【村瀬健プロデューサーのメッセージを紹介】大きな話題となったフジテレビ系月9ドラマ『海のはじまり』で注目、2008年刊行の名作絵本『くまとやまねこ』が、異例の売れ行き!
2週連続Amazonランキング第1位(絵本)など全国の書店で大反響!文‧湯本香樹実、絵‧酒井駒子という夢のコンビで贈る、世界中で読みつがれてきた、グリーフ(深い悲しみ)に寄り添う感動作。
2024年7月から9月まで放映された目黒蓮さん主演の『海のはじまり』(フジテレビ系月9ドラマ)。『silent』(2022年)のチームが再集結したこのドラマは、生方美久さん脚本、村瀬健さんプロデュースによる完全オリジナル作品で、今回も大きな話題を巻き起こしました。
夏、弥生、海、水季、津野、朱音…それぞれの登場人物たちの人生のバッググラウンドが一つ一つの動作や言葉から垣間見え、観る者の心を揺さぶるこの作品は、美しい映像もあいまって、忘れがたい傑作となりました。9月23日の最終回放映後には、13週にわたったこのドラマにあらためて思いを馳せ、涙した方も多いことでしょう。
その『海のはじまり』で、病におかされた水季が、娘の海にプレゼントし、自分の思い、そして未来を託した絵本が『くまとやまねこ』です。
最愛の友だち・ことりの死に直面したくまが、やがてやまねこと出会い、新たな旅立ちへと向かうまでを描いたこの絵本は、母親・水季と娘・海をつなぎ、さらに海とその父親・夏との新たな関係に寄り添う物語として、何度も登場。ドラマの放映後には、9月に2週連続でAmazonランキング第1位(絵本)となるなど、全国の書店で大きな反響が起こっています。
『海のはじまり』プロデューサー・村瀬健さん(フジテレビ ドラマ映画制作部)から届いた言葉をご紹介いたします。
たいせつな⼈を失ったときに感じる痛みは、⼈が⽣きていく中で最も苦しいものかもしれません。もちろん、僕にもその経験があります。誰⼀⼈として経験せずに⽣きることができない、逃れられない痛みです。「くまとやまねこ」は、そういう痛みを抱えたたくさんの⼈の⼼を救ってきた素晴らしい絵本です。これからも、きっと多くの⼈がこの絵本によって救われることと思います。ドラマ「海のはじまり」も、⾒てくださったどこかの誰かにとってのそういう存在になれていたらと願いながら、スタッフ、キャスト、皆で⼼を込めて作ってきました。たいせつな⼈を失い、その痛みを抱えながら⽣きているすべての⼈の⼼が、少しでも安らかになることを⼼から願っています。
「海のはじまり」プロデューサー 村瀬健(フジテレビ)
2008年の刊行以来、『くまとやまねこ』は16年もの間、世界中で多くの方々に読み継がれてきました。大人から子どもまで、誰しもが経験するグリーフ(深い悲しみ)に寄り添う物語――光あふれるこの絵本を、あなたも手に取ってみませんか。
●全国の書店で大反響
■作家紹介
湯本 香樹実(ゆもと・かずみ)
1959年東京都生まれ。作家。著書に、小説『夏の庭 -The Friends-』(日本児童文学者協会新人賞、児童文芸新人賞、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞、ミルドレッド・バチェルダー賞)、『岸辺の旅』(黒沢清監督により映画化)、絵本『あなたがおとなになったとき』(絵:はたこうしろう)など。酒井駒子との絵本に、『くまとやまねこ』(講談社出版文化賞 絵本賞)、『橋の上で』(日本絵本賞)がある。
酒井 駒子(さかい・こまこ)
1966年兵庫県生まれ。絵本作家。著書に『よるくま』『ぼく おかあさんのこと…』(フランスのPITCHOU 2006、オランダのZilveren Griffel 2006〔銀の石筆賞〕)、『ロンパーちゃんとふうせん』(イタリアのNati per Leggere Italia 2015)、『金曜日の砂糖ちゃん』(ブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌)など。湯本香樹実との絵本に、『くまとやまねこ』(講談社出版文化賞 絵本賞)、『橋の上で』(日本絵本賞)がある。
●書誌情報
『くまとやまねこ』
文:湯本香樹実
絵:酒井駒子
仕様:B5変形判/上製/48ページ
発売⽇:2008年4⽉18⽇
発行部数:29万部(44刷)
税込定価:1,430円(本体価格1,300円)
ISBN:978-4-309-27007-4
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