<アデランスの理美容師がウィッグの技術を競う大会> 『第54期 アデランス全国技術競技大会』を開催
~入社3年目までの若手社員を対象とした「新人スタイリング部門」も実施~
毛髪・美容・健康のウェルネス事業をグローバル展開する株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長 津村 佳宏)は、お客様にご満足いただける「最高の技術」の更なる向上を目的とし、「第54期 アデランス全国技術競技大会」の本選を、2023年1月24日(火)に全理連ビル(東京都渋谷区)にて開催しました。
「アデランス全国技術競技大会」は、1980年から開催している当社の歴史ある大会で、今年で28回目を迎えます。オーダーメイド・ウィッグの作製指示やカット、ブロー、スタイリングなどの技術力を競うフリースタイル部門のほか、長期連続着用タイプの増毛商品「ヘアシステム」における取り付け・スタイリング技術や再現力を競うヘアシステム部門、おもてなしレベルや接客力を競うヘアシステムアドバイス部門を実施しました。さらに今年は、入社3年目までの若手社員を対象とした新人スタイリング部門を21年ぶりに開催しました。
本大会は、全国のアデランス、レディスアデランスの店舗や国内の営業統括部などで働く理美容師の資格を有する者(2023年1月31日時点該当908名)の中から、「フリースタイル部門(メンズ・レディス)」「ヘアシステム部門(メンズ・レディス)」「ヘアシステムアドバイス部門」「新人スタイリング部門」の計4部門において、技術力の高い1名を選ぶ大会です。
36名からなる審査員の投票により、各部門の優勝者を決定しました。「新人スタイリング部門」では、アデランス池袋(東京都豊島区)の鈴木 まやが、入社1年目ながらも優勝を飾りました。優勝した選手には代表取締役会長の根本より賞状が授与されました。
<「第54期 アデランス全国技術競技大会」優勝者一覧>
■「第54期 アデランス全国技術競技大会」概要
開催日:【本選】2023年1月24日(火)【予選】2022年9月~10月
開催場所:【本選】全理連ビル
応募資格:
株式会社アデランスに在籍し、アデランス、レディスアデランスのサロン、医療事業部、美材ルート事業部、国内の営業統括部(展示会担当)、東アジアエリア部で勤務する理容師または美容師の資格を有する者。
選考の流れ: 全国のアデランス、レディスアデランスの店舗を8のエリアに分け、各エリアと各部署から選抜された選手が出場。対象部門は「フリースタイル部門(メンズ・レディス)」「ヘアシステム部門(メンズ・レディス)」「ヘアシステムアドバイス部門」「新人スタイリング部門」の計4部門。
審査員:
株式会社アデランス 代表取締役会長 根本 信男、代表取締役社長 津村 佳宏や、フォンテーヌ専属ヘアプロデューサーでトップヘアスタイリストの野沢 道生氏、ハイクラスサロン『MaxBlonde』のオーナー兼トップスタイリストの波多 晋氏などの審査員36名。
■特別審査員 野沢 道生氏プロフィール
独自の美容理論で新たなヘアスタイルとトレンドを次々と生み出すトップヘアスタイリストで、人気ヘアサロン「Michio Nozawa HAIR SALON Ginza」の代表を務める。“似合わせの達人”と呼ばれ、モデル、タレント、著名人などからも幅広い支持を集めている。サロンワークのみならず、オリジナルヘアケア商品の開発やテレビ出演、ヘアショー、セミナーなどでその美容技術を世界に発信し続ける。日本人で初めてフランス・ルーブル美術館でヘアショーを行い、美術館館長はじめパリの方々から高い評価を得た。当社のレディメイド・ウィッグ(既製品)ブランド「フォンテーヌ」のヘアプロデューサーとして活躍中。
<野沢氏よりコメント>
何年か大会を見せていただいて、今年は私の中では一番素晴らしかったと思います。それぞれの作品をきちんとテクニックを持って完成させているなと感じましたし、その中でもやっぱりカラーリングはすごく目立っていました。人毛は退色があるので、普通のコンテストだと当日の朝にカラーリングをしてコンテストに挑む方が結構いらっしゃいますが、それだと日常使いはできないですよね。アデランスのサイバーヘアを使えば退色も少ないですし、これからの未来のヘアスタイル作りに繋がる、すごく感銘を受けた大会でした。これから皆さんの技術をどんどん活かしていく時代になっていくのではないかと感じました。
■特別審査員 波多 晋氏プロフィール
