能性人工毛として、10月20日(木)から提供を開始する増毛新商品『ピンポイントライズ』(男性向け)と『ヘアアップαリベルテ』(女性向け)で採用します。今後ウィッグなどの当社主力商品に採用し、日本国内のみならず、米国、欧州などグローバルに展開していきます。
1982年東京工業大学大学院繊維工学専攻博士後期課程修了。2020年に東京工業大学物質理工学院教授を定年退職。引き続き同学院特任教授に就任し、2021年より京都工芸繊維大学特任教授を併任。受賞歴として「繊維学会功績賞」、「高分子学会功績賞」などがある。一般社団法人繊維学会会長、一般社団法人プラスチック成形加工学会会長などを歴任。現在、米国繊維学会会長。
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