中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々が再集結 「俺たちの旅 スペシャルコンサート」東京公演、小椋佳も出演し、会場を熱狂させた公演写真&レポート到着

 テレビ史に残る金字塔である青春ドラマ『俺たちの旅』の放送50周年を記念した『The 50th Anniversary 俺たちの旅 スペシャルコンサート』の東京公演が9月24日(水)、昭和女子大学人見記念講堂で開催された。

 9月16日(火)の大阪公演からスタートした全国4都市、5か所のコンサートツアーの3公演目で、チケットは発売後早々に全会場が完売。その圧倒的な人気を裏づけた。

 コンサートの開幕はもちろん、ドラマの主題歌で当時の大ヒット曲「俺たちの旅」。イントロと共に中村雅俊(通称・カースケ=津村浩介・役)、秋野太作(通称・グズ六=熊沢伸六役)、田中健(通称・オメダ=中谷隆夫役)、岡田奈々(オメダの妹・中谷真弓役)がステージに登場すると、満員の客席からの大きな拍手に包まれた。中村雅俊は自身のコンサートツアーなどで50年間歌い続けている定番の曲だが、この4人が揃って歌う今回は特別な空気が場内にあふれる。

 前半は4人が交代で進行役をつとめ、ドラマの映像を見ながらのエピソードトークと歌が交互に展開していく構成。中村雅俊と田中健が『俺たちの旅』の撮影が終わった帰りによく飲みに行き、一緒に歌っていたという2曲を、二人ともギターを手にして披露。まずは中村が学生時代に歌手デビューの話が持ち上がるも実現しなかった時の幻のデビュー曲で、結果的に歌の作者・みなみらんぼうのヒット曲になった「ウイスキーの小瓶」。もう1曲は、中村が大学時代に作曲した歌をまとめたアルバム『さよならの吸殻』をよく聴いていたという田中によるセレクトで「田舎歌」。

 ソロコーナーのトップは、オメダ役の田中健。挿入歌が使われた回の映像を観ながらのトークの後、その楽曲「生きる」と、「正直言って歌ったことが無いんです。レコーディングした後に歌ったことが無いので思い出しながら」と語ったもう1曲の挿入歌「木もれ陽」を歌唱。

グズ六役の秋野太作は今回のキャストで唯一、挿入歌を歌っていなかったが、「私にも青春時代がありまして、学生時代に役者の学校に入って、勉強する中でいろいろあったんだよ。その頃を思い出してこの歌を歌いたいと思います」と歌った曲は「青春時代」。森田公一とトップギャランによるこの曲がリリースされたのは、『俺たちの旅』の放送当時の1976年のことで、時代感的にこのコンサートにマッチした選曲だ。

 続いてステージで歌うのは約45年ぶりという岡田奈々が演じた真弓のコーナー。「曲の発売に合わせて特別に作って頂いた回で、カースケに恋する真弓ちゃんの気持ちに合わせて“君”って歌っている部分を“あなた”に変えて歌い直したヴァージョンを作ったんです。『俺たちの旅』も『青春の坂道』も私にとっては宝物です」。「青春の坂道」を歌い始めると、客席からの手拍子に包まれた。

 ソロコーナーのラストは、中村雅俊扮するカースケの名台詞がある映像を観た後に2曲。1曲目は中村が上京後の大学時代にホームシックになった時、故郷の宮城県女川の景色を思い浮かべて作詞・作曲した「私の町」。これも前出の自作曲アルバム『さよならの吸殻』に収録。『俺たちの旅』ではカースケの故郷、那珂湊での場面に使われた。2曲目に歌ったデビュー曲の「ふれあい」は、学園ドラマ『われら青春!』の挿入歌だが、『俺たちの旅』でも主要人物の一人、森川正太が演じたワカメ・浜田大造の初登場回でカースケが歌い、ラストシーンにも使われたので、このコンサートにあって然るべき楽曲だろう。

