高槻市と島本町が消防指令センターの共同運用を開始

消防業務の相互応援体制の迅速化、大規模災害時の対応強化などを図る

高槻市

令和7年10月7日(火曜日)、高槻市と島本町における消防業務の相互応援体制の迅速化、大規模災害時の対応強化などを図るため、高槻市消防本部庁舎4階に設置した「高槻市島本町消防指令センター」の運用を開始しました。

近年、災害や事故の多様化・大規模化、市民ニーズの高度化・多様化など、消防を取り巻く環境が変化している中で、出動体制、設備資機材、専門員の確保等が全国的な課題となっています。このような状況に対応するため、スケールメリットを活用して消防体制の充実強化を図ることを目的に、119番通報の受信、消防車や救急車の出動指令や無線通信の統制などを行う消防指令センターを高槻市と島本町が共同で整備・運用することを令和4年10月に決定。令和7年度の運用開始に向けて整備を進めてきました。

同センターは、高槻市消防本部4階に設置。119番通報の際に、通報者がスマートフォンなどで撮影する現場映像を送信できる「映像通報機能」、消防隊がドローンなどで撮影する現場映像を共有できる「映像伝送機能」、災害に関する各種情報を一元的に管理し、迅速な情報共有により、消防本部の作戦指揮の高度化を図る「災害情報共有システム」など最新の消防指令システム機器を導入しています。高槻市、島本町のそれぞれが運用する消防隊等への指令を一元的に担い、これにより、携帯電話から受信した管轄外の緊急通報に対し転送の必要がないスムーズな受信体制となり、迅速な対応が可能になります。

また、救急需要の集中時や市町境界付近での火災が発生した場合等に、応援要請することなく受信と同時に両市町の消防本部から適切な体制で迅速に出動させることや、大規模災害等に対し同時に多数の部隊を出動させて迅速に活動することも可能になります。加えて、機器等を共同で整備及び維持管理することで費用の縮減を図るなど、財政面の効果も見込まれています。

この日、午前10時に市消防本部で行われた完成式では、濱田剛史高槻市長、山田紘平島本町長らが参列し、テープカットを実施。濱田市長は「大規模災害への備えや高齢化社会に伴う救急出動の増加など、住民の消防に対する期待が高まる中、隣接する島本町との連携強化による消防体制面の充実が図れることは大変心強く、住民サービスの向上に寄与するものと考えている」、山田町長は「この共同運用を通じ、島本町と高槻市との間に一層強固な信頼関係と連帯感が生まれる。両地域の住民の命と暮らしを守るために、これからも力を合わせて取り組んでいきたい」と同センター運用開始への期待感を示しました。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

高槻市

13フォロワー

RSS
URL
https://www.city.takatsuki.osaka.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
大阪府高槻市桃園町2番1号
電話番号
072-674-7111
代表者名
濱田 剛史
上場
-
資本金
-
設立
-