【開催報告】倉敷国家石油ガス備蓄基地における国家備蓄石油ガス放出訓練の実施について
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:髙原 一郎)は、2023年12月14日、国から委託を受けて管理している倉敷国家石油ガス備蓄基地(岡山県倉敷市、以下「倉敷基地」)において、陸上出荷を想定した国家備蓄石油ガスの放出訓練を実施しました。
本訓練は、国内の石油ガス供給途絶や災害発生等の緊急時を想定し、国が備蓄する石油ガス(以下「国備ガス」)を倉敷基地の地下岩盤貯槽から、ENEOS株式会社水島製油所へ放出するもので、JOGMECが主催し操業会社であるENEOS株式会社が実施主体となって、プロパンガス約400トンの放出訓練を実施しました。
実施にあたっては、訓練従事者の役割分担の明確化を行うと共に、ウェアラブルカメラを活用して、監視操作システムモニター画面や訓練風景等を、倉敷基地とJOGMEC本部がオンタイムで共有し、より現実感のある訓練に努めました。
当日は訓練従事者の意識も高く、各種作業手順や関連機器設備の作動確認等も本番さながらに実施し、無事に訓練を終えることができました。
JOGMECは、今回の訓練を通じて、緊急時対応の体制が十分に整備されていることを確認しました。引き続き、緊急時の対応を万全なものとしてまいります。
【倉敷国家石油ガス備蓄基地の概要】
倉敷基地は、石油ガス備蓄では本邦初となる水封式地下岩盤タンク方式を採用しています。国家石油備蓄ガスの受け入れは、2017年3月に完了、貯蔵容量約40万トンは、一つのタンクとしては世界最大規模となっています。
■放出訓練の様子
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https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00160.html?mid=pr231221
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