【樹木希林さん地球の人々へ最後のメッセージ】宝島社・企業広告「あとは、じぶんで考えてよ。」「サヨナラ、地球さん。」10/29掲載
ファッション雑誌販売部数トップシェア(※)の株式会社宝島社(代表取締役社長:蓮見清一 本社:東京都千代田区)は、2018年10月29日(月)、企業広告「あとは、じぶんで考えてよ。」を朝日新聞に、「サヨナラ、地球さん。」を読売新聞に、同時掲載いたします。(全国版朝刊)
※日本ABC協会 雑誌発行社レポート2017年下半期(7~12月)より
弊社では、商品では伝えきれない“企業として社会に伝えたいメッセージ”を、企業広告を通じてお伝えしたいという思いで、1998年より企業広告を開始しました。これまでに数々の広告賞(読売広告大賞、朝日広告賞、朝日新聞読者賞、日本新聞協会 新聞広告賞、ADC賞、TCC賞、グッドデザイン賞ほか)をいただいており、Yahoo!ニュースのトップに掲載されるなど、様々なメディアで話題となっています。
2016年1月には、樹木希林さん出演の企業広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」を新聞4紙に同時掲載(読売広告大賞、朝日広告賞、朝日新聞読者賞、日本新聞協会 新聞広告賞、ADC賞、TCC賞 受賞)し、反響を
いただきました。
今回の企業広告では、「あとは、じぶんで考えてよ。」「サヨナラ、地球さん。」をメインコピーに、2枚の写真を使用。あらためて「死」について考えることで、どう生きるかを考えるきっかけになればと思い、企業広告のテーマとしました。
宝島社は、企業理念「人と社会を楽しく元気に」のもと、今後も、企業として社会に伝えたいメッセージを、企業広告を通じて世の中にお伝えしてまいります。
※広告制作にあたり、ご遺族より生前のお写真をお借りしました
●朝日新聞 全国版 朝刊
写真左から、
樹木希林(きききりん)
内田玄兎(うちだげんと):樹木希林の孫
内田雅樂(うちだうた):樹木希林の孫
内田裕也(うちだゆうや):樹木希林の夫
内田也哉子(うちだややこ):樹木希林の娘
内田伽羅(うちだきゃら):樹木希林の孫
本木雅弘(もときまさひろ):樹木希林の義理の息子
※広告制作にあたり、ご遺族より生前のお写真をお借りしました
●読売新聞 全国版 朝刊
■宝島社HP:https://tkj.jp/
(2016年企業広告時の樹木さんのインタビューがご覧いただけます)
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【コピー】
キャッチコピーは、今回の広告用に制作。
ボディコピーは、樹木希林さんの生前の数々の言葉をもとに、今回の広告用に制作しました。
■朝日新聞コピー
あとは、じぶんで考えてよ。(キャッチコピー)
絆というものを、あまり信用しないの。期待しすぎると、お互い苦しくなっちゃうから。
だいたい他人様から良く思われても、他人様はなんにもしてくれないし(笑)。
迷ったら、自分にとって楽なほうに、道を変えればいいんじゃないかしら。
演技をやるために役者を生きているんじゃなくて、人間をやるために生きているんです。
代表作?ないのよ。助演どころか、チョイ役チョイ役って渡り歩く、チョイ演女優なの。
自分は社会でなにができるか、と適性をさぐる謙虚さが、女性を綺麗にしていくと思います。
楽しむのではなくて、面白がることよ。中に入って面白がるの。面白がらなきゃやってけないもの、この世の中。
老人の跋扈(ばっこ)が、いちばん世の中を悪くすると思います。
病を悪、健康を善とするだけなら、こんなつまらない人生はないわよ。
死に向けて行う作業は、おわびですね。謝るのはお金がかからないから、ケチな私にピッタリなのよ。謝っちゃったら、すっきりするしね。
“言わなくていいこと”は、ないと思う。やっぱり言ったほうがいいのよ。
こちら希林館です。留守電とFAXだけです。なお過去の映像等の二次使用はどうぞ
使ってください。出演オファーはFAXでお願いします。
このように服を着た樹木希林は死ねばそれで終わりですが、またいろいろなきっかけや縁があれば、次は山田太郎という人間として現れるかもしれない。
えっ、わたしの話で救われる人がいる?それは依存症というものよ。
■読売新聞コピー
サヨナラ、地球さん。(キャッチコピー)
靴下でもシャツでも、最後は掃除道具として、最後まで使い切る。人間も、十分生きて自分を使い切ったと思えることが、人間冥利に尽きるんじゃないかしら。そういう意味で、がんになって死ぬのがいちばん幸せなのよ。
用意ができる。片付けして、その準備ができるのは最高だと思うの。
ひょっとしたら、この人は来年はいないかもしれないと思ったら、その人との時間は大事でしょう?そうやって考えると、がんは面白いのよ。
