詩人・最果タヒが放つ宇宙スケールの新境地! 新刊『星がすべて』が発売、スペシャル連動企画『詩のプラネタリウム』同日上映開始!
話題の詩人の最新作は、著者新境地の“天体詩鑑”
株式会社文藝春秋(東京都千代田区 社長:飯窪成幸)は、インターネット時代を象徴する詩人・最果タヒさんの新著『星がすべて』を10月3日に発売します。
星や宇宙をモチーフにした名作も多い、唯一無二の世界観をもつ詩人が、初めて「星をテーマ」にした本を上梓します。
◆ 『星がすべて』について
“星座を神話ではなく恋文にする”この本は、12星座をめぐる詩とエッセイから、月をめぐる秘蔵作品、星座にまつわる様々な神話や科学の話など、多数の書き下ろしなどから構成された美しい玉手箱のような“天体詩鑑”です。
子どもの頃から宇宙図鑑が大好きだったという最果さんが、切なくもキラキラとした言葉のかけらをつないで、唯一無二の世界観を立ち上げます。静謐と熱情がきらめく果てに、宇宙スケールの心象風景へといざなう、著者新境地となる、最高の一冊が誕生しました。

◆ 書籍とのスペシャル連動企画『詩のプラネタリウム』も上映!
さらに、春夏秋冬と46億年後の星空に包まれるスペシャル連動企画――『詩のプラネタリウム』が東京で期間限定上映されます。満天の星が輝く夜空に、最果タヒさんの詩が朗読に合わせて浮かんでは消えていく。夜空に瞬く詩を味わう、全く新しいプラネタリウム体験です。

本プラネタリウムと新著『星がすべて』のデザインを手掛けたのは、長年、最果タヒさんの著書の装丁や詩の展示構成を多数担当してきたグラフィックデザイナーの佐々木俊さん。詩の言葉とグラフィックデザインの幸福な邂逅から、たぐいまれな作品が誕生しました。
◆ 最果タヒさんからのメッセージ
星が好きです。
星にきれいだと思った瞬間の、あの感覚が、私の感情の始まりのようにも思える。何かを見て「美しい」と感じたとき、人は、自分の感情をまっすぐに見据えて、そうして、矢に乗せて飛ばすように、その気持ちを当たり前に世界に対して貫いているように思います。「美しい」って疑いようがないから。「美しい」って私の心100%のものだけど、でもそれでも、疑いようがないから。そんな時間が人生にある限り、人は、誰かに理屈として説明できない感情、たとえば孤独や愛情や悲しみを、まっすぐに瞳の光として宿らせることができる。私はそう思っています。「美しい」と感じた記憶は、心の揺らぐことのない芯として、いつまでもきらめいている。私にとって、それは星で、星座で、月で。だから、星の本が作りたかったです。こうして本が作れて、嬉しいです。よかったら読んでみてください。
◆ 最果タヒ✕プラネタリウム『詩のプラネタリウム』上映概要
【日時】2025年10月3日(金) ~11月3日(月・祝)
【上映館】コニカミノルタプラネタリウム天空 in 東京スカイツリータウン®
【詳細】 https://planetarium.konicaminolta.jp/program/poems?rl=250807_tosh_poems
◆ 著者プロフィール
最果タヒ(さいはて・たひ)
詩人。1986年生まれ。2004年よりインターネット上で詩作をはじめ、翌年より「現代詩手帖」の新人作品欄に投稿をはじめる。2006年、現代詩手帖賞受賞。2007年、第一詩集『グッドモーニング』を刊行。同作で中原中也賞を受賞。以後の詩集に、『死んでしまう系のぼくらに』(現代詩花椿賞)、『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(2017年、石井裕也監督により映画化)、『愛の縫い目はここ』、『不死身のつもりの流れ星』、『落雷はすべてキス』、『恋と誤解された夕焼け』(萩原朔太郎賞)など。小説作品に『十代に共感する奴はみんな嘘つき』、『恋の収穫期』、エッセイ集に『「好き」の因数分解』、『きみを愛ちゃん』などがある。
◆ 書誌情報
出版社:株式会社 文藝春秋
書 名:『星がすべて』
著 者:最果タヒ
判 型:四六判並製カバー装 152ページ
発売日:2025年10月3日
定 価:1650円(税込)
ISBN:978-4163920283
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