TIS、メジャーアップデートした与信管理ソリューション「SCORE LINK Ver.10」を提供開始

AI活用で、財務情報登録業務を自動化し生産性向上を実現

TISインテックグループ

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下:TIS)は、AIを活用して決算書や確定申告書などの財務情報登録入力オペレーションを自動化し、生産性向上を実現した与信管理ソリューション「SCORE LINK Ver.10」を提供することを発表します。
TISの「SCORE LINK」は、1998年の提供より金融機関を中心に300社以上の企業での導入実績を持ち、銀行、信用金庫、信用保証協会などで取引先の財務情報登録業務の効率化、事務作業の軽減、審査業務の標準化などを支援してきた与信管理ソリューションです。

今回メジャーアップデートした「SCORE LINK Ver.10」では、AIによる財務情報登録オペレーション業務自動化・読み取り帳票(勘定科目内訳明細書)の拡張などの機能を強化し、さらなる業務改善によるコスト削減を実現しました。また決算書などの財務情報以外にも、法人税申告書などの税務申告書や、事業計画書、ESG報告書など複雑性が高い非定型の帳票群、金融機関内の各種申請書や依頼書を自動登録することが可能になりました。

<「SCORE LINK Ver.10」による業務プロセスビフォーアフター >

「SCORE LINK Ver.10」を活用することで、これまで手動対応だった「帳票振り分け作業」や「登録エリアの指定・選択」「登録補正処理」などがAIで自動化され、業務に要していた時間を5~8割程度(※)短縮することが可能となります。

※当社比、SCORE LINK Ver.9以前をご利用の時間と比較した場合

TISでは「SCORE LINK Ver.10」を、すでに「SCORE LINK」を導入している金融機関や企業を中心とした100社への導入と、紙帳票を取り扱う企業に向けたデジタルトランスフォーメーションの支援を通じた関連事業として3年で30億円規模の売上を目指します。

■背景
新型コロナウイルス感染症の影響などで中小企業の資金ニーズが高まる中、政府や行政より各種支援策が講じられていますが、これらの対応には即時性が求められ、金融機関は融資判断・審査の業務効率化への取り組みが必要とされています。
しかし、企業が決算書類を作成する会計ソフトにより提出される帳票フォーマットが異なるため、多くの金融機関では登録業務が煩雑になり多大な時間を費やしています。また、融資審査における手書きの帳票が未だに多く存在し、手書きの文字を高い精度で効率的にデータ化するAI技術の活用も注目されています。

 

そこでTISでは、AIを活用して決算書や確定申告書などの財務情報登録入力オペレーションを自動化する「SCORE LINK Ver.10」を提供します。

■「SCORE LINK Ver.10」について
本サービスの特長は以下です。
1)AIによる帳票自動認識(帳票種別自動判定、表検出、項目検出)
AIが帳票タイトル、位置と項目の種別を自動的に判断し、OCRすべき箇所を自動認識します。
これにより、非定型帳票に対する登録前処理が削減できます。

2)高度なOCRと補正
AIによって自動認識された帳票は、OCRによってデータ化されると同時に、財務諸表の勘定科目における細かな差異などを補正します。
業務知識が伴う科目修正等補正業務がシステム化されることにより、事務処理の負担を軽減します。

3)財務諸表登録業務以外への適用
金融機関や企業では、財務諸表登録以外にもさまざまな紙帳票を取り扱い、人為的なオペレーションで登録業務を行っていますが、本サービスで「申請書」や「依頼書」「契約書」「申込書」など、定型・非定型の紙帳票識別・読み取りが可能になります。

 

4)読取帳票の拡張
これまでは、法人決算書5帳票と個人事業主確定申告書が読み取りの対象でした。「SCORE LINK Ver.10」では、各種の勘定科目内訳明細書も読み取りが可能になり、財務諸表の入力業務の効率が大きく向上しました。また、あらゆる会計ソフトで作成された帳票も読み取り可能となりました。

<対象帳票種別一覧>

<サービス提供開始日>
2020年6月10日

「SCORE LINK Ver.10」の詳細は以下URLをご参照下さい。
https://www.tis.jp/service_solution/yoshin/

■「SCORE LINK」について
「SCORE LINK」は、財務諸表入力業務や財務診断業務を支援する与信管理ソリューションです。財務登録業務の効率化、事務作業の軽減、審査業務の標準化、紙資料の授受廃止によるペーパーレス化、セキュリティリスクの軽減、取引先とのコミュニケーション強化などを実現します。1997年の提供開始から、銀行、信用金庫、信用保証協会などの金融機関を中心に300以上の企業に導入実績があります。詳細は以下URLをご参照ください。http://www.tis.jp/service_solution/yoshin/


TIS株式会社について(http://www.tis.co.jp/
TISインテックグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型の IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。

 TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ社員約2万人が一体となって、強みを活かし、国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客様のビジネスを支えるITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして、未来の景色に鮮やかな彩りをつけていきます。

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※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。

【本件に関するお問合わせ先】
TIS株式会社 サービス事業統括本部 デジタルトランスフォーメーション営業企画ユニット
デジタルトランスフォーメーション第1営業部  SCORE LINK担当
TEL:03-5337-4275 E-mail:scorelink@ml.tis.co.jp

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会社概要

TIS株式会社

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月