<アデランス産学連携>第74回西日本泌尿器科学会総会においてアデランスが教育セミナー2を共催
~当社代表取締役社長の津村がムーンライトセミナーにて講演~
毛髪・美容・健康のウェルネス事業をグローバル展開する株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、2022年11月3日(木)~11月5日(土)に北九州国際会議場(福岡県北九州市)にて開催された第74回西日本泌尿器科学会総会において、教育セミナー2を共催しました。また当社代表取締役社長の津村 佳宏がムーンライトセミナーにおいて講演を致しました。アデランスが本学会に協賛するのは今回が初めてとなります。
本学会では新型コロナウイルス感染拡散防止策を厳重にとり、会場におけるマスク着用と消毒はもちろん、室内換気や参加者の健康状態の確認の徹底を行うなどの対策を講じたうえで会場開催を行いました。
会期中の11月3日(木)に開催されたムーンライトセミナーでは、当社代表取締役社長の津村佳宏が「病気やケガによる脱毛に対する外見ケアの重要性」と題し、抗がん剤あるいはけがによる脱毛や先天的な脱毛が、治療を受ける患者様に与える心理的な影響に関して講演し、併せてこれらの症状に悩まれている方への当社の取り組みに関して講演致しました。本公演では産業医科大学医学部 泌尿器科学講座 教授で本学会の会長である藤本 直浩先生が座長を務めました。
また、会期中の11月4日(金)には「アピアランスとアンドロロジー ~毛髪からメタボ、癌性悪液質~」をテーマに教育セミナー2を共催し、大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学(アデランス)寄附講座 特任教授の乾 重樹先生と金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 泌尿器集学的治療学講座 教授の溝上 敦先生が講演をされ、産業医科大学医学部 泌尿器科学講座 教授の藤本 直浩先生が座長を務めました。
■アデランス共催 教育セミナー2 講演概要
セミナーテーマ
「アピアランスとアンドロロジー ~毛髪からメタボ、癌性悪液質~」
座長
産業医科大学医学部 泌尿器科学講座 教授 藤本 直浩先生
演者1
大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学(アデランス)寄附講座
特任教授 乾 重樹先生
演題
アンドロロジーからみた男性型脱毛症の病態と治療
講演内容
男性型脱毛症は毛乳頭をアンドロゲンの標的としたアンドロロジー疾患と捉えることができる。基礎医学的な面から男性型脱毛症の病態研究の潮流を振り返りながら、主に男性型脱毛症の病態におけるandrogen axisの意義について我々の研究をまじえながら述べる。男性型脱毛症の本態は、アンドロゲンの影響によって成長期の短縮を伴って毛周期を繰り返すうちに毛包構造がミニチュア化を来たし十分に太い毛幹を形成できなくなることである。男性型脱毛症において病因論的な役割を果たすandrogen axisの因子としてはII型5a-還元酵素、アンドロゲン受容体、Hic-5/ARA55などのアンドロゲン受容体共役因子、TGF-b1、2、DKK-1などのメディエーターが重要であると考えられる。
また新しい発毛デバイスとして演者らは赤色Light emitting diode (LED)をマウス背部や培養ヒト毛乳頭細胞へ照射し、毛乳頭から誘導されるHGF、VEGF、Leptinを介して成長期が延長することを明らかにした。また男性型脱毛症および女性型脱毛症に対して単独療法として6か月間赤色LED照射を行ったところ、4例中3例で毛髪数、毛直径、軟毛率の改善が得られた。さらに自宅で行うセルフケア型赤色LED照射器では著効を示す症例が経験されているので症例を供覧したい。
演者2
金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 泌尿器集学的治療学講座 教授 溝上 敦先生
演題
アンドロゲン低下症と生活習慣病、癌性悪液質
講演内容
進行前立腺癌に対してアンドロゲン除去療法(ADT)は必須の治療法である。ADTを行うと多少毛髪が増え、患者が喜ぶことがあるが、多くの場合、男性においてアンドロゲンが低下すると様々な弊害が生じることが多い。いわゆるメタボもアンドロゲン低下に伴う代表的な疾患である。また進行癌にしばしば見られる癌性悪液質においても男性ではしばしばアンドロゲンが低下していることが明らかとなってきた。アンドロゲン低下に伴うメタボや癌性悪液質の改善には直接アンドロゲンを補充することが近道と考えている。今回の講演では、アンドロゲン補充によるメタボの改善や癌性悪液質の改善効果について説明したい。この講演が少しでも日常診療に役だってもらえれば幸いである。
■西日本泌尿器科学会に関して
西日本泌尿器科学会は1966年に「日本泌尿器科学会西日本連合地方会」として設立され、2012年に「西日本泌尿器科学会」として独立した学会となりました。現在では西日本地区にとどまらず、全国の多くの先生方にご入会いただき、約2,000名の会員を擁しています。本学会は発足約60年となり、日本の泌尿器科学会の中でも有数の歴史を誇っています。また本学会は「泌尿器科学の発展に寄与する」という目的のもと、学術集会や学会誌を通じて、基礎的研究、臨床的研究の発展および情報発信に取り組んで参りました。今回の総会には1,000名を超える先生方にご参加いただきました。
アデランスはトータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療用ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携でも毛髪関連の研究を積極的に取り組んでいます。その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、また、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与し、当社のCSR(企業の社会的責任)であると考えております。
