【SDGsの進捗状況への意識に関する調査】2030年までにほとんどの目標の達成は間に合わないと考えている人は全体で約5割

SDGsが「2030年までの目標」と知らない人は全体で約7割

 共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 剛、以下「LM」)は、SDGsが採択された9月25日(GLOBAL GOALS DAY)を迎えるにあたり、「SDGsの進捗状況」について生活者の意識を調査しましたので、その結果をご報告いたします。

【主な調査結果】

■SDGsが「2030年までの目標」であることの認知度
 2030年までの目標であることを「知らない」が66.0%

■日本国内の2030年までのSDGsの達成に関する認識
 2030年までのSDGsの目標達成について「ほとんどの目標は間に合わない」が45.0%

■SDGsの17の目標の進捗に関する認識
 進歩したと感じる目標は「5.ジェンダー平等を実現しよう」が最多で33.7%
 後退したと感じる目標は「1.貧困をなくそう」が最多で30.4%

■SDGs達成に向けて取り組むペースに関する認識
 SDGs達成に向けて「今よりもペースを上げて積極的に取り組んだ方がよい」が53.3%

■SDGsを自分に関係のある「自分ごと」と感じるか
 SDGsを自分ごとと感じる割合と感じない割合はそれぞれ約5割
 SDGsを自分ごとと感じる理由は「世界全体で取り組むべきものだから」が最多で33.4%
 SDGsを自分ごとと感じない理由は「自分の生活で精一杯だから」が最多で38.7%

■参考:SDGsアプリ「Green Ponta Action」に関する調査
 特典(Pontaポイント)目的で「Green Ponta Action」を始めた人が82.0%

 「Green Ponta Action」をダウンロードしている人の方が、SDGs達成に向けて「今よりもペースを上げて積極的に取り組んだ方がよい」と回答した割合が8.5ポイント高い

 「Green Ponta Action」をダウンロードしている人の方がSDGsを自分ごとと感じている割合が13.3ポイント高い

【調査結果詳細】

■SDGsが「2030年までの目標」であることの認知度

 2030年までの目標であることを「知らない」が66.0%

 SDGsが「2030年までの目標」であることを知っているか聴取したところ、全体で「知らない」は66.0%となった。「SDGsが何か分からない」と回答した人はいなかった。性年代別で見ると、男女とも20代以下が「知っている」と回答した割合が最も高く、男性が55.7%、女性が40.0%だった。また全年代で、男性の方が女性よりも「知っている」と回答した割合が高かった。

▼SDGsが「2030年までの目標」であることの認知度|性年代別|単一回答(n=3,000)

日本国内の2030年までのSDGsの達成に関する認識

 2030年までのSDGsの目標達成について「ほとんどの目標は間に合わない」が45.0%

 SDGsの達成が2030年までに間に合うと感じるか聴取したところ、全体で「ほとんどの目標は間に合う」が6.8%で、「約半数の目標は間に合うが、約半数の目標は間に合わない」が48.2%、「ほとんどの目標は間に合わない」が45.0%だった。

▼日本国内の2030年までのSDGsの達成に関する認識|性年代別|単一回答(n=3,000)

■SDGsの17の目標の進捗に関する認識

 進歩したと感じる目標は「5.ジェンダー平等を実現しよう」が最多で33.7%

 後退したと感じる目標は「1.貧困をなくそう」が最多で30.4%

  日本におけるSDGsの進捗について、SDGsが国連で採択された2015年と現状を比較し、進歩したと感じる目標と後退したと感じる目標をそれぞれ聴取した。「特になし」を除くと、進歩したと感じる目標の1位は「5.ジェンダー平等を実現しよう」で33.7%、2位は「12.つくる責任つかう責任」で13.1%、3位は「7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに」で12.0%だった。後退したと感じる目標の1位は「1.貧困をなくそう」で30.4%、2位は「8.働きがいも経済成長も」で30.2%、3位は「10.人や国の不平等をなくそう」で24.0%だった。また最も注力すべき目標を聴取したところ、1位は「3.すべての人に健康と福祉を」で12.5%、2位は「13.気候変動に具体的な対策を」で12.4%、3位は「1.貧困をなくそう」で12.1%だった。

▼SDGsの17の目標の進捗に関する認識|単一回答(n=3,000)

※最も注力すべき目標を伺う設問では「特になし」の選択肢は設けておりません

■SDGs達成に向けて取り組むペースに関する認識

 SDGs達成に向けて「今よりもペースを上げて積極的に取り組んだ方がよい」が53.3%
 SDGs達成に向けてどのようなペースで取り組むべきかを聴取したところ、全体で「今よりもペースを上げて積極的に取り組んだ方がよい」が53.3%だった。性年代別で見ると、全年代で女性の方がペースを上げて取り組んだ方がよいと回答した割合が高かった。

▼SDGs達成に向けて取り組むペースに関する認識|性年代別|単一回答(n=3,000)

■SDGsを自分に関係のある「自分ごと」と感じるか
 SDGsを自分ごとと感じる割合と感じない割合はそれぞれ約5割

 SDGsを自分ごと(自分に関係のあること)と感じるかを聴取したところ、「自分ごとと感じる」「どちらかと言えば自分ごとと感じる」の合計は全体で53.2%で、性年代別で見ると60代以上の女性が66.0%と最も高かった。「どちらかと言えば自分ごとと感じない」「自分ごとと感じない」の合計は全体で46.9%となり、性年代別では40代の男性が56.4%と最も高かった。

