個室型ワークスペース「CocoDesk」編
「移動中の駅ナカで仕事ができれば、会社に戻らず自宅に帰れるのに…」
そんなお客様の声にもお応えするため、東京メトロでは2016年から、より便利に地下鉄をご利用いただけるよう駅構内にワークスペースを設置しています。
移動中の時間を有効に活用でき、ご好評をいただいています。一方「座って仕事に取り組みたい」「周囲を気にせず集中できる環境も欲しい」といった声もいただき、より快適性・セキュリティ性を高めた個室型ワークスペースの必要性を認識しました。
エキナカワークスペースの実証実験を経て、新しいワークスタイルの創出に向けた「働く場所の提供」を検討する中で、富士ゼロックス(株)と考えが合致し、共創による事業検討を開始しました。両社の得意とする領域を出し合って、個室型ワークスペースサービスの開始に向けた取組みを進めることとなりました。
◎CocoDesk開発ヒストリー
2018年6月から富士ゼロックス(株)と共同で、駅構内での個室型ワークスペースの実証実験を開始しました。 実証実験にご参加された方へのアンケートでは「駅構内にある利便性」「安心のセキュリティ空間であること」に高い評価をいただきました。一方、実証実験時は天井の無いブースであったため、「周囲の音が気になる」「暑い」といったご意見も多くいただいたことから、ブースに天井とエアコンを設置いたしました。設置にあたっては駅構内という制約から、消火設備が必要となることや、エアコンの排水の問題など、様々な課題がありましたが、天井に消火設備を併設する、エアコンの排水は蒸発させる手法をとるなどして一つ一つ解決していきました。
実証実験開始時のワークスペース
実証実験での検証結果を基に、より快適に過ごしていただくため、遮音性を高める吸音材の設置や、ブース内の照明やデザイン等にも改善と工夫を重ねていき、現在のブースが完成しました。
東京メトロでは「CocoDesk」を、3月末までに26駅46台を設置予定です。駅構内でのご利用ニーズを踏まえ、今後も駅構内での設置を進めてまいります。
ご利用のお客様からは、室内空間の快適さについて、高いご満足をいただいています。遮音性が高く、空調も完備した一人用のブースで、オンライン会議も可能でテレワーク等に適しており「駅をビジネス・生活空間の一部」として、より便利に快適にご利用いただく事ができます。お仕事以外の場面でも、例えばオンライン外国語レッスンの受講、資格試験に向けた学習等に集中できる環境として最適です。
◎CocoDeskの新型コロナウイルス感染防止対策の取組み
東京メトロでは、ウィズコロナ・ポストコロナにおいてもお客様に選ばれる鉄道会社となるため、3つのキーワード、「安心な空間」「パーソナライズド」「デジタル」に基づく施策に取組んでいます。
より「安心な空間」の提供を目指し、「CocoDesk」は様々な新型コロナウイルス感染防止対策を実施しています。
・ブース内の換気扇による自動換気の実施
・換気時間の確保のため、利用前後15分間は予約をブロック
・全ブースに抗菌コーティングを実施
・紫外線照射装置をブース内に順次設置(紫外線の照射は営業時間外に実施)
◎CocoDeskを利用するには
「CocoDesk」は専用Webサイト(https://www.fujixerox.co.jp/solution/menu/cocodesk)より会員登録を行う事でご利用できます。また、「CocoDesk」は、都内のオフィスビル等にも設置されており、同じ登録情報で東京メトロでも駅構内以外でもご利用できます。設置場所については、専用Webサイトからご確認いただけます。
◎CocoDesk設置状況
これまで東京メトロでは「CocoDesk」を19駅35台を設置していましたが、2月2日より順次設置拡大し3月末までに26駅46台を設置予定です。
東京メトロでは、今後も東京メトロ駅構内への「CocoDesk」設置を進めるとともに、お客様の多様な働き方に寄り添い、「駅をビジネス・生活空間の一部」として、より便利に快適にご利用いただけるような様々な取組みを検討してまいります。
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