2023佐渡国際トライアスロン大会においてGPSトラッキングシステムを活用した大会活性化に向けたトライアルを実施 ~国内初!※1各選手の競技ダイジェスト映像を自動生成し、選手へ提供~
※1トライアスロンの国内大会において、参加選手のダイジェスト動画の自動生成し、提供することは初めて。(公益社団法人日本トライアスロン連合 2023年9月調べ)
1.本取り組みの背景と目的
NTT東日本と佐渡市は、2022年7月22日に地域循環共生圏の実現に向けた連携協定を締結し、その中で「Woducation 先進タウン」推進の一つとしてスポーツツーリズムを掲げております。
トライアスロン競技は、競技エリアが広範囲かつ長時間にわたり、特定選手の観戦ポイントの予測が難しく、また、出場選手は、自分自身の競技模様映像が見たいというニーズがあります。
今回35回目の開催となる歴史ある佐渡国際トライアスロン大会を迎えるにあたって佐渡市のスポーツツーリズム推進事業に採択されたGPSトラッキングシステムと、NTT東日本が有する無線・映像等の技術を活かし、GPSデータとのマッチングによる個人ダイジェスト映像の自動生成トライアルを実施しました。
2.取り組み内容
(1)位置情報の把握によるトライアル
大会名:2023佐渡国際トライアスロン大会
日 時:2023年9月3日(日)6:00〜21:30
対 象:Bタイプ トライアスロン参加選手 ※リレーは対象外
参加選手数:96名
① GPSトラッキングシステム
デバイスを背中に装着し、トライアル参加選手の「1秒単位」の位置情報を専用サイトの地図上に表示し、リアルタイムで選手の位置を確認でき、ライブ配信カメラ前を通過する様子を見ることができます。
配信情報:選手のリアルタイムな位置情報、および3か所のカメラによるライブ映像
https://hawkcast.n-sportstracking-lab.com/public_events/181
※大会後もアーカイブとして参照いただけます
② 選手別の個人ダイジェスト映像の提供
GPSからの位置情報と時刻情報をもとに、10地点で撮影した各選手の競技模様映像を組み合わせたダイジェスト映像を自動生成し、後日、選手へご提供します。
本ダイジェスト映像は、NTT東日本の「選手別映像自動生成システム」を利用し、人手を介さず映像をつなぎ合わせすることに成功しました。
GPS装置(HAWKCAST) 装着時の様子 参加選手の位置情報
HAWKCAST®(開発元:N-Sports tracking Lab合同会社)・デバイス収納固定用ビブス ※デバイスの詳細についてはこちら https://www.neo-system.jp/option-service/hawkcast/ *ネオシステム株式会社は、(公社)日本トライアスロン連合の公認計測システムパートナーです。 |
(2)島内の人流分析
データワイズ社のDatawise Area Marketerを使い、携帯電話の位置情報をもとに大会期間中の競技会場、島内各所の観光スポットへの人流を測定し、来島者の分析や大会における経済効果の試算や今後の各種観光施策等へ繋げるべく人流分析を行います。
3.今後の予定
本取り組みで得たノウハウ・知見を活かし、全国各地で行われるスポーツ競技に展開してまいります。
今後とも「地域の未来を支えるソーシャルイノベーション企業」として地域活性化・地域の価値創造に取り組んでまいります。
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