メディアでも話題の渡部潤一氏著『賢治と「星」を見る』増刷出来!!
9月21日は宮沢賢治没後90年忌日
宮沢賢治没後90年に味わう、賢治のプラネタリウム!
宮沢賢治の作品と彼の人生を“天文学”を手がかりに読み解いていく『賢治と「星」を見る』の販売が伸びています。書店からの注文やネット書店での予約も好調で、発売日の8月25日を待たずに増刷が決定。増刷分の出荷も始まりました。
発売直後には、「毎日新聞」やWEB「好書好日」での著者インタビューのほか、新聞各紙で書評や「話題の本」として取り上げられています。今後も次々とメディアで紹介される予定です。
装画は花松あゆみさん、装幀は坂川朱音さんが担当。カバーだけでなく表紙や扉のデザインも好評です。
賢治文学愛好家や天文ファンには新たな気づきをもたらし、宮沢賢治の世界に初めて触れる方にとっては、恰好の入門書となる一冊です。
2023年9月21日は宮沢賢治没後90年の命日。ぜひこの機会に、今までと違った切り口から、宮沢賢治作品を味わってみませんか。
著者の渡部潤一さんよりコメントもいただきました。
この本は、賢治の作品に描かれた天体の記述を読み解きながら、読者といっしょに彼の人生をたどる旅をするつもりで書きました。ぜひ賢治ファンや、少しでも賢治の作品に触れたことがあったり、感動したことがあったりする人には、彼の人生まで踏み込んで知ってほしいと思います。さらには、天文にも興味をもっていただけたらたいへん嬉しいです。
内容
旅のはじめに
第一章 賢治の生きた時代へ
石っこ賢さん/理科少年と星空/中学生の賢治が見上げた星/詩歌への目覚め/文学と天文/さそりの赤い眼/星に見つめられて/賢治の信じる心/親友、保阪嘉内/傷心/帰郷
第二章 教師、宮沢賢治の星空
月夜のでんしんばしら/東岩手火山/かしはばやしの夜/烏の北斗七星/シグナルとシグナレス/雪渡り/水仙月の四日/よだかの星/永訣の朝/青森挽歌/冬と銀河ステーション
第三章 賢治、大地に根ざす
草野心平との出会い/心平への手紙/迷い道の苦悩/教職との決別/嘉内の影を追って/羅須地人協会の設立/大地と向きあう/理想を追いもとめて/理想と現実/揺れる思い/運命のいたずら
第四章 ふたたび石に向きあう
志を同じくする人との出会い/生きる意欲/ビジネスマン、宮沢賢治の誕生/猛烈社員の手帳/遺書をしたためて/雨ニモマケズ手帳/グスコーブドリの伝記
第五章 そして、宇宙へ
星座早見/幻想の世界への旅立ち/カムパネルラとの旅/天の野原/りんどうの花/はくちょう座/プリオシン海岸/鳥たちの星/アルビレオの観測所/四次元空間/わし座/神の国へ/幻想空間のりんご/からす座からくじゃく座へ/いるか座/ジョバンニと賢治/インディアン座/ふたご座/さそり座/ケンタウルス座/南十字星/天の川の向こう/石炭袋/もうひとつの「銀河鉄道の夜」、すばるの謎/カムパネルラとの別れ/現実世界の悲しみ/賢治、宇宙へ
旅の終わりに――あとがきにかえて
著者情報
渡部潤一(ワタナベ・ジュンイチ)
天文学者、理学博士。東京大学、東京大学大学院を経て、東京大学東京天文台に入台。ハワイ大学研究員となり、すばる望遠鏡建設推進の一翼を担う。2006年に国際天文学連合の惑星定義委員として準惑星という新しいカテゴリーを誕生させ、冥王星をその座に据えるなど世界的に活躍。自然科学研究機構国立天文台副台長を経て、現在は、同天文台上席教授。総合研究大学院大学教授、国際天文学連合(IAU)副会長を務める。1960年福島県生まれ。日本文藝家協会会員。
商品情報
書名:賢治と「星」を見る
著者:渡部潤一
発売日:2023年8月25日
仕様:四六判並製
ページ数:256ページ
定価:1,815円(税込)
ISBN:978-4-14-081944-9
NHK出版ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819442023.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140819448
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/17552348/
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