いまの世の中って、ひとつ問題が起きると、みんなで徹底的にやっつけるじゃない。だから怖いの。自分が当事者になることなんて、だれも考えていないんでしょうね。
日本には「水に流す」という言葉があるけど、桜の花は「水に流す」といったことを表しているなと思うの。
何もなかったように散って、また春が来ると咲き誇る。桜が毎年咲き誇るうちに、「水に流す」という考えかたを、もう一度日本人は見直すべきなんじゃないかしら。
それでは、みなさん、わたしは水に流されていなくなります。今まで、好きにさせてくれてありがとう。樹木希林、おしまい。
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【広告意図】
樹木希林さんが、2018年9月に逝去されました。
死生観、人生観、恋愛観、仕事観…、
樹木希林さんが残された数々の言葉をもとに、
世の中に向けて、樹木希林さんからの最後の言葉として
2つのメッセージをつくりました。
どう生きるか、
そして、どう死ぬかに向き合った樹木希林さんの、
地球の人々への最後のメッセージ。
どう生きるか、どう死ぬかについて、
あらためて深く考えるきっかけになれば幸いです。
【制作メンバー】
クリエイティブディレクター/佐々木宏
コピーライター/三井明子
アートディレクター/浜辺明弘
デザイナー/松崎貴史
写真/矢吹健巳撮影(読売新聞原稿)
内田也哉子氏提供(朝日新聞原稿)
クリエイティブアドバイザー/能丸裕幸
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宝島社のこれまでの「広告」の一部を紹介します。
~「商品」では伝えきれないメッセージを「広告」で~
https://tkj.jp/company/ad
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2016年1月
企業広告
「死ぬときぐらい好きにさせてよ」
【受賞】
2016 読売広告大賞(グランプリ)
2015 朝日広告賞(グランプリ)
2015 朝日新聞読者賞
2016 日本新聞協会 新聞広告賞(広告主部門・本賞)
2016 ADC賞
2016 TCC賞
読売出版広告賞 審査員特別賞
JAA広告賞 新聞広告部門 メダリスト
2016年度 グッドデザイン・ベスト100
2018年1月
企業広告
「世界は、日本を待っている。」
【受賞】
2018 第34回 読売広告大賞 (優秀賞)
2012年
企業広告
「ヒトは、本を読まねばサルである。」
【受賞】
2013 第66回 広告電通賞 優秀賞
(新聞広告 企業部門)
2013 第53回 消費者のためになった広告コンクール
(企業PR部門 銅賞)
2012 第61回 朝日広告賞
(広告主参加の部:準朝日広告賞)
2011年
企業広告
「いい国つくろう、何度でも。」
【受賞】
2011 読売広告大賞(金賞)
2011 毎日広告デザイン賞(優秀賞)
2011 フジサンケイグループ広告大賞
(メディア部門 新聞 優秀賞)
2011 日経広告賞
(出版・コンテンツ・教育部門 部門賞)
2010年
企業広告
「日本の犬と、アメリカの犬は、会話できるのか。」
【受賞】
2010 朝日広告賞(準朝日広告賞)
2010 読売広告賞(銀賞)
2010 フジサンケイグループ広告大賞(クリエイティブ部門新聞優秀賞)
2010 毎日広告デザイン賞(部門賞(出版))
2010 広告電通賞(新聞広告電通賞)
2011 新聞広告賞(広告主企画部門・本賞)
2003年
企業広告
「生年月日を捨てましょう。」
【受賞】
2003 朝日広告賞
(広告主参加の部:出版・学校部門賞)
2004 読売出版広告賞 金賞
2003 毎日広告デザイン賞(出版部門賞)
2003 日刊スポーツ アドグランプリ
カラー広告部門 インパクト賞
2003 広告批評年間ベストテン 新聞3位
2003 スポニチ広告大賞(カラー部門優秀賞)
2003 TCC賞
2004 グッドデザイン賞(コミュニケーションデザイン部門)
2002年
企業広告
「ことし、子供をつくろう。」
【受賞】
2002 朝日広告賞
2002 日経広告賞(出版部門 優秀賞)
2002年
企業広告
「国会議事堂は、解体。」
【受賞】
2002 朝日広告賞(朝日広告賞)
2002 毎日広告デザイン賞
2002 日経広告賞(部門賞)
2002 TCC賞
2002 ADC賞
2002 読売広告大賞 金賞
2004 グッドデザイン賞
1998年
企業広告
「おじいちゃんにも、セックスを。」
【受賞】
1998 朝日広告賞(準朝日広告賞)
1998 毎日広告デザイン賞(優秀賞)
1998 読売出版広告賞(書籍部門賞)
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