働く女性の幸福度の分岐点は「残業月20時間の壁」。“残業しない自由”が幸福度を左右する実態が明らかに
~「残業規制緩和」の検討指示を受け、『Woman type』が緊急アンケート調査を実施~
株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区 代表取締役社長兼会長:多田 弘實)が運営する、働く女性のためのWebマガジン『Woman type(ウーマンタイプ)』は、2025年10月21日に報道された「時間外労働(残業)の上限規制の緩和」の検討指示を受け、20~30代のフルタイムで働く女性100名を対象に「残業時間と仕事の幸福度」に関する緊急アンケート調査を実施しました。
調査では、多くの女性が現状のワークライフバランスを維持している一方、幸福度を左右するのは残業時間の「長さ」以上に、「残業しないことを選択できる自由度」であることが明らかになりました。

調査記事はこちら▼ 
https://woman-type.jp/wt/feature/42468/
【調査結果ハイライト】
● 7割が「残業月10時間未満」。現状のWLBは良好な傾向

20~30代フルタイム女性の71%が「残業は月10時間未満」と回答。「月20時間以下」まで含めると88%に上り、多くの人がワークライフバランスを保ちやすい環境で働いている実態が伺えました。
● 幸福度の分岐点「月20時間の壁」。超えると“幸福でない人”が2倍以上に

残業時間が「月20時間以下」の層では“幸福でない”人の割合は29%だったのに対し、「月20時間超」の層では67%に急増。月20時間が幸福度を保つ一つの大きな「壁」となっていることが示唆されました。
● カギは「残業しない自由」。幸福な人の55%が「残業は完全に自由」

実際の残業時間以上に幸福度との強い相関が見られたのが「残業しない自由度」。「幸福」と感じている人の55%が「残業するかどうかは完全に自由」と回答し、「まったく自由ではない」人は0%でした。
● 「残業規制緩和」ニュースには45%が「ポジティブ」

規制緩和のニュース自体には、「ポジティブ」(45%)が「ネガティブ」(30%)を上回りました。「残業代で稼ぎたい」という声がある一方、「『残業しない』という選択がしづらくなるのでは」と職場の“空気”を懸念する声も寄せられました。
今回の調査では、規制のあり方以上に、「残業したい人」も「したくない人」も気兼ねなく“選択”できる職場の空気感こそが、働く女性の幸福度やキャリア継続において重要であることが浮き彫りとなりました。
調査記事はこちら▼ 
https://woman-type.jp/wt/feature/42468/
【調査概要】
● 調査方法: 20~39歳の働く女性へのWebアンケート(クラウドワークス)
● 調査期間: 2025年10月22日~2025年10月23日 
● 有効回答者数: 100名
■『Woman type』について
『Woman type』は、株式会社キャリアデザインセンターが運営する、正社員で長く働きたい女性のための転職・仕事情報サイトです。納得感をもって働き続けたいと願う女性たちのために、キャリアやスキルアップに役立つ情報、ロールモデルとなる女性へのインタビュー記事などを提供しています。 
URL:https://woman-type.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】 
株式会社キャリアデザインセンター Woman type編集部 
E-mail:wtinfo@type.jp
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