▼SDGsを自分に関係のある「自分ごと」と感じるか|性年代別|単一回答(n=3,000)

■SDGsを「自分ごと」と感じる理由
 
SDGsを自分ごとと感じる理由は「世界全体で取り組むべきものだから」が最多で33.4%
 SDGsを自分ごとと感じると回答した人を対象に、理由を聴取したところ、1位は「世界全体で取り組むべきものだから」で33.4%、2位は「結果として自分に関わることだから」で23.1%、3位は「未来に持続可能な社会をつなぎたいと思うから」で19.9%だった。

▼SDGsを「自分ごと」と感じる理由|単一回答(n=1,594)

■SDGsを「自分ごと」と感じない理由

 SDGsを自分ごとと感じない理由は「自分の生活で精一杯だから」が最多で38.7%
 SDGsを自分ごとと感じないと回答した人を対象に、理由を聴取したところ、1位は「自分の生活で精一杯だから」で38.7%、2位は「具体的に何をしていいか分からないから」で17.1%、3位は「自分と直接的な関わりを感じないから」で16.7%だった。

▼SDGsを「自分ごと」と感じない理由|単一回答(n=1,406)

参考:SDGsアプリ「Green Ponta Action」に関する調査


 本調査では、LMが提供するSDGsスマートフォンアプリ「Green Ponta Action」の利用状況を聴取し、SDGsの進捗状況に対する意識を分析しました。

 「Green Ponta Action」の利用者がアプリを始めた理由は、「特典(Pontaポイント)」が8割超となりました。ダウンロードの有無で比較すると、ダウンロードしている人の方がSDGs達成に向けてペースを上げて積極的に取り組んだ方がよいと感じている割合が8.5ポイント高く、SDGsを自分ごとと感じている割合が13.3ポイント高い結果となりました。アプリを始めたきっかけが特典であっても、利用することでSDGsが身近になることが伺えました。

「Green Ponta Action」を始めた理由

 特典(Pontaポイント)目的で「Green Ponta Action」を始めた人が82.0%  
 回答者のうち、「Green Ponta Action」をダウンロードした人に、アプリを始めた理由を聴取したところ、1位は「利用することで特典(Pontaポイント)を受け取れる」(82.0%)で、「アプリで気軽にいいことができる」(30.9%)が続いた。

▼アプリ「Green Ponta Action」を始めた理由|単一回答(n=505)

                                      
■SDGs達成に向けて取り組むペースに関する認識(「Green Ponta Action」ダウンロード状況別)
 
「Green Ponta Action」をダウンロードしている人の方が、SDGs達成に向けて「今よりもペースを上げて積極的に取り組んだ方がよい」と回答した割合が8.5ポイント高い
 SDGs達成に向けて取り組むペースに関する意識を「Green Ponta Action」のダウンロード状況別で見ると、ダウンロードしている人の方が「今よりもペースを上げて積極的に取り組んだ方がよい」と回答した割合が8.5ポイント高く、60.4%だった。

▼SDGs達成に向けて取り組むペースに関する意識|「Green Ponta Action」ダウンロード状況別|単一回答

(ダウンロードしている:n=505、ダウンロードしていないn=2,495)

■SDGsを「自分ごと」と感じるか(「Green Ponta Action」ダウンロード状況別)
 「Green Ponta Action」をダウンロードしている人の方がSDGsを自分ごとと感じている割合が13.3ポイント高い                                  
 「Green Ponta Action」のダウンロード状況別で、SDGsを「自分ごと」と感じるかを見ると、「自分ごとと感じる」「どちらかと言えば自分ごとと感じる」の合計は、ダウンロードしている人が64.2%で、ダウンロードしていない人の50.9%よりも13.3ポイント高い結果となった。

▼SDGsを「自分ごと」と感じるか|「Green Ponta Action」ダウンロード状況別|単一回答
(ダウンロードしている:n=505、ダウンロードしていないn=2,495)

■Green Ponta Actionについて

  「Green Ponta Action」は、LMが開発・提供するスマートフォンアプリです。日常生活の中で気軽に取り組めるアクションを積み重ねることで、持続可能な未来に向けた活動を応援できます。「知る」「宣言する」「あるく」など、日常生活の中にあるアクションを通じてアプリ内スコアをためるとステージが上がり、ステージに応じて、Pontaポイントがたまる特典があります。2021年4月に提供を開始し、これまでに111万ダウンロードを突破しました。1日あたり13万人以上、月間24万人以上のユーザーが、アプリを利用してSDGsアクションに取り組んでいます。

・関連URL

Green Ponta Actionダウンロードページ

https://greenponta.net/redirect.html

Green Ponta Action情報発信ブログ(note)

https://note.com/gpa/

【調査概要】

調査方法

インターネット調査

調査期間

2024年6月26日~7月1日

パネル

「Pontaリサーチ」会員

(Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録をしていただいている方)

調査対象

国内在住のPontaリサーチ会員

有効回答数

3,000名 男性、女性×年代別(20代以下・30代・40代・50代・60代以上)の各10セルで300サンプル

※調査結果は小数点第2位を四捨五入しています。合計しても100%にならない場合があります

【引用・転載の際のクレジット表記のお願い】

調査結果引用・転載の際は、“「Pontaリサーチ」調べ”とクレジットを記載していただきますようお願い申し上げます。

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会社概要

URL
http://www.loyalty.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿1-18-14 恵比寿ファーストスクエア 7階
電話番号
-
代表者名
長谷川 剛
上場
未上場
資本金
23億8157万円
設立
2008年12月