特集 「不自由」な国・日本
「月刊Journalism」11月号発売!
株式会社朝日新聞社(渡辺雅隆社長)は11月8日、「月刊Journalism」の11月号を発行しました。
巻頭インタビューでは、企画展で特に問題視された「平和の少女像」の制作者である彫刻家のキム・ウンソン、キム・ソギョン夫妻に、ずばり制作意図を聞きました。
映画監督で作家でもある森達也さんは今回の騒動の背景に慰安婦問題と皇室タブーがあったと指摘。ジャーナリストの外岡秀俊さんは「不寛容」というキーワードで日本社会を読み解いています。
ジャーナリストの安田浩一さんは企画展をめぐる議論の本質を「表現の自由」ではなく「嫌韓」から来る差別と偏見、ヘイト問題だと見立てています。
芸術作品としての少女像をどう見るかは原爆の図丸木美術館学芸員の岡村幸宣さん、芸術文化と公共性については武蔵野美術大学教授で憲法学者の志田陽子さんが解説しています。さらに立教大学教授の砂川浩慶さん、美術研究者の武藤祐二さんも執筆しています。
また、今夏の参院選におけるテレビや新聞の報道、世論などについて、上智大学「選挙とメディア」研究会(音好宏、水島宏明、小此木潔、渡邊久哲の各教授)が分析しました。
「月刊Journalism」は2008年10月創刊。「移民社会へ」(2019年5月号)、「24時間社会」(8月号)、「この人のこの10冊×10」(9月号)、「メディアをめざす若者へ」(10月号)など、さまざまな社会問題にジャーナリズムの観点から切り込んでいます。
定価は本体741円+税。年間購読料は8965円(税・送料込み)です。全国の書店、ネット書店、ASA(朝日新聞販売所)で注文によってお求めいただけます。
【朝日新聞社ジャーナリスト学校】
2006年に発足。入社1、2、3年目の若手記者向けの研修を中心に、中堅やベテランの記者にも「学ぶ場」を提供しています。自治体財政、医療といったテーマ別研修も開き、他のメディアにも参加を呼びかけています。
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朝日新聞社 ジャーナリスト学校
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