24歳で表参道にハイクラスサロン『MaxBlonde』をオープンし、以来オーナー兼トップスタイリストを務める。美容の本場ニューヨークでも経験を積み、最先端の技術で毎シーズン、パリ・ニューヨークコレクションでもヘアデザイナーとして活躍する傍ら、未来のグローバルアーティストを育てるため、NYファッション界の最前線で活躍するスペシャリスト達が講師として所属する『NYBeautyAcademy』を主宰。日本を代表する女優、俳優、モデル等のヘアメイクも多数担当し、映画、ドラマ、舞台、国外ファッションショーでのウィッグも担当し更に多方面へ活躍の場を広げている。
<波多氏よりコメント>
技術力向上のためにこういった場は必要だと改めて感じました。私たち技術者は技術力向上の為には、まずベーシックから入ります。ベーシックを学ぶには模倣、つまり課題の質感・シルエットなどをいかに忠実に再現できるかが重要です。そして模倣するにはどのような技術、道具を使えばいいのか勉強していきます。それが技術者にとって一番大事なことです。まずは模倣し、それを超えていくために追求していく、ということが技術の躍進に繋がります。それが出来ている人が優勝すると思います。皆さんの今後の躍進を楽しみにしています。
■フリースタイル部門
フリースタイル部門では、出場者が指示をして作製したウィッグを、カットウィッグ(マネキン)に取り付け、制限時間1時間でカットやスタイリングを行います。それぞれが予め設定したテーマに沿って、毛材の長さや量、色の組み合わせなど全て自由なスタイルで競いました。今年はメンズ・レディスともに例年と比べ非常にレベルの高い大会となり、作品は「ウィッグではできない」というイメージのあるアップスタイル、毛の流れ・ボリュームを左右上方向に流した動きのある作品が揃いました。
<選考の流れ>
全国のアデランス、レディスアデランスの店舗を8のエリアに分け、各エリアと各部署から選抜された18名の選手が出場。審査員は「メンズ部門」、「レディス部門」それぞれ1つの作品に投票し、各部門の優勝者を決定。
▶ メンズ部門優勝者紹介
美材ルート事業部 野崎 勝秀
【作品テーマ】
「sea dragon」
【受賞コメント】
大会で全力を出し切れるよう、数か月前から毎日練習を重ねてきました。このような賞を頂くことができて、努力が報われた思いでいっぱいです。実は1996年に開催された技術競技大会にも出場していました。以前の大会と比べて色使いが華やかな作品が多く、選手の皆さんの技術力の高さを実感しました。今後は人材育成にも貢献できるよう、日々の業務に励んでいきます。
【作品について】
側面と後頭部の刈り上げにこだわった、男性らしいフェードスタイルに仕上げました。全体が繋がるような毛流れと色合いは、オーストラリア南部の海に生息している「シードラゴン」をイメージしています。
▶ レディス部門優勝者紹介
アデランス足利 塩谷 純世
【作品テーマ】
「UME~梅~」
【受賞コメント】
ずっと優勝したいと思っていました。出場3回目にして念願が叶い、本当に嬉しいです。今大会に備え、アデランス足利の店長やスタッフに何度もアドバイスや意見をいただき、練習を重ねてきました。今までで一番練習したと思う分、プレッシャーも大きかったですが、皆さんのおかげで優勝することができました。カット・スタイリングはもちろん、ウィッグの作製指示など大会を通して学んだことを今後の業務に活かしていきたいです。
【作品について】
春に向かってほころぶ満開の梅の花をテーマにしました。左から右にかけて、ねじったウェーブを交差させて梅の花を表現。ウィッグの根元から毛先にかけてのグラデーション、生え際の立ち上がりと自然さにこだわりました。
■ヘアシステム部門
ヘアシステムはご自身で着脱を行うウィッグとは異なり、長期間着用したまま日常生活を過ごすことができる商品で、近年人気が高まっています。全国の社員が技術を磨き、大会で切磋琢磨することで、進化を続けるヘアシステムに必要とされる技術力向上を図るべく、昨年から開催しています。「メンズ部門」「レディス部門」の制限時間は40分で、出場者が事前にカット・カールしたヘアシステムをマネキンに付け、あらかじめ指定された「課題スタイル」に合わせてスタイリングを行います。審査ではヘアシステム装着の「綺麗さ」・「確実さ」や、「課題スタイル」に忠実な仕上がりになっているかが評価のポイントとなります。「アドバイス部門」は、接客の様子を撮影した映像を大会前にオンライン審査し、大会当日に会場で優勝者の発表を行いました。
