【銀座 蔦屋書店】深堀隆介の作品展「水底に描く」を2月6日(火)より開催。独自の技法を用いて金魚の住む世界のリアリティーと痕跡を描く。

1月30日(火)12:00より一部作品の抽選受付を開始

銀座 蔦屋書店(東京都 中央区 GINZA SIX6F)では、現代美術家・深堀隆介による作品展「水底に描く」を2024年2月6日(火)~2月21日(水)の期間に店内GINZA ART SQUAREにて開催します。代表シリーズ金魚酒や透明樹脂を用いたキャンバス作品の新作のほか、ドローイング作品を展示します。

金魚酒 命名 桂風 Kingyo-sake name:Katsurakaze、2024、85×85×H55mm、木曾檜一合枡 超難黄変エポキシ樹脂 アクリル絵具金魚酒 命名 桂風 Kingyo-sake name:Katsurakaze、2024、85×85×H55mm、木曾檜一合枡 超難黄変エポキシ樹脂 アクリル絵具

特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/38099-1259270105.html

  • 概要

現代美術家・深堀隆介は、自身がスランプに陥った2000年に飼っていた1匹の金魚に魅了され、以降金魚を描き続けています。紙や布を用いることなく、透明樹脂にアクリル絵具を何層にも重ねる独自の技法「2.5D Painting」で描いた立体的な金魚は、まるで生命を持って水の中を泳いでいるかのようなリアリティーと雅やかな美しさを持ち合わせます。2022年に上野の森美術館で個展を開催、2023年9月からは全国の美術館を中心に巡回展を開催するなど、精力的に活動を続けています。

本展では、「水底(みなそこ)に描く」と題し、代表シリーズ金魚酒、額にアートワークを施した絵画などの新作を中心に、普段発表することが少ないドローイング作品も合わせて展示します。表面張力の中に金魚の住む世界を見出し、水彩紙の上の水面に色を落とすように描いたドローイングには、時間の経過と共に水分が蒸発した後、立体的なリアリティーとは異なる抽象的な美しい痕跡が残ります。

具象と抽象、職人と作家という境界を行き来しながら制作した作品群には、多様な媒体と独自の技法を用いた絵画表現に対しての作家の挑戦的な姿勢がうかがえます。是非本展にてご高覧ください。

蘇若 Sowaka、2024、800×580×D180mm、キャンバス・油絵具・ジェスモナイト・石粉粘土・木など蘇若 Sowaka、2024、800×580×D180mm、キャンバス・油絵具・ジェスモナイト・石粉粘土・木など

水底のドローイング Drawing of the Depths、2023、318×417×D24mm、水彩紙・水彩絵具・ピグメント水底のドローイング Drawing of the Depths、2023、318×417×D24mm、水彩紙・水彩絵具・ピグメント

  • アーティストステートメント

水底に描く

Drawing of the Depths


 私はドローイングをしている時に、あることに気がついた。それは、紙の上に垂らした水彩絵具にも水面があるということだった。水面があるということは水底もある。つまり僅かではあるがそこには水深があり、金魚たちの棲息領域が絵を描く行為の中で生まれていることを発見したのだ。私はその彼らの領域に色を垂らし込み、棒やヘラで引っ掻いたり伸ばしたりして、彼らの領域を拡大させていく。垂らしこんだ色の粒子は微かに生まれる水流によって意図しない方向へ流れ、他の色と混ざり合い繋がっていく。私は、そこに一つの海が生まれたような錯覚を覚える。しかしせっかく出来上がったその海も、時間の経過と共に蒸発し痕跡だけが残る。私にとってこの痕跡は、彼らの領域が存在した証なのだ。火星にはかつて海があったと言われている。水の無い火星だが、地表には幾つもの水の作用によって刻まれた痕跡が残されている。もしかすると、その海も何かの生命体の棲息領域だったのかもしれない。いつか地球の海も痕跡になってしまうのだろうか。


深堀隆介


  • 販売について

下記の日程にて、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」での抽選受付を行います。

抽選受付期間|1月30日(火)12:00~2月13日(火)12:00

抽選結果発表|2月14日(水)より順次 ※3月中に順次お届けを予定

https://oil.bijutsutecho.com/special/272

※想定より多くのご応募を頂いた場合、結果発表が遅れる可能性があります。


なお、開催初日の2月6日(火)10:30より店頭、同日12:00より「OIL by 美術手帖」にて先着順でご用意する作品もあります。


※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。

※抽選販売に関する注意事項は販売ページにてご確認ください。


  • プロフィール

深堀隆介

神奈川県横浜市在住、美術作家。

横浜美術大学客員教授、愛知県弥富市広報大使。

作品は平塚市美術館をはじめとした国内の美術館のほか、毓繡美術館(台湾)、アメリカのナイキ本社、Four Seasons Resort LANAI、KITHなどのアパレルブランド、横浜美術大学、愛知県立芸術大学といった美術大学にもコレクションされている。


〈略歴〉

1973年 愛知県生。

1995年 愛知県立芸術大学卒業。

2000年 スランプ時に飼っていた金魚に魅了される。(金魚救い)

2002年 透明樹脂に直接絵を描く新絵画技法「2.5D Painting」を考案し発表する。

2009年 この頃からニューヨーク・ロンドン・台湾など、海外での個展を開催。 

2017年 「金魚美抄展」監修(2017 金沢21 世紀美術館、2020 豊川市桜ヶ丘ミュージアムなど巡回)

2018年 個展「平成しんちう屋」(平塚市美術館、刈谷市美術館など巡回)

2021年 個展「金魚鉢、地球鉢」(上野の森美術館、長崎県美術館、岩手県立美術館など巡回)

2023年 個展「水面のゆらぎの中へ」(札幌芸術の森美術館、帯広美術館など巡回中)

2023年 「シン・ジャパニーズ・ペインティング展」 (ポーラ美術館)


  • 展示詳細                                     

「水底に描く "Drawing of the Depths"」

会期|2024年2月6日(火)~2月21日(水)

時間|10:30~21:00 ※最終日のみ18時閉場

会場|銀座 蔦屋書店 GINZA ART SQUARE

主催|銀座 蔦屋書店

協力|金魚養画場

入場|無料

お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp

 特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/38099-1259270105.html


  • 銀座 蔦屋書店

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  • CCCアートラボ

CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/

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アート・カルチャー
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会社概要

URL
https://www.ccc-artlab.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16-17 渋谷ガーデンタワー
電話番号
-
代表者名
髙橋 誉則
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年05月