デザイン誌『アイデア』誌上で開催された、架空のポスター展が実現!『アイデア』386号刊行記念展覧会@神保町・The White
2018年の開催で28回を迎えた、チェコのグラフィックデザイン・ビエンナーレ「ブルノ国際グラフィックデザイン・ビエンナーレ」が、2020年以降の開催中止を余儀なくされています。
本展では、ビエンナーレの続行を目指して企画されたデザイン誌『アイデア』誌上での架空のビエンナーレ「第29回ブルノ国際グラフィックデザイン・ビエンナーレ 2020」のために各国のグラフィックデザイナーより集められたポスター作品を展示紹介します。
ブルノ・ビエンナーレは1960年代にチェコスロバキアの都市ブルノで始まった展覧会で、冷戦体制下のアーティストやデザイナーが自由な表現や権利、国際的な評価の場を求めるなかで誕生したものです。
1964年に国立モラヴィア・ギャラリーによって創設・主催されて以来、拡張するグラフィックデザインという分野や、視覚文化とその重要性に関連した、展示、会議、関係プログラムを行う国際舞台として認知されてきました。
しかし、主催のモラヴィア・ギャラリーは、2020年以降のビエンナーレの開催中止を決定し、これまでビエンナーレに関わってきた欧州のグラフィックデザイナーたちを中心にその是非が問われています。
1953年の創刊以来、国際的なグラフィックデザインの動向を取り上げてきたデザイン誌『アイデア』(誠文堂新光社)では、2016年度のキュレーターを務めたデザイナーのラディム・ペスコと、同展の招集デザイナーであったデザインチームåbäkeの2組からの呼びかけにより、今年6月に刊行した、『アイデア』最新号(No. 386)にて世界各国のデザイナー26組より寄稿された全28点のポスターを掲載、ビエンナーレの置かれた状況を提示しました。本展では、誌面では見開きにまたがっての掲載となった各作品をポスターとして展示するとともに、今後のブルノ・ビエンナーレやデザイン・ビエンナーレの在り方を考える場としていきます。
▼イベント詳細ページ
http://www.idea-mag.com/event/what-about-29th-brno/
● 本企画に賛同した26組のグラフィックデザイナー・アーティストがポスターを寄稿
ヨーロッパやアジアで活躍するグラフィックデザイナー・アーティストにあわせて、日本からは、美術・建築系の書籍や展覧会の広報グラフィックなど、先鋭的かつ柔軟なアプローチでデザインワークを展開する秋山伸と、「キユーピーハーフ」の広告のディレクションなどで知られる服部一成という豪華デザイナー陣が参加。
【ポスター寄稿デザイナー】
Radim Peško, åbäke, Sulki & Min, David Pons & Lissana Jouret, Bibliomania: Alexandru Balgiu & Olivier Lebrun, Zak Group, Tamara Maletic / Linked by Air, アーロン・ニエ, Laura Pappa &Elisabeth Klement, Noviki: Katarzyna Nestorowicz & Marcin Nowicki, 秋山伸, Alice Gavin & Valentin Bigel at Groupe CCC, Alyssia Lou, LPPL, Katja Gretzinger, In the shade of a tree: Sophie Demay & Maël Fournier-Comte, Jon Sueda & chris hamamoto, Jean-Claude Chianale, ナ・キム, 服部一成, Mevis & van Deursen, Betsy Bickle, Pinar&Viola, Wayne Daly & Shumon Basar, Dan Eatock, Ryan Gander with Zbigniew Zuławski
▼寄稿デザイナー略歴
http://www.idea-mag.com/column/29th-brno-biennial-bio/
● 会期中には、デザインと展示をめぐるトークイベントを開催
《 オープニングトーク 》ブルノ・ビエンナーレのこれまで
2018年までのブルノ・ビエンナーレのあゆみを振り返りつつ、2016年度のビエンナーレにて展示企画を行ったåbäkeのメンバーと、日本より企画に参加した室賀清徳氏、イエン・ライナム氏にその取り組みについてお話しをうかがいます。
登壇予定:åbäke(本展参加デザイナー)、室賀清徳(編集者)、イエン・ライナム(デザイナー)
日程:7月30日(火)
時間:19:00-20:30(開場18:30)
会場:The White
参加料:1,500円(定員20名、事前予約制)
《 クロージングトーク 》2つのビエンナーレから考える「グラフィックデザイナーと展覧会」
本展のもととなった「第29回ブルノ国際グラフィックデザイン・ビエンナーレ 2020」を掲載した『アイデア』386号では、昨年11月にアラブ首長国連邦で開催された中東初のデザイン・ビエンナーレ「フィクラ・グラフィック・デザイン・ビエンナーレ」を特集しました。企画編集を担当した後藤哲也氏による同ビエンナーレのレポートを出発点に、ブルノ・ビエンナーレへの参加をはじめ、グラフィック関連の展示活動に精力的に取り組むデザイナーの秋山伸氏を交え、「グラフィックデザイナーと展覧会」について考えます。
登壇予定:秋山伸(本展参加デザイナー)、後藤哲也(デザイナー)
日程:8月28日(水)
時間:19:00-20:30(開場18:30)
会場:The White
参加料:1,500円(定員20名、事前予約制)
▼参加予約:会場メールアドレス宛に申し込みください。
mail@sawadaikuhisa.com(イベント名、お名前、お電話番号、参加人数をご記載ください)
【イベント概要】
イベント名:どうなる? 第29回ブルノ国際グラフィックデザイン・ビエンナーレ 2020
会期:7月30日(火)-8月29日(木)
毎週日曜・月曜休み、8月11日(日)-8月18日(日)お盆休み
時間:13:00-19:00(7/30、8/28・29は18:00まで)
会場:The White(東京都千代田区猿楽町2-2-1 #202)
http://www.the-white-jp.com
入場無料
主催:アイデア編集部
企画:ラディム・ペスコ、åbäke、ソフィー・デデレン、アイデア編集部
協力:The White、Frans Maserel Centre、RONDADE
特別協力:イワン・ダート(Frans Maserel Centre)
【イベントに関するお問い合わせ先】
誠文堂新光社アイデア編集部(担当:西)
E-mail:info@idea-mag.com
TEL:03-5805-7763
【書籍概要】
『アイデア』No.386
仕 様:A4変判、208ページ
定 価:本体2,829円+税
2019年6月10日(月)発売
公式サイト:http://www.idea-mag.com/
【書籍のご購入はこちら】
紀伊國屋書店:https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-04-4910014290792
楽天ブックス:https://books.rakuten.co.jp/rb/15927814/?l-id=search-c-item-img-01
ヨドバシ.com:https://www.yodobashi.com/product/100000009003147889/
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B07RR74MZM
honto:https://honto.jp/netstore/pd-magazine_29692575.html
オムニ7:https://7net.omni7.jp/detail/1212643545
【書籍に関するお問い合わせ先】
株式会社 誠文堂新光社
〒113-0033 東京都文京区本郷3-3-11
ホームページ:http://www.seibundo-shinkosha.net/
フェイスブック:https://www.facebook.com/seibundoshinkosha/
ツイッター:https://twitter.com/seibundo_hanbai
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像