<選考の流れ>
全国のアデランス、レディスアデランスの店舗を8のエリアに分け、各エリアからそれぞれ代表1名ずつ選出し、「メンズ部門」「レディス部門」「アドバイス部門」で計24名が本選にエントリー。本選で、それぞれの優勝者を決定。
▶ メンズ部門優勝者紹介
アデランス鳥取 井ノ塚 学
【受賞コメント】
日々の成果が優勝という形で実り、大変嬉しく思います。今回のスタイルはカールの向きが上と後で逆だったため、馴染ませる箇所や再現に苦労しました。ヘアシステムをイメージ通りに仕上げるには経験を積むしかありません。私自身これからも実践を通して技術を磨き、次世代の技術者にも継承していきたいです。
▶ レディス部門優勝者紹介
アデランス富山 山内 政輝
【受賞コメント】
レディス部門のスタイルは「フロントの立ち上がり」「毛先は前を向きつつ後ろへと流していく」ところの処理が難しかったです。練習した成果と取り付け位置が上手く決まったことが優勝に繋がったのではと感じています。今後は後輩に知識や技術を伝えていき、会社全体の技術力向上を図っていきたいです。
▶ アドバイス部門優勝者紹介
アデランス鹿児島 中村 ゆう
【受賞コメント】
お客様役の鹿児島店女性スタッフや店長をはじめ、たくさんのスタッフの方々にアドバイスをいただきながら、カメラの角度や接客内容を一緒に決めていきました。協力してくれた皆には感謝しかありません。普段からお客様のライフスタイルに合わせた提案をするために、会話や仕草からお客様の機微を感じ取れるよう心掛けてきました。競技を通して自分の接客を客観的に分析できたため、より良い接客を行うためにも、この経験を活かしていきたいです。
■新人スタイリング部門
新人スタイリング部門では、入社3年目までの若手社員のウィッグの取り付け技術やスタイリング技術を競います。若手社員の技術力向上やモチベーションアップに繋げたいという想いから、21年ぶりに実施しました。出場者は制限時間30分で、事前にカット・カールしたウィッグをマネキンに付け、あらかじめ指定された「課題スタイル」に合わせてスタイリングを行います。審査では競技中の「手際の良さ」・「丁寧さ」や、「課題スタイル」に忠実な仕上がりになっているかが評価のポイントとなります。
<選考の流れ>
全国のアデランス、レディスアデランスの店舗に所属する入社3年目までの若手社員の中から参加者を募集。一定以上の技術があると判断された計10名が本選に参加し、その中から優勝者を決定。
▶ 新人スタイリング部門優勝者紹介
アデランス池袋 鈴木 まや
【受賞コメント】
競技中は手ごたえを感じていたため嬉しく思います。入社1年目なので不安もありましたが、今回のスタイルはアデランスの技術者認定試験と同じスタイルだったため、諸先輩方にたくさんのアドバイスをいただきました。今後はフリースタイル部門やヘアシステム部門に出場できるよう、技術を磨いていきます。
■「アデランス全国技術競技大会」について
「アデランス全国技術競技大会」は1980年から開催されている当社の歴史ある大会です。全国の技術者が技だけでなく、センスや発想力を競い、互いを高め合うことで、日頃の教育・育成の集大成を再確認する機会となっています。お客様に心からご満足いただける最高の商品を提供するべく、今後も努力と研鑽を重ね、経営理念である「最高の商品」「最高の技術と知識」「心からのおもてなし」の実現を目指してまいります。
■ヘアシステムについて
ヘアシステムは長期連続着用タイプの毛髪関連商品です。そのままシャンプーしたい、着用したままで長期間過ごしたいといったご要望に応えることができ、着脱タイプのウィッグにはない自髪感覚を実現します。当社では、「アデランスフリーダム ジェントルクラブ」や「アデランスゴールド」など、様々なヘアシステム商品を取り揃えています。
商品ホームページ:https://www.aderans.co.jp/mens/products/
株式会社アデランスは、おかげ様で2023年をもって創業55周年を迎えます。新時代を表す「NEXT ADERANS」として掲げ、創業当初からの理念「世界のブランド アデランス」を目指し、毛髪・美容・健康・医療・衛生のグローバルウェルネスカンパニーとして夢と感動を提供し続けていきます。
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