 後半はスペシャルゲストの小椋佳が登場。中村雅俊が主題歌は小椋佳さんに作って欲しいとドラマのプロデューサーに希望したエピソードなどのトークの中で、小椋の「生きている以上は一生懸命生きよう」という名言も飛び出した。スペシャルドラマ版で使われた「さらば青春」と、殆どの回のラストシーンにあった挿入歌「ただお前がいい」を、4人のキャストと一緒に歌った。

アンコールはドラマ内で「あゝ青春」を歌うシーンが上映された後、中村、秋野、田中の3人が再び登場してこの曲を生歌唱。岡田もステージに呼び込むと、中村自身が監督をつとめた映画『五十年目の俺たちの旅』(2026年1月9日公開)の特報映像が公開された。

 ラストは小椋佳をステージに迎えて、全員で主題歌「俺たちの旅」を歌い、フィナーレを迎えた。トークと歌に笑いと涙……客席に熱気と感動があふれた2時間を超える本当にスペシャルなコンサートとなった。コンサート中に中村が語った「青春ものなんだけれど、明るくて楽しいっていうイメージじゃなくて、生きることの切なさみたいなのがあって、それが『俺たちの旅』の魅力なのかもしれないですね」という言葉も印象深い。

 尚、このコンサートツアーは9月27日(土)に東京 武蔵野市民文化会館、9月30日(火)に宮城 仙台サンプラザホールにて開催。さらに追加公演として、2026年1月13日(火)に大阪 フェスティバルホール、1月22日(木)に東京国際フォーラム ホールAで行われる。追加公演のチケットは10月4日(土)12:00より各プレイガイドで一般発売を開始する。

撮影:山田大輔/文・高島幹雄

■ドラマ 『俺たちの旅』とは

1975年10月5日に日本テレビ系列で放送が開始された青春ドラマの傑作。全46話。

三流私学・修学院大学の学生カースケ(中村雅俊)と、その同級生オメダ(田中健)と、カースケの同郷の先輩グズ六(秋野太作)が中心に織りなす友情と青春群像を映し出し、生きることの意義・悩み・喜びなどを問いかけた。岡田奈々はオメダの妹真弓役で出演。デビュー直後の抜擢だったが、多感な10代の少女を演じ鮮烈な印象を残した。

脚本:鎌田敏夫・畑嶺明・大原豊 ほか 監督:齋藤光正・恩地日出夫・小山幹夫 ほか

製作:ユニオン映画

©ユニオン映画
©ユニオン映画
旺文社刊行「高一時代」 1975年11月号(現在休刊)

■公演概要

【公演名】The 50th Anniversary 俺たちの旅 スペシャルコンサート

【出演】中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々

【スペシャルゲスト】小椋佳

【音楽監督】大塚修司

【演奏】 大塚修司(Key, Gt) 柳沢二三男(Gt) 小塚泰(Vl.Gt)

【公演日程】 ※印 小椋佳出演公演

2025年9月16日(火)大阪 オリックス劇場 ※

2025年9月18日(木)福岡 福岡市民ホール ※

2025年9月24日(水)東京 昭和女子大学 人見記念講堂 ※

2025年9月27日(土)東京 武蔵野市民文化会館 ※

2025年9月30日(火)宮城 仙台サンプラザホール ※

【追加公演日程】

2026年1月13日(火)大阪 フェスティバルホール

2026年1月22日(木)東京 東京国際フォーラム ホールA

【追加公演チケット情報】

■一般販売

2025年10月4日(土)12:00~

チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/oretabi50th/

ローソンチケット:https://l-tike.com/oretabi50th/

イープラス:https://eplus.jp/oretabi50th/

チケットサンライズ:https://sunrisetokyo.com/ticket/

   電話予約(オペレータ-)0570-077020 (平日10時~18時)

※詳しくは公式サイトをご確認ください。

【公式サイト】 https://oretabi50th.srptokyo.com/

【X(旧Twitter)】 @oretabi50th

【主催】サンライズプロモーション

【協力・監修】ユニオン映画

【企画制作】サンライズプロモーション

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設立
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