バックオフィス業務のDXを支援する「AI OCR×データ入力サービス」を提供開始
「AI OCR×データ入力サービス」の概要
近年、人手不足や働き方改革の推進による業務改革に加えデジタル庁の発足や電子帳簿保存法の改正など法整備が進んでおり、紙文書からのデジタル化の需要が急速に高まっています。一方で中堅や中小企業では、拡大するOCRソリューション市場への期待は大きいものの、導入や構築コスト、IT人材の不足が課題となり、利用できないケースも多々あります。
キヤノンMJグループはこれまで、人事、経理などのバックオフィス業務や業務可視化コンサルティングサービス、紙文書の電子化業務、帳票印刷業務などドキュメント分野のBPOサービスを展開してきました。また、2019年には、手書き帳票のOCRを可能にしたAI OCRソリューションの提供を開始し、金融や製造業を中心に業種、業務にあわせたデジタルソリューションを展開しています。
このたびキヤノンMJは、BPOサービスの新サービスとして紙帳票からのデジタル化を支援する「AI OCR×データ入力サービス」の提供を開始します。お客さまは、請求書や納品書などの紙帳票を複合機でスキャンしたPDFやスマートフォンで撮影したイメージデータをクラウド上にアップロードするだけで、翌日にはExcelやCSVなど編集可能な電子データを受け取ることができます。
弊社のBPOセンターでは、キヤノンITSが開発したクラウド型AI OCRソリューション「CaptureBrain」を活用して電子データを作成後、熟練のオペレーターが確認作業(ベリファイ)を行います。「CaptureBrain」は、キヤノン独自の画像補正技術と AI による高精度な帳票認識技術を活用し、画像補正、帳票種別の自動分類、定型・非定型や活字・手書きの帳票のOCR 処理までを一括で実行し、高い認識率により効率的なオペレーションを実現します。また、従来お客さまが行っていたデータの確認作業は熟練のオペレーターが行うため、短時間に高品質なデータをお客さまに提供することが可能です。
キヤノンMJは、本サービスによりお客さまの人手を介する入力業務の負荷やミスの低減を実現し、業務プロセスの改善やコア業務への集中を支援します。
キヤノンMJは、中小や中堅企業を中心に本サービスおよび関連サービスを展開することで2023年に年間売上1億円を目指します。今後、製造業やサービス業、金融機関などを対象に、お客さまの生産性向上を支援するデジタルソリューションとともにBPOサービスを提供し、バックオフィス業務のDXを支援していきます。
■ 新サービス料金体系

新サービス名 | 価格(税別) | サービス提供開始日 |
AI OCR×データ入力サービス | (スモールプラン) 月額基本料 30,000円(100枚まで含む)データ入力料金 200円/枚 初期費用 50,000円 |
2021年11月1日 |
※専用回線、システム連携等要件に応じて別途費用が発生する場合があります。
※スモールプランの他、お客さまの任意の帳票や個別要件にも対応可能な「スタンダードプラン」や「カスタムプラン」があります。入力項目やボリュームによりデータ入力費用は変動しますので、個別に見積もりします。
■「AI OCR×データ入力サービス」の特長
1. AI OCR × BPO
AI OCRとオペレーターが相互補完をしながらデータ入力を行う仕組みを構築。一方のみでは実現できない精度とスピードおよびコストを実現しています。
2.あらゆる帳票に対応
手書き帳票や項目記載位置の異なる帳票であっても対応可能。
AI OCRを活用することで、スピード処理を実現するとともに、オペレーターチェックにより精度高く運用します。
3.データ入力精度 99.99%
AI OCRのみでは不安定なデータ精度を熟練のオペレーターにて補完。従来であれば必須であったお客さまによる納品データのチェック作業(ベリファイ)が実質不要です。
4.データは翌日納品
イメージデータの登録後、翌営業日にテキストデータを納品します
オペレーターのみのデータ入力であれば数日を要していたものも、1日で完了。お客さまの業務のスピードアップに貢献します。
※翌日納品は標準サービス基準です。お客さまのデータ量や仕様により時間を要する場合があります。
■対象帳票例
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