【大幅アップデート】アジャイル開発のための業務効率化支援SaaS、「agile effect」がDevOps分析機能をリリース
レバレジーズ株式会社が運営するアジャイル開発の可視化と高速化を支援するSaaS「agile effect(アジャイルエフェクト)」は、DevOps分析機能の提供を開始しました。

■「DevOps分析機能」提供の背景
ソフトウェア開発の現場は今、AIエージェントや自動化ツールの急速な普及によって大きな変革期を迎えています。コード生成やテスト支援、レビュー補助など、これまで人が担ってきた開発工程の一部をAIが担うようになり、開発スピードは飛躍的に向上しつつあります。
その一方で、「AIを導入したことでどの工程にどのくらいの効果が表れているのか」「開発上のボトルネックはどこにあるのか」といった問いに答えられない現場も多く、正しく把握することが、経営・現場の双方にとって重要な課題となっています。
こうした状況において、GoogleのDevOps Research and Assessment(DORA)プロジェクトによって提唱されたソフトウェアのデリバリーの健全性を測定するFour Keys指標や、開発工程ごとの所要時間を測定するサイクルタイム指標を可視化することの重要性はこれまで以上に高まっています。
これらを可視化することで、経営・開発現場にとって以下のメリットがあります。
・経営層 - 「AI投資のROI(投資対効果)」を定量的に把握し、次の投資判断を戦略的に下すための材料に。
・現場 - 「コーディング」「コードレビュー」などの各プロセスのどこにボトルネックがあるかを特定し、最適なAIツールの選定・活用や運用改善の指針に。
しかし実際には、DevOps観点でデータを収集・加工して分析を継続することは大きな負担であり、多くの現場で実践が難しい状況がありました。
そこで「agile effect」は、GitHubと連携することでDevOps観点でのメトリクスであるFour Keysおよびサイクルタイムを数クリックで可視化できるようにいたしました。これにより、AIと人が共創する時代にふさわしい継続的な改善とAI活用の加速を支援します。
■アップデートの詳細
今回リリースした DevOps分析機能 では、GitHubと連携することでデータを自動収集し、以下の分析を数クリックで実現できます。
1.「Four Keys分析」機能
4つの開発生産性指標で、ソフトウェアデリバリーの健全性を測定することができます。

・デプロイ頻度 - 新機能や改善がどれだけ頻繁にリリースされているか
・変更のリードタイム - コード変更が環境へ反映されるまでに要した時間
・変更障害率 - リリースに起因して障害が発生した割合
・障害復旧時間 - 障害発生から復旧までにかかった時間
活用方法・メリット
1-1. チームの信頼性向上に
定期的にメトリクスを確認することで、チームは「自分たちの開発がどの程度健全か」を客観的に把握できます。障害率が高ければテスト工程を、リードタイムが長ければデプロイ工程を見直すといった具体的な改善行動に繋がります。さらに、改善効果が数字で見えるため、モチベーション向上や継続的な改善サイクルの実践にも役立ちます。
1-2. 改善活動の優先順位付けに
Four Keysを用いることで、組織全体の弱点を浮き彫りにできます。例えば「リリースは頻繁に行われているが障害発生も多い」といった課題が明確になり、改善施策の優先順位をデータに基づいて設定可能です。さらに、チームごとの数値を比較することで、成果を上げているチームのプラクティスを他チームに横展開し、組織全体の改善を加速できます。
1-3. 経営層の意思決定に
開発スピードや品質を客観的に測定することで、AIや自動化への投資効果を把握し、次の投資判断やリソース配分の最適化に活用できます。また、本指標は国際的に広く活用されている指標であるため、社内外への説明やステークホルダーとの合意形の根拠として説得力を持たせられます。
2.「サイクルタイム分析」機能
タスクが「着手」から「リリース」まで進む過程を分解し、各工程にどのくらいの時間がかかっているかを可視化します。

・コーディング - ソースコードの記述に要した時間
・レビュー待ち - コーディングが完了して、コードレビューが開始されるまでの放置時間
・レビュー修正 - コードレビューで指摘された内容の修正に要した時間
・デプロイ待ち - 完成した成果物の最終確認など、デプロイの準備に要した時間
・デプロイ - 完成した成果物のリリース作業に要した時間
活用方法・メリット
2-1. 開発ボトルネックの特定と改善文化の醸成
例えば、「AIの活用で開発は速くなったがレビュー待ちで停滞している」といった課題を可視化できます。通知フローの整備や運用ルールの見直しなど、具体的な改善に着手しやすくなります。さらに、施策導入前後のデータを比較することで効果を定量的に確認でき、データに基づいた継続的な改善サイクルを回す文化が育まれます。
2-2. 組織マネジメント
複数チームやプロジェクトを横断して比較することで、どの工程に共通の課題が潜んでいるかを把握できます。これにより、組織全体でのプロセス改善の優先度を明確化し、ベストプラクティスを横展開できます。
2-3. 経営判断を支える組織基盤
組織を横断してサイクルタイムを確認することで、開発組織全体の情報連携・投資判断や人的リソース、人員配置を最適化するデータ基盤として活用でき、競争力や顧客への提供価値を高めるための意思決定を促進します。
■ 15日間の無料トライアルを実施
より多くのお客様に、生産性の向上を感じていただくため、無料トライアルをご用意しております。自動で課金が発生することも、契約期間の縛りもありません。詳しくは、サービスサイトをご覧ください。
▶︎https://lp.agile-effect.com/
■ 法人お問合せ先
・電話番号:050-5784-9744
・メールアドレス:agile-effect-admin@leverages.jp
■ 「agile effect」について(https://lp.agile-effect.com)
「agile effect」は、タスク管理ツール(現状対応できているのは、「Asana」「Jira」「GitHub」「Notion」になります)と連携し、アジャイル開発の可視化・改善を支援するSaaSです。アジャイル開発に必要なメトリクスを可視化することで、チームの生産性向上と開発者体験の改善をサポートしています。
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