【1歳刻み!7,000万人の購買商品ランキング】「ビール類」の男女総合ランキング1位「スーパードライ」、2位「金麦」、3位「スタイルフリー」
~総合9位の「黒ラベル」、23歳では2位に浮上!若年層人気の鍵は「ブランドへの共感」~
- <調査結果概要>
・【レギュラービール・購買ランキング】「黒ラベル」が22~25歳で2位にランクイン
・【機能性ビール・購買ランキング】30代~の健康意識で機能性ビールがランクアップ
・【プレミアム系ジャンル・購買ランキング】20・30代の若年層に人気
・サッポロビール「黒ラベル」は、総合9位にランクイン。大人エレベーターシリーズのTVCMではビールについて一言も語られておらず、美味しさや味の訴求が多い他社のCMとは異なるアプローチが印象的。22~25歳では2位にランクイン。
- 【男女総合・購買ランキング】ビールの総合ランキング(TOP30)
「ビール」カテゴリーにおける男女総合の購買ランキングは、1位はアサヒビール「スーパードライ」でした。全年齢で1位にランクインしていることから、不動の一番人気といえそうです。2位はサントリー「金麦」、3位はアサヒビール「スタイルフリー」と続き、総合ランキングTOP3はビール、発泡酒、新ジャンルそれぞれから1ブランドずつランクインする結果となりました。また、3~6位までは新ジャンルがランクインしていました。ビールよりもお手頃価格でありながら味に遜色はなく、高アルコールやカロリーオフなど、嗜好に合わせて商品が選べるのが人気の理由と予想できます。
次は「レギュラービール」「機能性ビール」「プレミアム系」「飲みごたえ系発泡酒・新ジャンル」の4つのジャンルの中から、「レギュラービール」「機能性ビール」「プレミアム系」の3つに焦点を当て結果を読み解きます。
- 【レギュラービールジャンル・年齢別購買ランキング】レギュラービールの若者人気は「ブランドへの共感」がカギ?
※縦軸がランキング、横軸が年齢のグラフ
レギュラービールの年齢別購買ランキングは先述した通り、不動の人気を誇るアサヒビール「スーパードライ」が全年齢で1位に選ばれています。その他、麒麟麦酒「一番搾り」は年齢に応じてランキングが若干上昇します。メインターゲットを40~50代に設定していることが関係していそうです。
一方、サッポロビール「黒ラベル」や、アサヒビール「アサヒ生ビール」は20代に人気があり、年齢が上がるとランキングは下降します。「黒ラベル」と「アサヒ生ビール」は、どちらもビールに多い「キレ・コク」などの機能の価値訴求ではなく、ブランドイメージを浸透させるアプローチをしている特徴があります。
サッポロビール「黒ラベル」は、大人エレベーターシリーズのTVCMが人気で、CMの中ではビールについて一言も語られておらず、美味しさや味の訴求が多い他社のCMとは異なるアプローチが印象的で、22~25歳では2位にランクインしています。
また、アサヒビール「アサヒ生ビール」についても同じように、商品誕生のストーリーを大切にした見せ方をしています。こういったブランドイメージづくりが手軽な上質さを求める若者にフィットし、ブランドに共感した若者が購入している可能性があります。
- 【機能性ビールジャンル・年齢別購買ランキング】30代からの健康意識で機能性ビールがランクアップ
続いて、機能性ビールジャンルの年齢別購買ランキングについて、麒麟麦酒「淡麗グリーンラベル」、麒麟麦酒「一番搾り 糖質ゼロ」、サントリー「金麦(糖質75%off)」の3種に焦点を当て、読み解きます。糖質を抑えたり、ゼロにした機能性ビールは、各企業から出ており、どれも30代にかけてランキングが上昇します。健康を意識し始めるタイミングで、通常のビールからスイッチする方も多い可能性が伺えます。
また、機能性ビールジャンルの購買には、男女でランキングに大きく差が出ました。
上記は、例としてサントリー「金麦(糖質75%off)」の年齢別ランキングを男女別に表したものです。男女で比較すると、全年齢で女性のほうがランキング上位であることがわかります。他のブランドにおいても、差が大きいものと小さいものがありますが、ほとんどが男性よりも女性に人気の結果となりました。女性のほうがより健康に気を使っている方が多い可能性が伺えます。
- 【プレミアム系ジャンル・年齢別購買ランキング】若年層に広がるプレミアム系ビール
続いて、通常の商品よりもこだわった原料や製法により、プレミアム系に分類される高級志向なプレミアムビールのブランドの年齢別購買ランキングを読み解きます。年齢別購買ランキングの推移を見てみると、意外にも生活に比較的余裕のある高年齢層からではなく、20・30代の若年層に人気が高いことがわかりました。
サントリー「プレミアムモルツ」では、プレミアム系のビールが持つ「敷居が高いビール」というイメージを払拭し、親近感のある「自分へのご褒美」というイメージ浸透を図ったマーケティングを行っているのが特徴です。こういったマーケティングの効果が表れている可能性が読み解けます。
- 商品の特性によって性別や年齢による違いが明らかに!
同じビール類の商品を比較してみても、年齢や性別によって選ぶブランドには大きな違いがあることが分かりました。20代から30代に変わるタイミングで健康を意識する方が増え、選ぶブランドも変化していることなどから、1歳刻みで人気ランキングを見ることによりマーケティングのヒントが見つかりました。
より詳細なランキング結果は、以下よりご覧いただけます。
また、今回使用したデータも無料でダウンロードいただけます。
URL:https://www.cccmk.co.jp/columns/cccdata25
<調査データ概要>
期間:2021年1月1日~2021年12月31日
抽出元:多種多様なTポイント提携先の購買データ
対象者:全国・20~69歳の男女(満年齢基準日:2021年4月1日)
※CCCマーケティングでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。
※本リリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
※20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。
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