ユースマンスリーレポート2024年度7月度
日頃よりキングスへの応援、誠にありがとうございます。
ユースチームの活動を伝える「マンスリーレポート」の2024年度7月号をお届けします。
7月はU18、U15とも大会があり、沖縄県内で試合を行いました。いずれも多くの方が会場に足を運び、キングスユースチームに声援を送っていただき、選手たちにとって大きな力になりました。誠にありがとうございました。
試合を通じて何を学び、今後にどう生かしていくのか。選手、コーチの話を中心にお届けします。ぜひ、ご一読ください。
◾️◾️キングスU18◾️◾️
6月に開幕した「B.LEAGUE U18 REGIONAL LEAGUE 2024」の南地区は7月20日(土)、21日(日)の両日、沖縄アリーナを舞台に各カードを実施しました。
キングスU18は第3戦から第5戦までを行い、長崎ヴェルカU18に113-49、鹿児島レブナイズU18に115ー41、佐賀バルーナーズU18に103ー46で勝利しました。通算成績は5戦全勝となり、南地区で暫定首位に立っています。
先発を務めた#11 平良南海輝選手、#25 上原颯太選手、#33 長嶺充来選手、#77 佐取龍之介選手、#99 新垣元基選手がいずれの試合も序盤から激しいプレッシャーを掛け、ディフェンスで流れを引き寄せて大差での勝利を呼び込みました。持ち味である素早い攻撃からの得点も多く、沖縄アリーナに集まっていただいた多くの観客を沸かせました。
与那嶺翼キングスU18ヘッドコーチは「オフェンスは相手の隙間をアタックすることや、ボールを早く前に飛ばすこと、ディフェンスは腕を上に真っ直ぐ上げながら相手のドライブにプレッシャーを掛けることや、手の出し方などを準備して臨みました。出来は100点満点で75点くらいです」と評価します。残り「25点」については、以下のような課題を挙げました。
「練習を積み重ねてきたディフェンスをやり切れない時間帯があり、タイムアウトを取って本人たちに伝えてから修正するという場面がありました。自分たちでコミュニケーションを取りながらコート上で遂行力を高めたり、修正したりすることができるようになると良いと思います」
収穫と課題がある中、#3 嶺井俊弥選手、#33 長嶺充来選手、#71 名城寿唯選手の2年生3人の成長は目を引きました。#33 長嶺選手はチームの中でもトップクラスのディフェンス力を武器に度々スティールを決め、オフェンス力が持ち味の#3 嶺井選手はディフェンスでも存在感を発揮。#71 名城選手は鹿児島U18戦で4本の3Pシュートを沈める活躍を見せました。
現3年生は1年生の頃から試合に出ている選手が多い一方、2年生は上の代の人数が増えてなかなか試合経験を積めていなかったため、与那嶺キングスU18ヘッドコーチは「この3人のプレーが安定してきた事はチームにとって大きな収穫です」と手応えを語ります。
次は8月3日(土)、4日(日)の両日に熊本市総合体育館で残り2試合を行います。8月3日(土)は午後1時から香川ファイブアローズU18と、8月4日(日)は午前10時から熊本ヴォルターズU18と対戦します。南地区で上位2チームに入れば、10月に開幕する「B.LEAGUE U18 ELITE LEAGUE 2024」への出場権を獲得することができるため、重要な試合になります。
2日間とも、キャプテンの#77佐取選手が上海で開かれる「2024 Shanghai Future Star Basketball Championship」にB.LEAGUE U18選抜チームの一員として出場するため、不在となります。与那嶺キングスU18ヘッドコーチが「佐取選手は平均で20点、10リバウンドを記録する選手なので、彼が不在の時に誰がリーダーシップを取り、その数字の部分をどう補うかはチャレンジになります」と語る通り、総力戦で挑むことが勝利の鍵となりそうです。
日々チャレンジを続けるキングスU18の活動に、今後もご注目ください。
▽#25 上原颯太選手コメント
ーB.LEAGUE U18 REGIONAL LEAGUE 2024沖縄開催の自己評価は。
10点満点で言ったら個人としては6点くらいです。ディフェンスは足を動かしてスティールもできましたが、オフェンスではあまりチームに貢献できませんでした。
ー与那嶺ヘッドコーチは上原選手のディフェンスがチームの「生命線」と言っていた。
自分の役割はディフェンスで、そこで存在感を発揮することが存在価値だと思っています。
ディフェンスの強みとしては、フィジカルの強さと勘です。中学生の頃から1対1が好きでよく練習や遊びでやっていたので、そこで相手のやりたいプレーを考える力を養えたと思います。
ーオフェンス面の課題は。
ドライブで相手を抜いて、そこからチームメイトのチャンスを作ったり、自分でも得点を取ること意識していますが、あまりできていません。もっとスキルを磨いていきたいです。
ーチームとしての評価は。
