E217系デジタルトレインの再現による鉄道古物販売に向けた需要調査（実証実験）

○東日本旅客鉄道株式会社（本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:深澤 祐二、以下 JR東日本）と株式会社JR東日本商事（本社:東京都渋谷区、代表取締役社長: 井上 晋一、以下 JR東日本商事）、KDDI株式会社（本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:髙橋 誠、以下 KDDI）は2024年2月14日から、デジタル空間にE217系の鉄道車両内を再現し、座席やつり革などの鉄道古物販売に向けた需要調査のための実証実験（以下、本実証）を行います。 ○本実証により、デジタル技術による鉄道古物販売等の有用性やサービス内容について検証します。本実証は、JR東日本主催のWaaS共創コンソーシアム※1の実証活動の取組みの一つです。

（※1）WaaS共創コンソーシアムはWell-beingな社会の実現に向けて、移動×空間価値の向上を目指すコンソーシアムです。

　　　【URL: https://www.jreast.co.jp/jrewcc/ 】

１．概要

　・本実証では、E235系に順次置き換わっている横須賀・総武快速線E217系電車をスキャンし、3Dモデル化により車両内をデジタル空間上に再現します。KDDIの実店舗の空間を再現したバーチャル店舗で、最新の展示を見てショッピングができる「αU place」※2で使われている技術により、鉄道車両の迅速なモデル構築およびデジタル空間の公開を実現しています。今後デジタル空間における鉄道古物販売が実現した際はJR東日本商事が現在展開している鉄道古物販売の仕組みを活用いたします。

　・利用者は、JRE MALLからデジタル空間にアクセスし、車両の内部を自由に移動しながら関心のある部品を指定することができます。

再現されたE217系車両のデジタル空間 （イメージ）

　・デジタル空間においてコメントを書き込める機能も実装し、他の人とのコメント共有や、より細かいニーズをコメントできます。また他の人のコメントを参考に、部品を指定することもできます。この機能により、鉄道古物の需要をより詳細に調査でき、今までにはなかった新しい部品を購入できる機会の提供を目指します。

　（※2）実店舗を空間再現したバーチャル店舗「αU place」を提供開始

　（https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2023/10/24/7034.html）

横須賀・総武快速線E217系

２．コンテンツについて
（1）利用期間

　2024年2月14日（水）～2024年2月22日（木）

（2）利用方法
・下記URLにスマートフォンでアクセスすると、デジタル空間に再現したE217系車両内をご覧いただけます。

https://www.jreastmall.com/shop/e/e100092/

デジタル空間で車内を移動する際の操作及びコメント登録（イメージ）

  ・体験後にデジタル空間の環境や操作性などに関するアンケートがあり、ご回答いただいた先着100名様に鉄道グッズショップTRAINIART JRE MALL店※3で使える1,000円OFFクーポン※4をプレゼントいたします。アンケートはデジタル空間内の退出マークをタップの上、ご回答ください。

　（※3）TRAINIART JRE MALL店はJRE MALL内にある鉄道グッズの取り扱い通販サイトです。

　【URL: https://www.jreastmall.com/shop/c/c01/ 】

　（※4）アンケート回答完了後の画面にクーポンコードの記載がございます。お買い物時にご使用ください。

　　　　  クーポンは税込2,000円以上のお買い物でご利用頂けます。有効期限は2024年3月31日までです。

　　　　  お一人様1回までご利用頂けます。ご利用にはJRE MALLへの会員登録が必要です。

３．検証と今後の展開について

　本実証において、デジタル技術による鉄道古物販売等の有用性やサービス内容について検証し、デジタル空間上での鉄道古物の事前予約販売機能なども検討していきます。