中央アフリカ共和国 中学校襲撃で教員3人が犠牲に【報道参考資料】

「子どもと学校の保護を」ユニセフ訴え 

公益財団法人日本ユニセフ協会

中央アフリカ共和国の国内避難民が身を寄せるキャンプで、本を読む女の子(14歳(本文と直接の関係はありません) © UNICEF_UNI190222_Bindra中央アフリカ共和国の国内避難民が身を寄せるキャンプで、本を読む女の子(14歳(本文と直接の関係はありません) © UNICEF_UNI190222_Bindra

※本信はユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が編集・翻訳したものです。
※本信の原文は、http://www.unicef.org/media/media_92915.html からご覧いただけます。
※本信に関連する画像・映像は、http://weshare.unicef.org/Package/2AM4080HW02Z からダウンロードいただけます。

【2016年10月13日 バンギ(中央アフリカ共和国)発】

中央アフリカ共和国の教育省は、10月12日、カガ・バンドロ(Kaga-Bandoro)において、研修を受けていた教員3名と地域教育センター長が殺害され、父母会の副会長も犠牲になったことを発表しました。

ユニセフ(国際連合児童基金)に寄せられた目撃者情報によると、武装した男たちが、教員への研修が実施されている中学校を襲撃しました。この研修は、ユニセフによる中央アフリカ共和国の教育システム強化のためのプログラムの一環で、EUの資金提供を受け、パートナー団体であるNGOのInter SOSと協力して実施しているものです。

「男たちは、一般市民に対して受け入れ難い暴力をふるいました。避難民すらも攻撃の対象となっています」とユニセフ・中央アフリカ共和国事務所代表モハメド・マリック・フォールは語りました。「私たちは、中央アフリカ共和国の子どもたちの教育のために日夜努力してきた教員たちが攻撃の対象となった、このような事態に大きな衝撃を受けて、悲しみを感じています」

カガ・バンドロ市では、この数カ月間、複数の暴力事件が起きており、人道支援団体も攻撃や犯罪行為の対象となり、スタッフや活動の縮小を余儀なくされていました。また9月19日に予定されていた学校の新年度の開始は、治安上の問題から延期されていました。

中央アフリカ共和国全土で、多くの学校が備品などの略奪に遭い、武装グループによる占拠や支配下にあるために、数千人の子どもたちが教育の機会を奪われています。

「学校や教育施設は、決していかなる武装グループの攻撃対象になってはなりません」とフォールは強調しました。「全ての子どもたちは安全な学校で教育を受ける権利があり、当然のことながら、生徒たちの教育者であり指導者である教員たちにも同じ安全の確保が必要なのです」

ユニセフは、学校に対する攻撃が国際人道法の深刻な違反であることを改めて強調すると同時に、全ての紛争当事者に国際法を順守し、教育施設への攻撃を中止するよう要求します。

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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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会社概要

URL
http://www.unicef.or.jp
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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