宮城県東松島市の防災体験施設キボッチャで『防災士育成研修』を初開催
―“企業型ワーケーション”で被災地への誘客をめざします―
1.取組みの背景と目的
防災士とは、「防災に関する知識と実践力を身につけた、防災リーダーとなりえる人」に対して、NPO法人日本防災士機構が認定する資格で、近年、全国各地で相次ぐ災害から命を守るため、特に東日本大震災以降、注目されている資格です。NTTExCパートナーは、日本防災士機構から認証を受け、2004年から毎年、首都圏や大阪などで防災士育成研修を開講しています。
本取組みは、東日本大震災から12年が経過し、被害状況の風化や伝承が課題となる中、業務として防災士資格を取得するために受講する方が多い本研修を、被災地で開講するものです。これにより、研修を企業型ワーケーションの文脈でとらえ、業務の一環で防災士資格を取得しようとする方に、被災地を訪れる機会を提供するとともに、現地で震災の爪痕や語り部の話などに触れ、防災に関する研修効果を高めることが期待されています。また、全国から受講者を広く募集することで、被災地東松島市を訪れるきっかけを作り、誘客効果による地域の活性化をめざすものです。防災士育成研修を東日本大震災の被災施設であるキボッチャで開講するのは、初めての取組みです。
2.主な取組み事項
(1) 被災地開催専用の防災士育成研修ランディングページの開設
(2) 防災士育成研修の東松島市キボッチャでの開講
(3) 防災士育成研修における語り部(キボッチャ職員)の講師登壇
(4) 遠方参加者向けのキボッチャ施設内における宿泊場所の提供
(5) オプション防災コンテンツ「語り部バス」の実施
※「語り部バス」は、防災士資格取得研修ではなく、ご希望者のみ参加するオプションとなります。
3.今後の見通し
本研修における受講者は、応募者多数により締め切りとさせていただいていますが、来年以降も同会場で開講することで、震災の風化防止や伝承機会の創出、また被災地東松島市への誘客効果の継続的な維持をめざしています。
4.各団体の役割
<主催>
NTTExCパートナー : 防災士育成研修の企画、運営、講師派遣
<開催協力>
貴凛庁 : 研修会場・宿泊場所の提供、語り部の講師登壇、オプション防災コンテンツ(語り部バス)の提供
NTT東日本 : 企画・運営の協力、各パートナーとの調整
<後援>
東松島市 : 各者の調整、企画支援
5.研修開講日
2023年10月19日(木)~2023年10月20日(金)
以上
※ご参考:受講者募集の専用ランディングページ(募集開始:2023/4/1、募集終了:2023/9/11)
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