学会概要
学会名称:第74回西日本泌尿器科学会総会
会 期:2022年11月3日(木)~11月5日(土)
会 場:北九州国際会議場(福岡県北九州市)
会 長:産業医科大学医学部 泌尿器科学講座 教授 藤本 直浩先生
※アデランス代表取締役社長 津村 佳宏の講演は11月3日(木)に開催しました。
※アデランス共催の教育セミナーは、11月4日(金)に開催しました。
会期中の11月3日(木)に開催されたムーンライトセミナーでは、当社代表取締役社長の津村佳宏が「病気やケガによる脱毛に対する外見ケアの重要性」と題し、抗がん剤あるいはけがによる脱毛や先天的な脱毛が、治療を受ける患者様に与える心理的な影響に関して講演し、併せてこれらの症状に悩まれている方への当社の取り組みに関して講演致しました。本公演では産業医科大学医学部 泌尿器科学講座 教授で本学会の会長である藤本 直浩先生が座長を務めました。
また、会期中の11月4日(金)には「アピアランスとアンドロロジー ~毛髪からメタボ、癌性悪液質~」をテーマに教育セミナー2を共催し、大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学(アデランス)寄附講座 特任教授の乾 重樹先生と金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 泌尿器集学的治療学講座 教授の溝上 敦先生が講演をされ、産業医科大学医学部 泌尿器科学講座 教授の藤本 直浩先生が座長を務めました。
■アデランス共催 教育セミナー2 講演概要
セミナーテーマ
「アピアランスとアンドロロジー ~毛髪からメタボ、癌性悪液質~」
座長
産業医科大学医学部 泌尿器科学講座 教授 藤本 直浩先生
演者1
大阪大学大学院医学系研究科 皮膚・毛髪再生医学(アデランス)寄附講座
特任教授 乾 重樹先生
演題
アンドロロジーからみた男性型脱毛症の病態と治療
講演内容
男性型脱毛症は毛乳頭をアンドロゲンの標的としたアンドロロジー疾患と捉えることができる。基礎医学的な面から男性型脱毛症の病態研究の潮流を振り返りながら、主に男性型脱毛症の病態におけるandrogen axisの意義について我々の研究をまじえながら述べる。男性型脱毛症の本態は、アンドロゲンの影響によって成長期の短縮を伴って毛周期を繰り返すうちに毛包構造がミニチュア化を来たし十分に太い毛幹を形成できなくなることである。男性型脱毛症において病因論的な役割を果たすandrogen axisの因子としてはII型5a-還元酵素、アンドロゲン受容体、Hic-5/ARA55などのアンドロゲン受容体共役因子、TGF-b1、2、DKK-1などのメディエーターが重要であると考えられる。
また新しい発毛デバイスとして演者らは赤色Light emitting diode (LED)をマウス背部や培養ヒト毛乳頭細胞へ照射し、毛乳頭から誘導されるHGF、VEGF、Leptinを介して成長期が延長することを明らかにした。また男性型脱毛症および女性型脱毛症に対して単独療法として6か月間赤色LED照射を行ったところ、4例中3例で毛髪数、毛直径、軟毛率の改善が得られた。さらに自宅で行うセルフケア型赤色LED照射器では著効を示す症例が経験されているので症例を供覧したい。
演者2
金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 泌尿器集学的治療学講座 教授 溝上 敦先生
演題
アンドロゲン低下症と生活習慣病、癌性悪液質
講演内容
進行前立腺癌に対してアンドロゲン除去療法(ADT)は必須の治療法である。ADTを行うと多少毛髪が増え、患者が喜ぶことがあるが、多くの場合、男性においてアンドロゲンが低下すると様々な弊害が生じることが多い。いわゆるメタボもアンドロゲン低下に伴う代表的な疾患である。また進行癌にしばしば見られる癌性悪液質においても男性ではしばしばアンドロゲンが低下していることが明らかとなってきた。アンドロゲン低下に伴うメタボや癌性悪液質の改善には直接アンドロゲンを補充することが近道と考えている。今回の講演では、アンドロゲン補充によるメタボの改善や癌性悪液質の改善効果について説明したい。この講演が少しでも日常診療に役だってもらえれば幸いである。
■西日本泌尿器科学会に関して
西日本泌尿器科学会は1966年に「日本泌尿器科学会西日本連合地方会」として設立され、2012年に「西日本泌尿器科学会」として独立した学会となりました。現在では西日本地区にとどまらず、全国の多くの先生方にご入会いただき、約2,000名の会員を擁しています。本学会は発足約60年となり、日本の泌尿器科学会の中でも有数の歴史を誇っています。また本学会は「泌尿器科学の発展に寄与する」という目的のもと、学術集会や学会誌を通じて、基礎的研究、臨床的研究の発展および情報発信に取り組んで参りました。今回の総会には1,000名を超える先生方にご参加いただきました。
アデランスはトータルヘアソリューションにおけるリーディング企業の使命として、経営理念の一つである「最高の商品」の開発および毛髪関連業界の発展を目指し、機能性人工毛髪や医療用ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛抑制研究など、産学連携でも毛髪関連の研究を積極的に取り組んでいます。その産学共同研究の成果を国内外の学会を通じて発信し、また、世界の研究者に研究成果を発表いただくことは、毛髪界の更なる進展となり、ひいては多くの方の髪の悩みの解消に寄与し、当社のCSR(企業の社会的責任)であると考えております。
学会概要
学会名称:第74回西日本泌尿器科学会総会
会 期:2022年11月3日(木)~11月5日(土)
会 場:北九州国際会議場(福岡県北九州市)
会 長:産業医科大学医学部 泌尿器科学講座 教授 藤本 直浩先生
※アデランス代表取締役社長 津村 佳宏の講演は11月3日(木)に開催しました。
※アデランス共催の教育セミナーは、11月4日(金)に開催しました。
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