農福連携で育てられた高槻産バナナが好評
障がい者が丹精して育てたバナナが市内店舗で販売中


令和6年5月から高槻市の原地区で育てられてきたバナナが令和7年10月29日から市内店舗で販売開始。初回販売分は3日間で完売するなど好評を呼んでいます。
このバナナ栽培は、付加価値のある作物を育てることを通じて、自分たちの価値を見出し生きがいになればと、障がいのある人の就労支援と農業振興を組み合わせた農福連携の取り組みとして株式会社ユニークが令和6年9月にスタート。同社が運営する事業所を利用する約40人が、同地区にある農園に設置された広さ約1反のハウスにバナナの木167本を植え、丹精してバナナを育ててきました。
令和6年2月頃から土の入替、約80メートルの暗渠を手作りし、バナナの苗植えを行い、現在では167本のバナナの木が、大きいものでは全高7メートルに育っています。令和6年12月頃からはだんだんと実を結ぶようになり、今年6月から試験的に収穫を開始。8月からは出荷に向けて収穫を本格化させてきました。収穫後は、バナナの甘さを引き出すために、バナナ自身から放出されるエチレンガスを用いて熟作業「追熟」を行うなどの作業を行い、10月29日に市内スーパーでついに販売が開始されました。収穫されたバナナは、「福バナナ」という名称で、農薬や化学肥料を一切使用していないため皮ごと食べることもでき、中の果実は甘くふくよかな香りがするのが特徴です。初回は約30本が販売され3日間で完売。今後も20本から30本単位で市内スーパーにて販売される予定です。
念願のバナナ出荷が実現し好評を呼んでいることにバナナ栽培のリーダーを務める同社の松田和也さんは「作業を一緒にしてきた事業所利用者の皆さんも「福バナナ」が店頭に並んだことをとても喜んでいます。手に取って頂ける方々に「福がおとずれますように」と思いを込めて栽培していますのでぜひ一度味わってほしいです」と笑顔で話していました。
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