【医者は絶対書けないがん医療の真実】がん治療のフェイクを見抜き、自分で決断するための50の心得とは?
2020年4月11日(土)発売『やってはいけない がん治療』
- フェイクを見抜き、自分で決断するための心得50
「抗がん剤否定本」ベストセラー作家「近藤誠」医師へ覆面取材!
がん検診、終末期医療、代替医療、抗がん剤・・・がん治療の「ウソ」「ホント」がわかる!
国立がんセンター室長若尾文彦氏、ノーベル賞を受賞した本庶佑氏(京都大学特別教授)など日本を代表する専門家が解説するがん治療の現在!
- 玉石混交の「がん治療」情報から、トンデモ医療を見抜くためには
本書は長年、数多くの専門家や患者・家族へ、取材を行ってきたジャーナリストである著者が、一般の方がどのようにがんと向き合うべきか、自分なりの答えを出す前に、ぜひ知っていただきたいことや誤解されがちな情報について、一冊にまとめたものです。
最先端のがん治療や、一般人が誤解している医療の「真実」を明らかにし、さらに、日本のがん患者に最も大きな影響を与えた医師である「がん放置療法」の近藤誠氏のセカンドオピニオン覆面取材も収録。がん患者やその家族はもとより、毎年がん検診を受ける一般の方まで、現代日本において必読の一冊です。
- 患者として近藤氏に会い真実を知りたい──覆面取材を敢行

手術や放射線治療を受ければ、完治が望めるにもかかわらず、その可能性が断たれてしまう、「がん放置療法」をなぜ患者が支持するのか?どうしても疑問が残ります。私は、消化器系のCT検査で偶然に肺の影が見つかったことから、今回あえて取材ではなく、一人の「患者として」近藤氏に会ってみることにしました。そのほうが、リアルな彼の人間性や、患者への実際の対応を知ることができるからです。 (中略) ──放置した患者が亡くなって、近藤先生に報告がない場合もあるのでは? 「そりゃあ、言い出したらそうだけど。だけど手術して、何かが起きるという人のほうがはるかに多い。あなたの場合は5年で70~80%、生きている確率がね」 ──手術したらどうなりますか? 「がんの手術をしたら、がんが暴れだすということ。(落語家の)三遊亭圓楽がそう。去年(2018年)の今頃、手術して今年の7月には脳転移がでた。手術なんかしなければ、今でも転移していたがんが、おとなしくしていたと思う」 |
(本文より一部抜粋)
- 「高額な自由診療は、標準治療より優れている」という幻想

がん治療の診察を取材していると、「医者の説明を、患者が理解できない」という場面に遭遇することがあります。 象徴的なのは「医療のエビデンス」です。これは、多数の患者が参加した臨床研究の「証拠」と言い換えることができますが、研究手法によって質が大きく違います。「専門家の意見」や「症例報告」のエビデンスレベルが低いのは、「偶然性」や「偏り」、極端な話を言えば「簡単に捏造」できるからです。自由診療のクリニックで「エビデンスがある」と主張しているところもありますが、大半がこのレベルです。つまり医学的にはほとんど意味がありません。 |
(本文より一部抜粋)
<著者プロフィール>
岩澤 倫彦(いわさわ みちひこ)
ジャーナリスト、ドキュメンタリー作家、ノーザンライツ・プロダクション代表
1966年、北海道札幌生まれ。報道番組ディレクターとして救急医療、脳死臓器移植などのテーマに携わり、「血液製剤のC型肝炎ウィルス混入」スクープで新聞協会賞、米・ピーボディ賞を受賞。著書に『バリウム検査は危ない 1000万人のリスクと600億円利権のカラクリ』(小学館)、『やってはいけない歯科治療』(小学館新書)などがある。
<目次>
第1章 近藤誠氏の「がん放置療法」を信じている方へ
第2章 知らないと後悔する「がん治療」の真実
第3章 信じてはいけない「代替療法&都市伝説」
第4章 つい信じてしまう「がんフェイク情報」の共通点
第5章 日本人の9割が知らない「がん終末期医療」の現場
第6章 早期発見できない「がん検診」のカラクリ
第7章 ダメ医者に騙されない「賢いがん患者」術
<刊行概要>
『やってはいけない がん治療』
■発売:2020年4月11日(土)
■定価 :1,200円+税
■発行 :株式会社 世界文化社
https://www.amazon.co.jp/dp/4418204059
※一部書店により発売日が異なります。
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