10点中8点くらいです。毎試合、全体として高い集中力でディフェンスをできていたので良かったです。ただゴール下の簡単なシュートをミスしたり、1日に2試合やった時の2試合目で3Pシュートの成功率が大きく下がったりしてしまったので、そこを修正していきたいです。
ー沖縄アリーナには2日間とも多くの観客が足を運びました。
スタッフの人たちが頑張って宣伝してくれたり、学校にチラシを配ってくれたりしたおかげで自分たちのことを見に来てくれる人がたくさんいました。とても驚いたし、気合いが入りました。
ー最上級生として意識する役割は。
去年までは声を出してくれた先輩たちがいて、支えてくれていたのですが、今年は自分たちから声を出してリーダーシップを取っていかないといけない。3年生は人数が多いので、どんどん引っ張っていきたいです。
#25 上原颯太選手
◾️◾️キングスU15◾️◾️
キングスU15は7月13日(土)〜15日(月)に開かれた「沖縄県U15Bユース・クラブバスケットボールGAME2024」に出場し、優勝を飾ることができました。秋に行われる「Jr.ウィンターカップ第5回全国U15バスケットボール選手権沖縄県予選会」のベスト8のシード枠を獲得し、5連覇が懸かる予選会に向けて弾みを付けました。
コールアップ制度を活用してキングスU18でもプレーするキングスU15キャプテンの宮里俊佑選手が不在の中、ともに副キャプテンの越圭司選手と友寄快星選手を中心に、仲本秀也選手、末広琉莞選手、仲松優選手らがチームをけん引。まだ荒削りながらも、末広朋也キングスU15ヘッドコーチが掲げる「超高速バスケ」を体現すべく、毎試合ハードなプレーを見せてくれました。
素早い攻守の切り替え、素早く走ること、高く飛ぶことなど個々の基本的な能力が底上げされており、末広キングスU15ヘッドコーチは「内藤慈アスレティックトレーナーの下で日々トレーニングを積み、全体的に身体能力がとても高くなっているなと感じました」と手応えを語ります。
一方、大会では越選手が前から激しいプレッシャーを掛けてスティールを決めたり、個人で突破して得点を量産したりして流れを引き寄せる場面が多く、末広キングスU15ヘッドコーチは「越選手がここまで活躍できることはチームにとって嬉しいことですが、他の選手がまだそのレベルに達していません。全員が同じような水準でプレーするオールラウンド化をして超高速バスケを体現し、全国で勝てるチームをつくりたいです」と課題も口にしました。
Jr.ウィンターカップの沖縄県予選会においては、今回の沖縄県U15Bユース・クラブバスケットボールGAME2024の準決勝で65ー62の接戦を演じたStandardや決勝で戦ったSPICE、7月に行われた沖縄県中学校総合体育大会で優勝した名護中学校など、多くの強豪と頂点を争います。
今後も成長著しいキングスU15の成長にご注目ください。
▽副キャプテン 友寄快星選手コメント
ー沖縄県U15Bユース・クラブバスケットボールGAME2024のチームの評価は。
優勝できたことはとても嬉しいです。内容としては、接戦になった準決勝のStandard戦でチームのバスケットボールを体現できたと思います。それを決勝でも出せました。ただ、所々で甘い部分や相手に流れを渡してしまう時間帯があったので、全国大会に出場するために改善していきたいです。
ーどんなところに甘さを感じるか。
流れが悪い時のディフェンスのつき方や、全員でどう攻めるのかという遂行力が足りないと感じます。中でも、特にディフェンスは強化したいです。末広ヘッドコーチもよく言いますが、相手のオフェンスを守り切れれば、自分たちのスコアが2点でも勝つことはできるので、全員で守って、全員で攻める超速攻バスケを予選会(Jr.ウィンターカップ第5回全国U15バスケットボール選手権沖縄県予選会)までにできるようになりたいです。
ー大会を通じた自身の評価は。
決勝では自分の高さを生かしたリバウンドを中心に、インサイドで相手選手を圧倒できたと思います。全国レベルでは自分の身長は普通なので、3Pシュートは重要な武器になると思って練習しています。今大会で何本か決めることができて良かったです。ただ全体的に『もっとできた』というのが本音で、いい動きを安定して毎試合できるようなプレーヤーになりたいです。課題としては、すばしっこい選手にも対応できるようなディフェンスのフットワークを身に付けることです。
ーJr.ウィンターカップ第5回全国U15バスケットボール選手権沖縄県予選会の目標は。
5連覇を目標にし、一戦一戦キングスU15のバスケットボールをしっかりできるようにしたいです。
ー副キャプテンとして意識していることは。
現状では同じ副キャプテンの越選手に任せてしまっているところが多いので、自分もリーダーシップを発揮し、コート内外で声を出し、他の選手を後押しできるようなプレーヤーになりたいです。
友寄快星選手
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