DMAT(災害医療チーム)やJRAT(日本災害リハビリテーション支援チーム)の卒業生がゲストスピーカーに!南海トラフ巨大地震を想定した「チーム医療症例演習」を実施

大阪医専は、関西で唯一「チーム医療」を学び、「高度専門士」を取得できる専門学校です。現在、医療現場では「チーム医療」が主流となり、求められる知識や技術も日々高度化しています。本学では、医療チームの中核となる人材を育成するため、専門分野にとどまらず、チームメンバーとしての多角的な知識と技術を身につける教育を提供しています。
今年度の「チーム医療症例演習」では、南海トラフ巨大地震が在校中に発生したというシナリオのもと、ゲーミフィケーション要素を取り入れた実験的な被災シミュレーションが行われました。約250名の学生が一堂に会し、5~6人一組のグループとなり取り組みました。訓練は初めこそ楽しい雰囲気で始まりましたが、次第に内容が難しくなり、協力・共同しないとうまくいかない課題へと進展。全員が参加しないとクリアできないミッションも含まれており、学生たちは自然と連携の重要性を学んでいきました。


訓練では、災害時に何ができるのか、自分たち自らで考え課題を見つけることを学びました。また、自分の身は自分で守らなければならないという基本的な意識を、安全確保(リアルな災害アラートが出し、机の下に入るなど)を通じて、改めて認識しました。


ミッションの中には負傷者の優先順位や限られた資源(物資や時間)の活用方法など、トリアージに見られる判断力が問われました。毎日の取り組み内容は変化し、その日の最後には全員で振り返りを行うことで課題を共有し理解を深めました。訓練が進むにつれて難易度も上がり、学生たちは災害対応における実践力だけでなく、自分自身の安全確保や他者への配慮についても学ぶことができました。
訓練後、多くの学生が「災害に関する知識や意識、行動が増えた、高まった、変わった」と感じており、この取り組みが学生たちに与えた影響の大きさが伺えます。


【参加した学科】
高度臨床工学学科/救急救命学科/高度看護学科/高度看護保健学科/実践看護学科/高度理学療法学科/高度作業療法学科/歯科衛生学科/アスレティックトレーナー学科
【学生たちの声】
・「チーム内で協力することの大切さを感じた。他メンバーとの知識共有によって災害時に誰がどう動くべきか学ぶことができた。」
・「異なる学科同士で協力することで、自分だけではできないことも可能になると感じた。」
・「災害時には一般人でも簡単にできることがあることを知った。避難所作りや傷病者への手当など、医療従事者以外でも役立つスキルだと思う。」
・「テレビやマスメディアで防災情報をもっと広めてほしいと思った。」
・「チーム活動では協調性や意見交換が重要だと感じた。一人一人が役割を果たすことで目標達成につながる。」


【ゲストスピーカーによるパネルディスカッション】
DMAT(災害医療チーム),JRAT(日本災害リハビリテーション支援チーム)や緊急消防援助隊の卒業生3名をゲストスピーカーに迎えパネルディスカッションでは、それぞれの活動した経験やボランティア活動で得た知見について語られました。特に被災地支援側としてのメンタルヘルス管理や、「できること」「できないこと」の現実について触れられるなど、学生たちはよりリアルな視点から災害対応について学ぶ機会となりました。




◆大阪医専
専門学校 大阪医専(大阪府)は、大阪(梅田)駅徒歩 9 分の医療・福祉・看護・スポーツ系分野まで学べる専門学校。本学は臨床・看護・歯科医療・リハビリテーション・東洋医療・スポーツ・福祉の7領域を統合的に網羅し、隣接領域も複合的に学ぶことができる、新時代にふさわしい画期的な教育構想のもとに設立されたコ・メディカルの総合校です。多彩な学科がある環境で、チーム医療に対応するエキスパートを育成します。希望者就職率18年連続100%を達成。「就職」と「医療の国家資格」を保証する3大保証制度『完全就職保証制度』『国家資格 合格保証制度』『給与保証制度』は自信の証明です。
オープンキャンパスは毎月実施。見学・相談は毎日実施しています。(日曜・祝日除く)
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